2021年8月の記事一覧
2学期始業式(Aグループ)
よく晴れ、残暑の厳しい日となった8月30日、本校第2学期始業式が分散登校のため、半数の生徒が登校して行われました。生徒達は、みなよく日焼けし、引き締まった顔で、少し大人になった感じがしました。久しぶりに級友に会い、ほころんだ顔、しかし、教室には半分の生徒しかいなく、なんとなく違和感のある教室。そんな複雑なスタートでした。今のところ、9月10日まで分散登校を行います。登校する日はもちろんですが、登校しない日も中学生としてよく考え、しっかりと家で生活してください。さあ、一番長い2学期がスタートしました。元気にがんばっていきましょう。(8月30日 校長)
心と体と持ち物を準備をしよう
月曜日からいよいよ2学期が始まります。今日は午前中、美術部の先生と生徒たちが学校の美化活動をしてくれました。暑い中、笑顔で一生懸命掃き掃除をしている姿を見て、とても清々しい気持ちになり2学期のスタートが楽しみになりました。美術部のみなさん、ありがとうございました。他にも部活動に一生懸命汗を流している生徒をたくさん見て元気をもらいました。その人らしい命があふれているのだなと思いました。今君達は心や体、そして頭の成長期です。たくさんの一生懸命を経験してください。2学期が間もなく始まります。まずは、30日、31日に元気に登校してください。(8月27日 校長)
野球部 文部科学大臣杯春日部市内予選で惜敗
夏休みも今日を入れてあと4日。飯沼中の先生方も急ピッチで2学期の準備をしています。また、今日から数日間は、かなり暑くなる予報が出ています。熱中症には十分気をつけて過ごしましょう。さて今日は、野球部が文部科学大臣杯という全国大会までつながる大会の市内予選2回戦に臨みました。いま、市内の中学校の野球部が部員の減少で大変なことになっています。2回戦の相手は、なんと大沼中、大増中、豊春中、緑中の4校の合同チームでした。2チームずつだと片方が9名に満たないため4チーム17名の合同チームでした。よく晴れた牛島球場で中学生たちが白球を追う姿は、まさに青春でした。残念ながら2回戦突破はできませんでしたが、次は秋の新人戦でがんばってほしいものです。(8月26日 校長)
カウントダウン 8月25日(水)
新聞、テレビやネットのニュースでは、夏休みを延長して2学期の開始を遅らせる地区や分散登校についてたくさん報じられていますね。それだけ新型コロナウイルスの変異株は恐ろしいということです。諸君が登校する8月30日(Bグループは31日)以降も、今まで以上に飯沼中4つの合言葉を意識して実行します。命に係わることですので、気を抜いている生徒に対しては、教師が厳しく指導しますので、きちんと意識して生活しなさい。また、緊急事態宣言発令中は、昇降口前のピロティで健康観察カードを点検しますので、当然ですが家庭でしっかりと検温して、健康観察カードに家族の体調も含めて記入して登校すること。2学期のスタートまであと少し。生活のリズム、学習の習慣、検温の実施など夏休み中にリズムが崩れている者は、今日から(明日からではありません)きちんと生活しましょう。(8月25日 校長)
大人になる No42 8月24日(火)
飯沼中学校の生徒諸君、本校のホームページを見ましたか、または保護者への配信メールで内容を聞きましたか。8月30日から始まる2学期ですが、新型コロナウイルスの影響で、昨年度経験したので覚えている生徒も多いと思いますが、分散登校を行います。中学校は小学校と違い、出席番号で奇数と偶数の2つに分け、一日おきに登校します(小学校は登校班すなわち地区を2つに分けます)。学校に来ると当たり前のようにクラスや学年、部活動で友達や先輩、後輩と顔を合わせ、楽しく活動をすることができます。共に過ごし、共に学び、共に汗と涙を流す。そういったことが当たり前にできる場所が小・中学校なのです。その中で友情を知り、思いやりの心を育て、社会のルールを学ぶのです。しかし、分散登校では出席番号により、ずっと会えない仲間が半分いるということだ。こんなに寂しいことはない。学習については、学校側の準備や研修、そしてご家庭の環境の双方が整えば、先生方が二日間同じ授業を行うのではなく、Aグループが登校して授業を受けた内容をその日はBグループが家で聴講し、翌日はA、Bが入れ替わり昨日の内容から進み、次の内容を学習することにしたい。そうすれば、学習の進度が遅れることにはならない。そうなるように学校は準備を進めているので、君達にも協力してほしい。また、3年生にとっては、なんとなく予想はついていたかもしれないが、修学旅行の中止を決定した。ここに至るまで、教育委員会や学校医の先生、PTAの代表の方々、学校評議員という地域にお住まいで学校に意見等様々なお力添えをくださる方々とも相談を重ねました。思いはみな同じで、なんとか生徒達を修学旅行に連れて行くことはできないかと検討を続けてきました。しかし、日を追うごとに新規感染者の数や重症者の数は劇的に増え、埼玉、東京、大阪、京都他多くの都道府県で緊急事態宣言が発令されている状況です。このような状況下で、諸君の命を保護者から預かり、責任をもって安心・安全な修学旅行を行うことはできないと校長の私が判断しました。私も中学時代の楽しかった思い出の1つとして、修学旅行が今も心に残っています。また、教員としても縁あって3年生を担当することが多くあったので、何度も修学旅行には生徒を引率し、京都や奈良の班別行動での生徒たちの生き生きとした楽しそうな表情が脳裏に焼き付いています。しかし、行かせてやりたいという感情論でものごとは進まないということも人生のよい勉強として覚えておきなさい。修学旅行中に君達の誰かが感染し、そのご家族の中に基礎疾患を持つ方やお年寄りがいたら…。人の命はかけがえのないものであり、ガラスを割って弁償するように責任はとれないのです。人生ではダメなものはダメ、あきらめなければならないこともあるのです。どうかわかってほしい。あとは、私がこのブログで何度も言い続けているように、しなやかで柔軟にものごと捉え、前向きな心で次の行動を起こすことが大切なのです。いじけ、ふてくされるのも自分、気持ちを切り替え前向きに楽しく生きるのも自分なのです…。
どんなにすごい雨でも、雲のむこうには青空がある。
どんなに辛くても、嫌でも、逃げずにがんばり続ければ、いつか明るい未来が拓ける。 (8月24日 校長)
体勢を立て直す 8月22日(日)
今年の夏は、オリンピック、パラリンピックで盛り上がっていますね。暗いニュースを吹き飛ばしたいものですね。オリンピックのテレビ番組で、その昔、柔道の選手として公式戦で1度として負けることなく引退した山下 泰裕さん(ロサンゼルスオリンピック金メダリスト、現在は日本オリンピック委員会会長)がインタビューを受けていました。そのインタビューで話していた内容は耳に残ってはいないのですが、彼は以前、引退するときに、「僕は幸いなことに負けることなく引退するわけだが、これから指導者として負ける辛さや苦しさを知らずに引退することはとても心配なことだ」というようなことをおっしゃったことがあり、私の記憶に強く残っています。そうなんです、負けることって大切な事なんです。負けから学ぶことはたくさんあるのです。人生たまには派手に投げ飛ばされて負けたっていいんです。その事が必ず役に立つのですから。投げられまい、投げられまいとするよりも、投げられたときに受け身をとり、すぐ体勢を立て直す。そんな生き方、考え方が大切なのです。試験で失敗した、試合に負けた、新型コロナウイルスの影響で楽しみにしていたことが中止になった…。そんな時にどう受け止め、どう考え、長い人生の次の一歩を踏み出すか…。それこそがその人を成長させ、その後ろ姿がその人の生き様として評価されるのです。さぁ、元気出していこう!(8月22日 校長)
先を見ること 8月21日(土)
賢い人、勉強のできる人、仕事のできる人はみな、常に先を見て考え、行動できる人です。夏休みもあと1週間となりました。過ぎ行く夏を惜しむのではなく、来たるべき秋、来たるべき2学期に思いを馳せ、心と体と頭の準備をしよう。(8月21日 校長)
汗 8月19日(木)
今日は陸上競技部の3年生、石塚怜王さんが茨城県で行われている全国大会の共通男子110mハードルに出場しました。写真につきましては、顧問の先生に撮影をお願いしてありますので、近日中にご紹介します。レースに臨むにあたり、石塚さん本人、ここまで支え続けてくださったご家族、そして暑い日も寒い日も、朝練も午後練も、学校が休みの日もグランドに立ち、陸上競技部の指導にあたってくださった顧問の先生方はどんな思いだったのでしょうか…。学生にとっての陸上競技とは、一瞬のレースのために千日の練習をするという競技なのです。よく晴れた夏の茨城の地で、結果は予選で終わりましたが、彼はハードルを跳び、疾走し、一陣の風となったのです。
また、学校ではたくさんの部が2年生を中心とする新体制でがんばって活動していました。どの部の生徒達もさわやかな汗を流していました。
汗
あなたは流した汗の分だけ
つらい練習に耐えたのだろう
だから汗はしょっぱい
あなたが流した汗の分だけ
感動が伝わってくる
だから汗はキラキラ光っている
あなたが流した汗の分だけ
想いが伝わってくる
汗は言葉と同じだと知った (8月19日 校長)
徳川家康 8月18日(水)
長雨も終わり、今日からまた晴れましたね。暑くなったとはいえ、風もあり、空気は何となく秋を感じるものでした。また、学校や周辺の田んぼには、無数のトンボが元気に飛んでいました。季節はもう秋です。夏休みの終わりが近づいていることを残念に思ったり、焦っている人もいるかもしれませんね。そこで今日はこんな話をします。その昔、徳川家康が幼名を竹千代と言われていた頃、今川義元のもとへ人質に出されていました。今川義元は家来にこう言ったそうです。「人質は甘やかすに限る。わがまま放題に育てよ。そうすれば、その家は、いずれ必ず滅びるであろう」と。しかし、家康の家来達は、今川家のわがまま暮らしを一切はねのけ、厳しく家康を育てました。そして、家康は後に天下人にまでなったのは諸君も知るところですね。今、君達は、わがまま、気まま、楽な方へ楽な方へ自分を向けてはいませんか。また、いつも自分の考えが正しいと思うなど、自分にとって都合のよい考えで行動していませんか。わがままや自分への甘さが身についてしまった者には、いずれ厳しく、君の人生に壁が立ちはだかるであろう。夏休みも残すところ12日、ピリッとせよ。
赤とんぼ、使い切れない空があり
飯中生、使い切れない可能性がある(8月18日 校長)
緊急事態宣言延長 8月17日(火)
埼玉県では緊急事態宣言に係る発令期間の延長が決定しました。これらに伴い、県や市の教育委員会から部活動の活動内容の縮小の通知が来ました。簡単に言うと…、8月31日(社会情勢によって期間の変更はあり得ます)まで、部活動は週に2日まで、練習試合等は原則中止です。詳しい活動内容の変更や活動日の変更につきましては、各部の顧問の先生から聞いてください。今はがまんの時です。こういう時に自分(達)だけは大丈夫、いいんだという考えが起きがちです。しかし、それが現在の一都三県の現状につながっているのです。私達も社会の一員です。社会のみんなで我慢する時は、私達一人一人も我慢するのです。事実や現状は変えられません。しかし、それをどう受け止めるかは人それぞれです。困難なことに直面しても、あきらめたり、投げやりになったりせず、じっくりとよく考え、前向きな気持ちで、体勢を立て直してがんばることのできるしなやかで強い人になってください。(8月17日 校長)
残り2週間 8月16日(月)
朝、学区内をいつものように歩いて回っていると、お寺やお墓から線香の香りがしていました。お盆も終わりなんだなと思いました。学校は今日まで閉庁日です。生徒諸君の夏休みも残り2週間となりました。近い将来、本校から未来へ、そして世界へ打って出る、志(こころざし)ある生徒諸君においては、学習、部活、読書など夏休みならではの活動をトップギアに入れて過ごしてほしいと思います。一方、緊急事態宣言が発令さている埼玉県等では、人流を5割程度減少させ、感染の拡大を防ごうという方針が示されています。不要不急の外出をまずは自粛しましょう。不要不急とは、特に必要ではないこと、今すぐでなくてもよいことです。自粛とは、自ら進んで行動を慎む(つつしむ)ことですね。今は我慢の時なのです。自分や自分の大切な人の命を守ることよりも大切なことはありますか…。あと2週間の夏休み、できる事を考え、それを精一杯やりましょう。(8月16日 校長)
終戦記念日に 8月15日(日)
本日8月15日は終戦記念日です。今年もテレビや新聞で特集が組まれることでしょう。生徒諸君は、戦争について何かを考えたりすることはありますか…。今から76年前の夏、日本は太平洋戦争、第二次世界大戦ともいいますが、戦争をし、そして敗戦となりました。詳しい歴史的な事実につきましては、社会科の歴史で学ぶことと思います。また、小学校や中学校の国語や道徳でも戦争を取り扱った教材を学習し、胸が締めつけられるような悲しい気持ちや、戦争というものがこわいという気持ちを抱いたことも覚えていると思います。今、そして未来を生きる君達に、改めて心に刻んでもらいたいことは、何があろうとも、決して戦争をしてはならないということ。このことは、戦争という大きな事柄についてだけではありません。身の周りの生活の中で、物事の解決のための手段として暴力を使ってはならないということが出発点なのです。どんな理由があっても、相手に暴力を行うことは許されないことだということを心に刻んでください。これからも、8月15日の終戦記念日は、国の為、故郷の為、家族の為に命を落とした兵隊さんをはじめ、戦争で命を失ったすべての方々のご冥福を心からお祈りするとともに、私達がいま、安心して過ごすことのできる豊かで平和な暮らしを作り、命がけで守り抜いてくださった当時の人達へ感謝をする日です。さらに、今そして未来を生きる私達は、二度と戦争を起こさないことを誓い、次の世代の人達にもこのことを伝える責務があることを自覚する日とし、かけがえのない命を大切にすること、日々、精一杯生きることを誓います。(8月15日 校長)
緩んでいないか 8月14日(土)
今日やるべき事を、明日があるからと先延ばしにしてしまうと、その明日もまた明日があるからと先延ばししてしまうことになってしまいませんか…。人は生まれてくるとき、親の何倍もの苦しみの中でがんばり抜いて生まれてくるのだそうだ。苦しみの世の中に苦しい思いをして生まれてきたからこそ、友情のうれしさを知り、思いやりの温かさを感じ、愛の気高さを知るのです。 試験で何点取れたか、試合で勝てたかということも大事なことだけど、どれだけがんばって勉強し、練習し、試合に挑戦し続けたかの方が、諸君の人生の財産になるのです。お盆休みで時間が有り余るほどあるのだろうが、時間の浪費にうつつを抜かすな。(8月14日 校長)
お盆休み 8月13日(金)
今日から世間は、いわゆるお盆休みとなります。生徒諸君の保護者の方の中には、この期間も働いてくださる方がいるかもしれませんね。サービス業や医療従事者の方々など、この期間にも働いてくださる方がいるおかげで社会が成り立っていることに気がつく人でありたいものですね。今年のお盆休みは、昨年同様に新型コロナウイルスの影響でステイホームする人が多いのではないでしょうか。新聞やニュースでよく知っていると思いますが、いま日本(世界)中で新型コロナウイルスが猛威を振るっています。東京や埼玉は緊急事態宣言が発せられ、連日昨年度とはケタ違いの新規感染者や重症者の数が報じられています。諸君は小さな子ではなく、立派な中学生です。家庭の中では、感染防止のための行動のリーダーとなってください。いま我々に求められている行動は、自分の体は自分で守ることです。飯中生の行動に期待します。さて、私は毎年お盆の時期になると、中学2年生の国語の教科書に載っている、「盆土産(ぼんみやげ)」という作品を思い出し、国語の先生に教科書を借りて作品を読みます。3年生諸君は、昨年度習いましたね。2年生は2学期の初め頃に習うはずです。地方に住んでいる家族と離れ、東京に出稼ぎに出ている父親がお盆に帰ってくる。家族が喜ぶ顔を思い描き、お土産を買って…。それを心待ちにする祖母と姉弟。わずか一日半という短い時間だが、家族を思う父親の気持ち、家族みんなで亡くなった母の墓参りをし、また東京での仕事に向かわなければならないため、バス停まで父親を見送る弟の心情…。私もまだ生まれていなかった時代背景の作品だが、毎回読むたびに胸がジーンとし、切ない気持ちになる。「こんな作品を教材として扱えるなんて、なんて国語って素晴らしい教科なのでしょう」と中学校の国語教師である妻が以前言っていた。私は数学の教員であるため、この作品を国語の授業としてどんな指導をするのかは知らないが、ぜひ生徒諸君に今後も忘れずにいてほしいと思う作品です。保護者の皆様もぜひ読んでみてください。(8月13日 校長)
吹奏楽部三送会 8月12日(木)
どの部もそれぞれの時期に三年生を送る会(「引退式」など名称はそれぞれですが)を行っていると思います。吹奏楽部では、先日の吹奏楽コンクール東部地区大会をもって三年生がいわゆる引退となることに伴い、夏休み期間中に三送会を行いました。どの部にあっても1、2年生にとって3年生とは、大人で、技術が上手くて、優しくて、時にこわい、偉大なる先輩という存在なんですよね。そんな先輩方が部活を引退することに後輩達は、戸惑いや不安が大きいものです。でも大丈夫ですよ!2年生を中心にまた日々努力をしていけば、先輩方のように、いや先輩方を越える存在になれますよ。また、そうなることがお世話になった先輩方への恩返しなのです。3年生の生徒諸君については、2年半の部活動お疲れさまでした。新型コロナウイルスの影響で思うように活動できなかった時期もありましたが、笑顔を忘れず元気に活動しているのを見るにつけ、私はいつも救われた思いをし、元気をもらっていました。部活動で得たものはたくさんあったと思います。それらを糧に、今度は飯沼中を卒業後の第一歩のために精一杯の努力をしましょう。君達のことをいつも応援しています。(8月12日 校長)
暦の上ではもう秋 8月11日(水)
昨日は日中、あれほど暑かったのに、夜は驚くほど涼しい風が吹いていました。今朝もさわやかな空気に満ち、地域を1時間半も歩いてしまいました。歩きながら空を見上げると、秋の雲がありました。夏の積乱雲(入道雲)とは違い、空に広く薄い雲が広がっていました。立秋が過ぎ、暦の上ではもう秋ですね。私には季節の変わり目に必ず思い出す言葉があります。昨年度末、市内某中学校の校長職を定年退職された先生がいます。その先生は私の中学校時代の恩師です。私の中学校入学と同時に新任の教師として赴任し、技術の授業を教わりました。その先生が当時の卒業文集にこんな一文を書いていたのを今もはっきりと覚えています。「季節を告げる風よりも早く、次の季節の訪れを感じられる人になれ」というものです。この歳になってもまだ、日々の生活で季節の移り変わりを感じたり、見つけたりしたときに、先生のこの言葉を思い出します。この先生は、そんな素敵な感性を持った人になってほしいという願いがあったのでしょう。私はまだまだその域に達していないなと申し訳なく思います。生徒達にとっての最大の教育環境は、エアコンのある教室でも、一人一台のタブレットでもなく、良い教師との出会いだとつくづく思います。今日から16日まで学校閉庁日です。閉庁日明けからどうやって飯沼中の生徒達や保護者・地域の方々に、この学校でよかった、この先生に教わってよかったと思われる教育活動を展開しようかと誰もいない学校の校長室で、一人物思いにふけっています。(8月11日 校長)
夏休み前半終了 8月10日(火)
40日間ある夏休みも半分が終わりましたね。飯沼中の生徒諸君は1、2年生については、連日部活動に汗を流していますね。日焼けした肌、流す汗…、まさに青春という感じで目を細めて応援しています。3年生のみんなはどうですか?毎日、勉強ですか?夏期講習などに行っているのでしょうか…。自分の進路を切り拓くということは、大変なエネルギーのいることです。ただ、ここで言いたいのは、やみくもに勉強をしていませんか…。なぜ、勉強をするのですか…、なぜ、その高校に行きたいのですか…ということが自分の中で分かっているのかということ。また逆に、あきらめ、言い訳をして逃げ出すこと、志望校のレベルを下げることは簡単です。しかし、それでいいのか…ということ。この連休に私は、埼玉県の誇る偉人である、塙保己一先生と荻野吟子先生の記念館を訪ねてきました(渋沢栄一先生の記念館は何度も行っています)。お二人に共通することは、志(こころざし)を持ち続け、困難に負けずに学問に励んだということ。その先に道が拓けたということです。私もこの歳になり改めて、志を持ち、仕事に打ち込むこと、そのための研鑽(けんさん)に励むことを学ばせていただきました。中学生が勉強するということも、志に裏付けられての勉強でなければ、学力の向上は望めず、むなしい行動に終わってしまいます。今週は、いわゆるお盆休みに入りますね。生徒諸君もこの期間に一度ゆっくりと自分の人生、自分は何者なのかを見つめ、考えてみてほしい。その上で夏休み後半をまた元気にがんばろうではないか。(8月10日 校長)
大人になる No41 報告のできる人に
本日は、76年前、第二次世界大戦の末期に、広島に原爆が投下された日です。戦争により犠牲となられた数多くの御霊に対し、謹んで哀悼の誠をささげます。
暑く、熱い夏の日が続いています。来週はお盆休みを迎えますね。今年は昨年同様、保護者の実家に帰り、親せきなどと会う、いわゆる帰省をする家庭は例年より少ないのでしょうか…。孫(まご)や甥(おい)、姪(めい)の君達に会うことを毎年楽しみにしていることでしょうね。しかし、新型コロナウイルスの影響で、去年の夏も、そして今年の夏も緊急事態宣言等に基づくステイホーム等々、我慢のお盆休みとなりそうです。そこで、君を可愛く思い、大切に思い、どんな時にも応援してくれる方に、この夏の報告をしてみてはどうでしょうか…。特に3年生は部活動が終わり、この夏は、受験に向けて猛勉強の日々を過ごしていることを、電話、ZOOM、葉書や手紙などそれぞれの良さがありますので、手段は何でもよいので、心を込めて、これまでのお礼とさらに今後のがんばりを伝えてください。きっと喜んでくれるはずです。時代がどんなに変わっても、こういったことのできる人でありたいものです。(8月6日 校長)
大人になる No40 ニュースをよく見て! 8月5日(木)
暑い日が続きます。体調を崩してはいませんか。健康第一で乗り切りましょうね。さて、飯沼中の生徒諸君には、今この時だからこそ、よく、よくニュースを見て、正しい情報をもとに適切な行動をとってほしいと思います。いま、テレビやインターネットのニュースは、オリンピック、新型コロナウイルス関連、猛暑、台風などたくさんのことが報じられています。そのどれもが大切なことばかり。中学生として勉強や部活動を一生懸命にやることは大事なことです。また、新聞やテレビなどのニュースをよく見て、今、社会で何が起こっているのかを知ることもとても大切なことなのです。(8月5日 校長)
ある夏の日の午後 8月3日(火)
今週はとにかく暑いですね。いつも朝一番の駅伝練習や午前中の文化部、運動部の様子をブログに掲載していますが、夕方も朝同様に涼しいので、夕方に活動している部もあります。オリンピックの期間も折り返しました。夏休みの期間も半分近くまで来ましたね。生徒諸君の夏休みの益々の充実を期待します。(8月3日 校長)
夏本番! 新型コロナウイルスをぶっ飛ばせ 8月2日(月)
8月になりました。今週は暑くなるそうです。飯中生の夏はとっくに始まり、連日熱く熱く燃えて青春していますね。私も元気をもらっています。いま、世の中は新型コロナウイルスが猛威を振るい、埼玉県でも緊急事態宣言が8月31日まで発令されていますね。しかし、中学生の暑い、熱い夏は止まってはくれない。新型コロナウイルスへの正しい知識を持ち、元気にがんばるのみです。予防に関する正しい知識とは、まさに飯中4つの合い言葉です。この4つをしっかりと意識した行動をとれば(とればですよ!)、学校の教育活動が止まることはありません。今、私が最も心配していることは、家庭内感染です。ご家族が外で感染し、それを家庭という本来最も安心して過ごせる場で家族にうつしてしまうということです。前回の緊急事態宣言のときにも、このブログでお願いしましたが、ご家庭でも飯中4つの合い言葉を実践してください。特に、家の中でもマスクをしましょう。また、家庭内のことに限らず、最も感染のリスクが高まるのは、マスクを外している時間…、すなわち食事の時間なのです。ですから、学校の給食は全員前を向いて、しゃべらずに食べているのです。ご家庭内でも、食事の時間をずらしたり、黙って食べるようお願いします。家族の団らんは食事以外の時間にマスクをしてお願いします。こんなことをお願いすると、暗い気持ちになりがちですが、そうではありません。ご家族の大切な命を守り、中学生にとっての夏、そして2学期に控えている大きな行事に影響することがないようにするための積極的なアクションなのです。先日、本校の学校医さんのところへ養護教諭と共に足を運び、この夏休みと2学期に控えている大きな行事を行うにあたっての、留意点や必要な手立ては何かをご指導いただいてきました。修学旅行では、生徒本人やご家族の皆様にご理解、ご協力いただくことは多々ありますが、本日現在の状況ならば9月15日から3日間、予定通り実施します。埼玉、東京、関西、そして本校の状況が悪化すれば、また別ですので、悪化しないように一人一人が注意をして生活、行動しましょう。(8月2日 校長)
吹奏楽コンクール東部地区大会 8月1日(日)
本日、吹奏楽部の3年生にとって最後の演奏となる、吹奏楽コンクール東部地区大会が羽生市産業文化ホールにて行われました。校長の私も以前から顧問の先生に知らされていたので、とても楽しみにしていました。私は音譜も読めない素人ですが、生徒達と顧問の先生が心を1つにして演奏しているのを観たり、聴いたりすることがとても好きです。先日、本校の体育館にて行われた演奏会もとても素晴らしいものでしたので、今日のコンクールも午前中に学校で仕事をして、昼前には、はやる気持ちを抑えきれずに吹奏楽部の生徒達よりも早く羽生市産業文化ホールへ出発しました。会場は新型コロナウイルスの影響で、非常に厳密な入場制限がかかっていました。ホール内での撮影はもちろん、演奏後の生徒達との接触も禁止されていたので、会場入口の写真だけしか撮れませんでした。山﨑先生の指揮に心を1つにして演奏する生徒たち、その生徒たちの奏でる曲を聴いていると、ジーンとくるものがありました。吹奏楽部の3年生の生徒諸君、ここまでお疲れさまでしたね。去年は新型コロナウイルスの影響で一度も人前で演奏することができませんでしたね。人間生きていれば色々な事がありますね。でも、君達は明るさを失わず、元気にがんばりました。そして、君達は聴いている人の心を豊かに潤す演奏をすることができましたよ。素晴らしい演奏をありがとう。(8月1日 校長)