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校長ブログNo26 交通安全を願い続けて60年

1年生を対象に入学式で配付した交通安全の黄色いワッペン。保護者のみなさんも、もしかしたらこのブログをお読みになっているおじいちゃんもおばあちゃんも小学生の頃つけていた方がいらっしゃるかもしれませんね。

ではここで問題です。「みなさんおなじみの黄色いワッペンですが、今年はスペシャルでいつもと違うことがあります。それは何でしょうか?」

我慢Let’s Thinking Time(ちょっと考えてみてくださいね。)我慢

(答えは後ほど)

この黄色いワッペンが誕生して今年で60年目を迎えるとのことです。60年前といえば1964年(昭和39年)東京オリンピック1964当時、目覚ましい経済成長を遂げていた日本では、自動車が急速に普及。と同時に交通事故による年間の死者が1万人を超える年が続き(ピーク時は1970年(昭和45年)の1万6765人)、「交通戦争」といわれました。子供たちを事故から守ろうという多くの人たちの努力や思いから企業がドライバーの目に付くよう、最初は「黄色い腕章」でしたが、その後ワッペンに変わりました。現在では4社の企業が共同で事業を実施しています。ワッペンに記載してあるとおり傷害保険(保険期間は1年間)がついています。事故がないことを願うばかりですが、万が一、新1年生が登下校中に事故に遭った場合、保険金が支払われる仕組みになっています。(大切に扱いましょう。)

さて、冒頭の問題の答えは...(1年生のみなさんや保護者の方には簡単だったかな?)

ワッペンの裏側にありました!

 

正解は...「ピカチュウ」でした!!  ピッカピカチュウ(花丸大正解!!花丸

60回目となる今年は、記念事業として、「ポケモン」の人気キャラクター「ピカチュウ」がデザインされているのです。全国の新1年生104万人に配られました。交通事故による死者数は減少傾向ですが、年間2000人以下を目標としています。重要5月9日(木)現在、千葉県の交通事故による死者数は、48人。愛知県の49人に次いで全国第2位。(第3位は東京都の47人。)警察庁によると、令和5年の小学1年生の交通事故による死傷者は1612人(内訳:死者4人。重傷107人、軽傷1501人)令和5年の千葉県内の交通事故死者数は127人。全国ワースト5位でした。重要

交通事故はいつどこで遭遇するかわかりません。学校でも繰り返し安全指導を行っていますが、ご家庭や地域の皆さんの見守りのご協力をいただきながら、児童が痛ましい交通事故に遭遇することのないよう願うばかりです。注意警察庁のデータによると5月・6月は小学生が交通事故に遭いやすいとのことです。ちょうど慣れてきた頃に事故が起きやすいからだと言われています。気をつけたいですね。注意

黄色い安全帽子や黄色いワッペンは遠くからでも目立つ色です。お守り代わりになる大切なものです。高学年になると黄色い帽子が恥ずかしいと思い、かぶらなくなる傾向もありますこれからも自分の身を守る黄色い安全帽子(1年生は黄色いワッペンも)の意味を考えて安全意識を高めていけるよう学校でも指導してまいります。ご家庭でもぜひお話をしていただければと思います。

車毎月10日は「交通安全の日」アクション10(アクション・テン)車交通安全協会の方が街頭指導をしてくださいます。朝の道路は、通勤する車がスピードを出して通り過ぎるので左右の確認をしっかりして渡りましょう。

スクールガード(交通安全ボランティア)のみなさん、いつもありがとうございます。毎日、子供が安全に登校できるよう、学校まで一緒に付き添って子供たちの安全を見守ってくださいます。列から離れると危ないので「間をあけないように気をつけようね笑う」「あともう少しだからがんばって歩こうね笑う」など優しく励ましの声をかけてくださいます。