ほごログ(文化財課ブログ)

タグ:郷土資料館のススメ

【内牧小3年生】すごいから行けば春日部きょう土しりょう館

先日、郷土資料館を見学してくれた内牧小学校の3年生の皆さんから、お礼のポスターをいただきました。ポスターは全部で4枚。郷土資料館で楽しかったこと、思い出に残ったものを絵や文にして、館を紹介してくれました。

たいへん素晴らしいポスターなので、この場で紹介させていただきます。

画像:ポスター1

「びっくりする物ばかり」「とても昔の物までみられる」「むりょうではいれる」そして、オリジナルキャラクターの「うめわかくん」とても上手にかけています。いい味だしています。

「すごいから行けば春日部きょう土しりょう館」は、いいキャッチコピーですね。この記事のタイトルにさせてもらいました。

画像:ポスター2

「きょう土しりょう館へ昔のことをしりに行こう」「昔の道具がもりだくさん」「さわれるものもあるよ」「麦わらぼう子もあるよ」「見てて楽しい」「やっておもしろい」など、資料館のおススメポイントだけでなく、「昔は海もちかくにあったよ」など春日部の昔のことを理解していただいたようですし、「たて穴じゅうきょ」や「春日部しゅくのじおらま」の絵も描いていただきました。春日部に天守閣(お城)はあったかなぁ???

個人的には、「楽しく学べる(ぜったい)」の「(ぜったい)」が気に入りました。楽しく学べるのは郷土資料館だけ、かも!?強調してくれてありがとう!

画像:ポスター3

「れきしがよくわかる」「おもちゃがいっぱい」「昔の物大集合!」と、いろいろな道具や展示物をたくさん描いてくれています。見学では千歯こきの体験をしてもらいましたので、千歯こきが印象にのこったようですね。内牧小の皆さんには、事前のご要望もあり、館内のスタンプを押すスタンプラリーをやってもらいました。これも好評だったようです。そういえば、帰り際に「スタンプ台紙を宝物にします」と話してくれた子がいました。大切にしてくれているかな?

「とっても楽しいよ」「他にもいろいろあるよじっさいに来てみてね」というコメントから、楽しかったことが読み取れます。ニコニコマークもいいですね!

画像:ポスター4

最後のポスターは、日光街道(日光道中)の蔵造りの建物や道しるべを紹介してくれています。見学にいらっしゃる小学校の多くは、資料館の見学とともに、かつての宿場町を散策したり、近くの押絵羽子板工場を見学したりするようです。内牧小の皆さんは春日部大通りを見学したようで「日本のれきしたくさんつまってる日光街道」「道しるべ昔を感じるかすかべ」、日光街道の歴史を感じてくれたみたいです。一方で、けん玉やヨーヨー、竪穴住居の絵も描いてくれています。資料館も楽しかったのかな、とうかがえるポスターです。

学校にかえってから、皆さんでいろいろ調べ、見学したことを振り返ってくれたのかなと、想像しました。一生懸命に作ってくれたことがわかりますし、小学生の皆さんがどんなものに興味をもったのか、よくわかるポスターで、どれもとても素晴らしいです。今後の郷土資料館の告知のヒントにもなりました。ポスター使わせてもらうかもしれません。

内牧小3年生の皆さん、ありがとうございました。ぜひとも、また遊びにきてくださいね!

市の広報誌に #郷土資料館 の特集記事が載りました!

広報かすかべ2022年3月号の2・3面に、特集「「今」を知るために「昔」を知る #学芸員 が教える郷土資料館 のススメ!」が掲載されました。

画像:特集ページ

広報かすかべ3月号 郷土資料館特集ページ

郷土資料館と文化財保護課の学芸員の顔写真入りで、学芸員が推す資料を紹介しています。

それぞれの学芸員のパッションが詰まっている記事になっています。それぞれのパッションは170字程度では語りつくせないのですが、ちょっとむずかしめな専門的な説明をわかりやすく皆さまに届けるため、推敲に推敲を重ね何とか納まりました。170字以上の想いは、今後機会があれば本ブログでお披露目させていただければと思っています。

個々の記事もそうですが、ぜひご注目いただきたいのは、下段の小さな写真。郷土資料館の収蔵庫の様子です。

ご承知の通り、当館の展示室は、それほど広くなく、展示資料も限られていますが、実は、裏方の収蔵庫には、皆さんにまだお披露目したことのない資料が盛りだくさんあります。溢れんばかりの資料で、収蔵庫はぎっしりの様子、目に見えぬ収蔵・保存の現状を知っていただければと思い、写真を載せました。資料の保存に適している中性紙製の資料保存箱が棚いっぱいにつまっている様子お分かりいただけるでしょうか。これだけモノが詰まっているということは、まだ可能性がある。展示室は小さい館ですが、裏に秘めたポテンシャルもあるんですよ。

ともかく、郷土資料館の特集記事を、ぜひご覧あれ。広報誌は郷土資料館でも配布しています。