2025年6月の記事一覧
令和7年6月23日(月)の給食 ~沖縄慰霊の日・おはなし給食~
【献立】牛乳 くあじゅうしい 豚肉の角煮 ふーちゃんぷるー 冷凍パイン
今日は「沖縄慰霊の日」。今から80年前の太平洋戦争で、沖縄での組織的な戦闘が終わったとされている日ですこれにちなんで、沖縄県の郷土料理の献立です。
角切りの豚バラ肉は釜で焼き、塩麴をまぶしてから、軟らかくゆで調味料で煮込みました。味がしっかり染み込み、脂身まで軟らかく仕上がりました
この煮汁を、くあじゅうしいの具の味付けに使用しました。くあじゅうしいとは、沖縄の炊き込みご飯です。細切り昆布、ちくわ、ハム、人参を炒めて角煮の煮汁で煮つけました。豚肉のうまみと昆布のうまみがよく出ていました。
ふーちゃんぷるーには、車麩を使いました。給食では、卵は完全加熱しないといけないので、卵の一部は車麩に染み込ませ、残りの卵は炒り卵にして作りました。大量調理ならではの工夫です
給食時は、「美味しい」と言って完食する子と、いろいろな具材が混ざった見た目が苦手な子、ちくわが苦手という子など、反応はさまざまでした。沖縄料理や麩を初めて食べる子も多くいたようです。給食を通して、地域にある様々な料理を知ってもらいたいと思います
給食放送では、図書委員さんが『シェフでいこうぜ!』(国土社)という本を読み聞かせしてくれました。小学生の主人公が沖縄料理作りを通して、父親のふるさと、沖縄への愛や思い出、歴史を知っていくお話です。