2021年9月の記事一覧
10月1日以降の教育活動について
保護者、生徒の皆様へ
10月1日以降の教育活動について
埼玉県に発令されていた緊急事態宣言が解除となることに伴い、10月1日以降の本校の教育活動については以下のとおりとします。 ※10月1日が金曜日のため、実際の施行は10月4日(月)からとします。
はじめに
緊急事態宣言は解除となりますが、新型コロナウイルスがなくなったわけではなく、有効な特効薬が開発、普及されたわけでもありません。第~波などとよく言われますが、これは新型コロナウイルス側の勢いを表すものではなく、私達人間側の気の緩みに伴う感染者の増減を表していることに他なりません。学校は、引き続き気を引き締めて感染拡大の防止に努めてまいります。その上で教育活動を前に進めますので、保護者の皆様、そして生徒のみなさんの協力をお願いします。
飯沼中学校では、引き続き【4つの合い言葉】を意識して生活します
【4つの合い言葉】①マスク、②換気、③手指の消毒、④ソーシャルディスタンス
〇登下校について
・通常通り8時20分に出席確認をします
・健康観察カードは、各教室にて担任に提出します
・10月12日の中間テスト以降制服で登下校します(それまではジャージ、体操着)
・完全下校時刻は通常通りとします
〇日課については、すべて通常通りで学校生活を進めます
〇休み時間や昼休みは「4つの合い言葉」を特に意識して過ごしましょう
〇部活動について
・朝練習は、中間テストに係る諸活動停止期間の終了日までなしとします
・放課後及び土、日の活動は、本校の活動方針をふまえ、各部の計画に沿って行います(平日1日以上及び土日1日以上の休養日を設け、週当たり4日以内の活動日数とします。また、平日1時間半以内、土日3時間程度以内の活動時間とします(昼食を挟む活動はしません)
・休憩、給水時の行動については、4つの合い言葉を特に意識すること
・今後の社会情勢を鑑み、従前の活動に戻す場合は、追って連絡します
以上、ご不明な点がございましたら教頭までお問い合わせください。(9月29日 校長)
緊急事態宣言解除が決定
緊急事態宣言が9月30日をもって解除となることが決定しました。一時は、東京の一日の新規感染者数が5000人を超えた日もありました。その頃の緊張感はもうなくなっていますね。しかし、第~波という言葉の意味は、ウイルスの勢いを示しているのではなく、人々の緊張感や油断の様子を示しているものに他なりません。その証拠に、波は季節に関係なく3~4ヶ月の周期で来ます。経済活動や学校の教育活動なども止めてばかりではいられないので、この様なことの繰り返しになっているのです。しかし、ここで大きく気がゆるめば、12月または1月頃に第6波が来るのではないでしょうか…。そうなれば、2年生のスキー教室も3年生の修学旅行の代替行事の遠足?も中止にせざるを得ません。緊急事態宣言が解除されたからといって、人類が新型コロナウイルスに勝利したわけではないのです。従って、10月1日以降も、本校の4つの合い言葉を意識して、引き続き気を引き締めて過ごしましょう。なお、10月1日以降の学校生活の在り方については、教育委員会等の指示を待ち、早急にお知らせいたします。
今日の午後は、生徒にタブレットを持ち帰らせ、各家庭から一斉にGoogle meetで自分のクラスに接続する検証を行いました。飯沼中の規模ならば、全家庭と一斉につながることができるということが実証されました。協力してくれた生徒のみなさん、ありがとうございました。(9月28日 校長)
9月27日
シルバーウイークもあっという間に終わってしまいましたね。秋も深まり、10月はもうすぐそこまで来ています。何をするにも良い季節である秋を大いに満喫しましょう。今日から保健室の先生の教育実習生が3名、本校に実習に来ます。どうぞよろしくお願いします。なお、本日の5校時の学活は、全学年全クラスともに中間テストに向けた学習計画表づくりを行っていました。保護者の皆様におかれましては、お子様の作った計画表をよくご覧になっていただき、がんばっていたら褒め、さぼっていたり、悩んだりしているようなときは、適切な指導をお願いします。(9月27日 校長)
第53回日本PTA関東ブロック研究大会 埼玉大会
下記の日程で実施されます。
スマートフォン等でもご視聴いただけますので、ご覧ください。
子供は大人の鏡…
気持ちの良い秋晴れの一日でした。2学期が始まってもうすぐ1ヶ月が過ぎようとしています。分散登校から一斉登校へと変わってから2週間が経ちました。毎日約370人の生徒と30人の教職員が学校で過ごしています。当然ですが、日々、色々なことがあります。目を細めて嬉しい気持ちになることもたくさんありますし、その逆もあります。まだ13歳~15歳という発達段階を考えてみれば、今を精一杯生き、成長している中学生は、がんばったことが成果や結果につながることもありますが、なかなか思い通りにはいかないこともあります。失敗もたくさんします。ここで、校長という立場で、学校で過ごす生徒や教員たちを客観的に見ていると、「子供は大人の鏡」ということがよく分かります。毎年クラス替えを行い新しいメンバーとなっても、わずか2、3ケ月のうちに、クラスの雰囲気は必ず担任のカラーになります。朝、授業、給食など様々な場面で、教室を見て回っていると、教室に入った瞬間、「あー、○○先生の学級だぁ」と思います。ご家庭でも同じです。子供は親の言う通りには育ちません。そうではなく、親のやる通りに育っていきます。きれいごとを並べて、こうしなさいと説いても子供の心にその言葉は入りません。毎日家族のために一生懸命働いているにもかかわらず、さらに家事もこなし、家族を思いやる言動をする…。その後ろ姿に子供は親の指導を素直に受け入れるのです。保護者が家でゴロゴロしているだけなのに、子供には勉強しろと言っても…ですよね。「子供は大人の鏡」、教師も保護者の皆様もこの言葉を胸に、子供たちに範を示し、自信を持って指導にあたりましょう。(9月24日 校長)
徒然草から学ぶ
昨夜は中秋の名月でしたね。私も自宅から何度か外に出て月を見上げました。月は時間と共に方角が変わり、雲が少しかかったり、雲が取れてきれいな満月が見えたりと様々に変化をしていました。見え方の変化する月を見ながら、吉田兼好(よしだけんこう)の書いた徒然草(つれづれぐさ)の一節を思い浮かべました。1年生はこの後、国語の古典の授業で習います。2、3年生は覚えているでしょう。次のような一説です。
花は盛りに月は隈(くま)なきをのみ見るものかは
(桜の花は満開の時だけ、月は満月の時だけに見るものだろうか?(いやそうではない)) 『徒然草』第137段
花の盛りや満月ばかりが美なのではなく、雨や雲のために見えない月を思うこと、花びらが散った庭にも別の美があると訴える兼好。男女の恋でさえも、恋の終わったつらさや、長い夜に遠くにいる恋人を思うことも恋の情緒だと言っているのです。この句について、国語の授業ではどのようなことを学ぶのかは分かりませんが、私が勝手に解釈し、みなさんに伝えたいことは、ものごとは様々な見方や考え方があり、ベストと思えることが必ずしも最良とは限らない。また、事実は変わらないが受け止め方はいくらでも変えられるということ。昨夜、私が初めに見上げた月は、雲のかかった月でした。あーダメかぁと思った次の瞬間、雲のかかる月もきれいじゃないかと吉田兼好の逆転の発想を思い浮かべたのである。今の社会情勢にしても同様で、悪いことばかりではない。見方を変えれば、新型コロナウイルスの影響で進んだこともたくさんある。学校では一人一台タブレット端末が用意されたことがその筆頭にあげられるであろう。昨年の3年生もあらゆる行事が中止となったが、それでも明るく元気に過ごし、立派な姿と美しい涙で卒業していった。今年の飯中生も見方や考え方を柔軟にして前を向き、心を開きがんばっていこうじゃないか。(9月22日 校長)
秋は夕暮れ
3連休はゆっくりできましたか。季節はすっかり秋ですね。朝晩は涼しくて気持ちがよく、昼間は晴れた日でも空気がカラッとさわやかで過ごしやすくなりました。今日は中秋の名月(ちゅうしゅうのめいげつ)と言って、秋の名物の1つ、一年で一番満月がきれいな日とされています。昔から日本では、秋の夜を楽しむという文化が築かれてきました。平安時代に清少納言が書いた「枕草子」では、「秋は夕暮れ」と、秋は夜が一番風情があると言っています。今から千年も前に生きた人々も、秋の夜に涼しく吹く風の音や、静かな夜を楽しませてくれる虫の鳴き声に特別な思いを抱いていたことが分かります。私達が生きる現代は、豊かで便利な生活ができますが、同時に季節を感じ、感謝する心などが失われつつあるように思います。中秋の名月である今日を機会に、自分の身の回りを、目をこらし、耳を傾け、五感を研ぎ澄まして観察してみましょう。きっと、季節の変化を敏感に感じることができ、平安時代の人々と同じように、日々の生活を本当の意味で楽しむ豊かな心を取り戻すことができるはずです。今夜は美しい満月を観ることができることを祈ります。(9月21日 校長)
シルバーウィーク
一週間お疲れ様でした。2学期の一斉登校が今週から始まりましたね。全員揃っての学校生活はどうでしたか?仲間と共に学び、語り、汗を流すことは、やっぱり楽しく充実したものだったでしょう。また同時に、まだ体が慣れていないので、少し疲れたのではないでしょうか。明日からはシルバーウィークですね。ちょうど良いタイミングで3連休があり、その後は飛び石の休日がありますね。中学生として無駄に過ごすことのないようにしましょう。もう小さな子供ではないのだから、好きなゲームばかりをしているようでは、しっかりと勉強や部活動に取り組んだ人に差をつけられてしまいますよ。さて、シルバーウイークには祝日が2日ありますが、ちゃんと認識してますか…。祝日というのは、「国民の祝日に関する法律」というものに定められています。それぞれの祝日には意味があり、国民みんなでその意義を考えて過ごすことが大切です。ネット等で一度、この法律を調べてみてください。今年、9月20日は敬老の日です。長年にわたり社会に尽してきていただいたお年寄りを敬い(うやまい)、長寿(ちょうじゅ)を祝う日です。みなさんのおじいちゃん、おばあちゃんはもちろん、地域にお住いのお年寄りの方々にこの日をきっかけに、あいさつをしたり、力仕事を手伝ったりできるといいですね。次に9月23日は秋分の日です。祖先を敬い、なくなった人々をしのぶ日です。秋分の日を含む一週間を一般的に、お彼岸(おひがん)といい、お墓参りなどをする人も多いですね。この秋の2日の祝日は、家族や親戚と過ごしたり、ご先祖様を敬い、感謝しながら過ごしたりすることが大切ですね。まずは中学生としてよく考えて、充実した3連休にしましょう。そしてまた元気に学校で会いましょう。(9月17日 校長)
大人になれなかった弟たちへ
先日、このブログで「命は何よりも大切」ということを書きました。昨日、いつものように教室の様子を観て回っていると、1年生は国語の授業で、「大人になれなかった弟たちに」という作品を学習していました。作者は俳優であり作家でもあり、私が子供の頃に焼肉のたれのCMに出ていた、米倉斉加年さんという人です。内容は、戦争中の作者自身の体験を書いたものです。作者が国民学校(現在の小学校)4年生だったときに弟ヒロユキが生まれる。父は戦争に行き不在であった。戦争が激しくなり空襲を受け、防空壕(ぼうくうごう)で毎晩暮らす生活の中で、日本は食料が不足し、作者の母は、自分が食べる分を作者に与えていたが、満足に食べない為に母は母乳が出なくなってしまった。乳児であるヒロユキは乳を飲むしかないにも関わらず、時々にしか配給されないヒロユキの為のミルクを、甘いものが欲しい作者は盗み飲みしてしまう。そんな作者を母は叱ることはなかった。さらに空襲がひどくなり母は疎開を決心する。疎開先でも食べるものと交換に持っていた着物を出さねばならず、やがて着物も無くなり、そしてヒロユキは栄養失調で亡くなる。母はヒロユキが死んだ際にも気丈に振る舞い、涙を見せなかったが、ヒロユキを小さな棺に入れるとき、棺が小さすぎてヒロユキの亡骸が納まらなかった。母は、ヒロユキがほとんど乳を飲むことができなかったにも関わらず、「大きくなっていたんだね」と言い、それまで決して涙を見せなかった母が初めて泣いた。終戦の約半月前のことだった。という内容である。2、3年生も国語の授業で学習したことを覚えているだろう。この作品を国語の授業とは違う観点で私は君達に考えてもらいたい。生きたくても生きることのできなかった小さな弟、戦争で食べるものがなく、お腹をすかし、ミルクを盗み飲んでしまった幼少の作者を、母親は責めることなどできなかったであろうこと。そして、子を思う悲しいまでの親の愛。私たちは、平和で豊かな時代に生まれ育ったことの幸せを噛みしめ、命ある限り感謝の心を忘れずに精一杯生きなければならないということを強く言いたい。飯中生はみな賢くて優しい、いい子たちばかりだ。たまには失敗もするけれど、失敗を糧にまたより良く成長していってほしい。今日はこのブログのシリーズのタイトル「大人になる」とは真逆のタイトルの作品を通して、みんなに考えてもらいました。ありがとう、元気出していきましょう。(9月16日 校長)
大人になる No47
【 こんな生徒はいませんか…君の勉強法は大丈夫? 】
3年生は今日、東部地区学力テストを行いました。東部地区の15市町の3年生が受験するので、その成績は、高校入試に向けての参考になるものです。さて、3年生に限ったことではありませんが、次のような生徒はいないでしょうか…。
テレビやゲームばかりで勉強をちっともしない…という訳ではなく、日頃から授業中は真面目にノートをとり、宿題はきちんとやり、週に2日ほど塾にも通っている。試験前にはそれなりに計画も立てて準備をしている。ところが成績は上がるどころか3年生になってからはジワジワと下がってきている!…そんなAさんが、担任の先生に相談に行きました。
Aさん:…という訳なんです。勉強は一応それなりにしているんです。でも、ちっとも効果が現われないんです…
先生 :勉強の成果というのはすぐには現れないからねぇ。
Aさん:やっぱり私、頭が悪いんでしょうか!?
先生 :いやいや、すぐそんなふうに考えちゃダメだよ。ふだんはどんな勉強をしているの?
Aさん:普段は宿題と英語の予習程度です。やりとり帳を書いて、宿題をして、英語の新しい単語を全部ノートに書いて意味を調べていると夜遅くなっちゃって…。でも、週に2日は塾に行ってます。
先生 :英語と数学だっけ?
Aさん:はい。
先生 :どんな塾なの?
Aさん:宿題がけっこうたくさん出て、それを何とかやって行きます。その答え合わせをしながら説明もしてくれるんですけど、量が多いし塾の先生はしゃべるのが速くて付いていくのが精一杯って感じなんです。でも、なんとか黒板は全部写してます。
先生 :ふ一ん、そうなんだ…。で、試験前の勉強はどんなやり方をしているの?
Aさん:授業中に書いたノートを見ながら「まとめノート」を作っています。色ペンとかも使って、ポイントをきれいにまとめています。
先生 :それで、試験に間に合うの?
Aさん:テストの前の日にやっとまとめ終わる…っていう感じです。先生、私、試験勉強をしている時は、けっこう頭に入っているなぁって思ってて、でも問題用紙が配られると、いきなり頭の中が真っ白ってことがよくあるんですけど…。
先生 :なるほど。Aさん、君の勉強の仕方の問題点がわかってきたぞ…
さて、生徒諸君!このAさんの勉強方法で改善すべき点は何だと思いますか…。まずは自分で、次に友達と考えてみてください。自分(たち)なりの答えが持てたら担任の先生や教科等の先生に聞いてみましょう。そして、自分の勉強方法で改善すべき点はないかを定期的に見つめ直すきっかけにしてみましょう。(9月15日 校長)
大人になる No46
ニュースを見聞きした生徒もいると思います、東京の小学6年生の児童が尊い命を自ら断ってしまったそうです。真実はこれから徐々に明らかになって行くのでしょうが、ニュースの内容を見る限り、学校で配られたタブレットでのいじめが原因と報じられています。自ら命を絶ってしまった児童はどんなに辛かったことか。文章では表現しきれません。そして、児童のご家族はどんな思いでいるのか、考えただけで胸が苦しくなります。この件で私は、2つのことを諸君に強く言いたい。
1つめとして、自ら命を断つことは絶対にしてはいけない。辛かったら誰かに助けを求めてほしい。先生、友達、家族、カウンセラー、誰でもいいから話をしてください、頼ってください。この世でたった1つの命、それはかけがえのない大切なもの。生きたくても生きれずに病気で亡くなる人もいる。76年前、国や家族など大切なもののために戦争で命を落とした兵隊さんもいた。死んでしまった者は二度と帰ってはこない。残された者の悲しみが薄れることはない。私達は命ある限り、精一杯生きなければならないのです。学校に来ることが辛いのならば、来なくても構わない。とにかく命を最優先に考えなさい。だから修学旅行も新人戦も合唱祭もすべて中止にしたのだ。私もはじめ迷いはあったが、命より大切なものはない、という原点に返って考えたとき、もう何の迷いもありませんでした。時計を戻せても判断が変わることはありません。1つめ、自ら命を断ってはいけない。
2つめ、心にブレーキを持ち、行動をコントロールすることができるようになりなさい。これまで何度もSNSの使い方を指導されてきましたよね。その時その場では分かっても、時と場が変わればすぐに忘れ、不適切な使い方をしたり、いじめに加担したりしてしまう。先日も、2年生の家庭科の授業で、夏休みのお弁当作りの報告会を行っていたところ、分散登校で自宅からリモートでつながっていた生徒達がチャットを使って次々に文字で意見や感想を寄せたそうだ。便利な機能で、はじめ感心していたそうだが、途中、一人の生徒から報告内容をばかにするような発言が出たとたん、多くの生徒が一斉に次から次へと中傷に加担するコメントを寄せたそうだ。家庭科担当の先生から、その時その場で指導を受け、生徒たちはSNSの怖さを実感として気づかされ、反省していたと聞いた。私は今回のニュースを知ったとき、家庭科の先生から聞いたことを思い出し、ハッとさせられた。本校の生徒達は、暴力のいじめはしないだろう、しかし、言葉や態度で心を傷つける暴力は、いつ起こってもおかしくない状況だ。心のブレーキの定期点検を忘れてはいけない。(9月14日 校長)
学校は嬉しいところ
学校はいろんな人がいて嬉しい
学校はいろんなことがあって嬉しい
学校はやっぱり嬉しいところ
今日からまた、みんなで楽しく過ごします。感染には気をつけてね。(9月13日 校長)
生徒のワクチン接種について
本校では、生徒のワクチン接種について出欠席の管理上、担任はワクチン接種を行ったかどうかを知る必要があります(出席停止とします)。また、理科室前の掲示板には、「細菌とウィルスの違いとワクチンについて」という内容の掲示物があります。養護教諭や保健体育科の教員は、保健教育として「ワクチンとは何か」について指導をします。保健体育の授業や部活動の指導をはじめ、全教職員は教育活動を行う上で、生徒の健康観察をする責務があり、発熱をはじめとする体調不良の生徒に対し、ワクチン接種直後の副反応なのかどうかを本人に確認する必要もあります。巷のニュースでは、ワクチン接種の有無について生徒に尋ねたことに対し、いじめや差別を助長する可能性があると報じられていますが、本校では、ワクチンの接種は、インフルエンザワクチンと同様、あくまでも個人の判断に基づくものであり、ワクチン接種を済ませた生徒、予約中の生徒、予約がまだできていない生徒、御家族または本人の考えに基づき接種しない生徒、それぞれの者がおり、「そのどれもが正しい判断である」という指導をこれまでも、そしてこれからもしていきます。従いまして、生徒のワクチン接種の有無について、会話で取り上げることをタブー視するような対応はしません。(9月11日 校長)
分散登校最終日(Bグループ)
久しぶりに気持ちの良い秋晴れとなりました。空気も秋を感じさせるものでした。いよいよ今日で分散登校が終わります。土、日で体や心を整え、月曜日から元気に登校しましょう。ここで生徒のみなさんにお願いがあります。来週から登校時間が8時10分~8時40分になります。なぜそのような時間設定にしたかは、昨日のブログを読んでわかると思います。分散登校は終わりになりますが、新型コロナウイルスはまだ解決したわけではないのです。分散登校の時と同じように、昇降口前のピロティで朝の健康チェックを行います。しかし、その場所が密になっては元も子もありません。そこで、8時10分から8時40分の間で、生徒が集中することのないようにしたいのです。特にみなさん学校が好きなようで、8時10分から8時15分くらいの時間帯が一番混みます。中学生の君達に、各学年1組は8時10分、2組は8時20分、…と決めるのはどうかと考えます。8時40分が出席確認なのですから、8時20分とか8時30分に校門を通過すればよいのです。車とは違い、道路が渋滞することはないのですから、何時に家を出れば何時に学校に着くのかは分かりますよね。登校時間の分散に期待します。(9月10日 校長)
分散登校最終日(Aグループ)
本日、Aグループの分散登校が最終日となります。Bグループは明日の登校が最終日ですね。何十年も先の将来、「中学生の時、コロナウイルスの影響で、クラスの半分ずつ登校したことがあったなぁ」と懐かしむ日が来るのでしょうね。でも、今は大変だよね!がまんもいっぱいした、さみしい思い、残念な思いもたくさんした。そのことについては、本当にみんなよくがんばって耐えているなと思います。明るさを失わず、元気に過ごす君達に先生方も励まされ、可愛い生徒たちのために何とかこの危機を乗り越えようとがんばってくれています。いよいよ今日が分散登校の最終日で、来週からはまた、みんなで楽しく学校で過ごすことができます。楽しみですね!ただし、ニュースを見て知っているとは思いますが、緊急事態宣言は9月いっぱいまで延長される予定です。新型コロナウイルスは決して収まってはいません。気を抜けば、2、3ケ月後にまた感染者が増え、緊急事態宣言、分散登校、最悪ならば休校になってもおかしくない状況です。そこで、来週からの学校生活について、このブログの1つ前に掲載しましたので、必ず目を通しておくこと。(9月9日 校長)
9月13日(月)以降の教育活動について
本日でAグループの分散登校が終わりになります。明日10日(金)でBグループも最終日となります。ここまでよくがんばり、がまんもしましたね。また、手前味噌になりますが、本校教職員もとてもよくがんばりました。今回の緊急事態宣言や分散登校をきっかけに、タブレットパソコンを使った朝の会や授業などのやり方をよく研修し、チャレンジしたと思います。ここぞという時に一致団結するチームワークには、頭の下がる思いがしました。さて、分散登校は今週で終わりますが、緊急事態宣言は、9月30日まで延長される予定です。そこで、春日部市教育委員会の指導に基づき、来週13日以降、当面の教育活動を以下のように実施しますので、ご理解とご協力のほどお願いします。
【登下校について】
体調不良者のチェックを可能な限り正確に実施し、学校内でのクラスターの発生を防止する観点から、昇降口にて健康観察カードの点検をします。その際、ご家庭での検温との整合性を図るため、改めて検温を実施します。また、分散登校が終了し、一斉登校となるため、生徒の登校時間帯を広げ、昇降口付近の密を防ぐことを目的として、出席確認の時間を8時40分とします。つきましては、生徒の登校時間を8時10分~8時40分としますので、ご家庭におかれましても、お子様の登校時間の分散にご協力をお願いします。なお、登下校時の服装はジャージ、体操着でお願いします。
【部活動について】
運動部のいわゆる新人戦はすべて中止となりました。駅伝競走大会につきましては、実施の予定で準備を進めますが、新型コロナウイルスの影響で、中止となる可能性もあります。また、朝練習につきましては、上記、生徒登校時の健康観察を正確に期するため、緊急事態宣言発令中は停止とします。また平日放課後の練習は、準備、片付けを含めて90分以内の活動とします。土、日は3時間以内とします。活動日数は週2日とします。
【合唱祭について】
緊急事態宣言発令中は、各教科の学習活動の中で、感染リスクの高い活動は行わないよう文科省、県教委、市教委から指導を受けています。具体的には、グループでの実験や話し合い活動、調理実習、合唱その他があげられます。現在少なくとも9月30日まで緊急事態宣言の発令が延長される予定であること、また、合唱祭はその活動の性質上、日々の学級内でのパート練習など感染のリスクが非常に高い活動であることを鑑み、今年度の合唱祭は中止とします。学校行事は教育的価値が高く、思い出に残る活動であることは重々承知しているところではございますが、大切なお子様の命、お子様と生活を共にするご家族の命、健康、安全には代えられないと校長が判断をいたしました。
以上3点につきまして、ご理解とご協力のほどお願いいたします。なお、ご不明な点がございましたら、本校教頭までお問い合わせください。(9月9日 校長)
大人になる No45
【 童話ウサギとカメから自分を見つめてみよう 】
♪もしもし、かめよ、かめさんよ~ で始まる歌や童話。あまりにも有名ですね。幼い子供たちに、ひたむきに一生懸命努力すれば最後に夢はかなうということを教えている話ですね。今日は歌詞をよく考えてみましょう。まずはウサギ、ウサギの敗因は、相手を見ながら行動していたところにあります。競走中に自分が相手よりリードしていたからといって、昼寝をしてしまう。自分と相手との差だけを見て行動しているのです。さらに、相手との実力差を慢心(いい気になり、おごり高ぶること)に変えてしまっています。この心情は「♪どうしてそんなにのろいのかぁ~」の部分に表れていますね。謙虚さがなくなった時、勝負はおのずとついてしまうのです。 次にカメの勝因は、コツコツと努力を続けたことが何よりも大きな勝因です。自分のゴールが何であるのかを常に見つめながら行動していたのです。自分の出せる力を、精一杯出そう。そんな意識がこのカメの中にあったからこそ、歴史に残る名勝負(?)になったのだと思います。 さて、今の君はウサギとカメのどちらだと思いますか。勉強の成績で、平均点や集団内における順位ばかりに目を奪われていないでしょうか。将来の自分や中学校卒業後という目標を見据えた生活ができていますか。1学期に行った、埼玉県学力学習状況調査の結果が先日返却されましたが、どうでしたか。去年の自分より少しでも進歩していましたか。そうだとすればカメの努力が続いていると考えていいですね。この秋、じっくりと勉強や部活などにおける、自分の目標を決めて努力しましょう。(9月8日 校長)
英語スピーチコンテスト市内予選
今日から分散登校の6時間授業ですね。あと少しのがまんで、またみんなで教室で勉強することができますね。さて、今日は英語弁論大会(スピーチコンテスト)の市内予選会が春日部市教育センター視聴覚ホールで行われました。新型コロナウイルスの影響で、スピーチをする順番の学校だけがホールに入り、終わり次第ホールから出なければならないというさみしいルールでした。しかし、本校の3年生2名は夏休み中から学校で練習を重ね、本日も堂々とした態度で、明るくスピーチをすることができました。とても流ちょうで上手なスピーチだったので、原稿を見なければ、私にはしっかりと理解しながら聞き取ることはできませんでした。ここまでの取り組み、そして今日の立派なスピーチに敬意を表したいと思います。大変すばらしいスピーチでした。お疲れ様でした。(9月7日 校長)
大人になる No44
【 学校に行くことと勉強することは違う 】
今週も分散登校です。寂しい日々ですが嘆いていても仕方ありません。元気を出して、同じ登校日の仲間と楽しく過ごしましょう。さて、リモートで勉強することができる時代に生きている生徒諸君、このままずっと分散登校、極論を言えば、ずっと休校でリモートで毎日勉強する日々でもいいですか…。いいと思う人も嫌だと思う人もそれぞれ自分自身で深く考えなさい。なぜそう思うのですか…。私は、諸君らの圧倒的多数が毎日学校に行くことを望んでいるのだろうと思います。それは、君達にとって仲間と共に過ごすことが、頭と心を健全に成長させるために必要だからです。リモートの技術がどんなに進歩しようと、仲間と共に同じ教室で学ぶことには到底かなうまい。仲間と意見を交流し、仲間から学ぶことも多いだろう、困っている仲間に気づき、そっと教えてあげる…そんな優しい感性を養うことも学校で共に過ごすからこそできることだ。リモート学習中心の学校で過ごした生徒たちが、卒業式で美しい涙を流すのであろうか…。いまここで、学校とは何なのかを共に深く考えよう。そして、私たち一人一人が当事者意識を持って、新型コロナウイルスに向き合い、一日も早く元の生活に戻れるように努めていきましょう。(9月6日 校長)
幸運の女神
西洋のことわざに、「幸運の女神は前髪しかない(後ろ髪はない)」というのがあるのだそうです。幸運の女神を捕まえるためには前髪を掴まなければならない(チャンスはやってきたその時につかまなくてはならない)、通り過ぎてから後ろ髪を捕まえようとしても、髪の毛は生えていないということです。コロナ禍で、辛く悲しい思いをしている日々ではありますが、コロナの影響で得られたことも実はたくさんあるのです。その1つが、文部科学省のいうギガスクール構想。一人一台のタブレットが用意され、生徒たちは今後、休校などの際には、リモートによる学習や、先生、級友、あるいは部員とのミーティングができるようになります。このギガスクール構想は新型コロナウィルスが発生する前から示されていましたが、昨年度コロナによる休校がなければ、あと数年は先に延ばされていたことでしょう。さて、2学期が始まり、分散登校が続いています。今後、新型コロナウィルスの影響で、学級閉鎖等の措置をとることが考えられるため、学校では急ピッチで生徒達にタブレットの使い方を指導しています。今日から、分散登校で登校していない生徒に声をかけ、授業を中継し始めた教科もあります。様子を見ていると、生徒たちの吸収や適応は目を見張るものがあります。また私は職員会議で先生方に、このチャンスを逃すな、苦手な先生も若い先生たちに聞いて覚えなさい。また、失敗してもいいからどんどんタブレットの可能性を探りなさいと指導しています。本校の先生方は、Google MeetやGoogle Foamを覚え、授業はもちろん、リモートによる健康観察、朝の会、部活動のミーティングなど前向きに取り組んでいます。保護者の皆様の中には、職場などで進んだ取り組みをされている方も多いとは思いますが、もし苦手意識を持っていたり、活用の機会がこれまでなかったという方は、お子様と一緒にやってみてください。子供たちに置いて行かれないように私達大人も幸運の女神の前髪を掴みましょう。(9月3日 校長)