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校長ブログ

校長ブログNo93 歯磨き教室(全学年)

「歯を見せて 笑える今を 未来にも」過去ブログでもお伝えしたことのある、今年度の歯と口の衛生週間(6月4日~6月10日)の標語です。児童にも職員にも意識してもらいたい大切なことなので、期間が過ぎても校内にはポスターを常時掲示しています。

講師用ご案内掲示板には、横芝光町のゆるキャラ「よこぴー」のイラストを入れて。コップと歯ブラシを持ち、ピカピカな歯をめざす「よこぴー」です。

7月1日(月)全学年が横芝光町健康こども課の保健士さんによるブラッシング指導を受けました。

専用の染め出し液(歯垢染色剤)を使い、みがき残しがないか鏡を見ながらチェックしています。

赤く残った部分を赤鉛筆で塗ってみるとこのようになりました。

正しい歯磨きの仕方を実際に歯ブラシを使って確認していきます。前歯は歯ブラシをたてに使って1本1本丁寧に磨くようにすることや、となりの歯との境や奥歯、歯のみぞなども丁寧に磨いていきます。

正しく磨くことができましたね。保健士さんが一人一人確認をしてほめてくれました。

私たちの体は食べたものの栄養でできています。健康に大きく成長するために栄養バランスを考え、よくかんで食べることが大切です。よくかむことで食べ物を消化しやすくなり、栄養も体内に吸収されやすいからです。歯周病や歯肉炎の予防にも気をつけていきましょう。奥歯から順番に1本ずつ丁寧に磨くことで汚れ(歯垢)が落ち、丈夫な歯を育てることにつながります。

歯磨き教室で改めて自分の歯を大切にすることと、正しい歯磨きの仕方について確認することができました。これからも丁寧に1本ずつ磨き、みがき残しがないように気を付けていきたいと思います。ありがとうございました。

 

校長ブログNo91 合言葉は「UITEMATE(ういてまて)」

7月になりニュースでも山開き、川開き、そして海開きと夏休みの訪れと共にレジャーを楽しむ人たちの映像が流れるようになりました。先日、今年の夏、千葉県内で開設されない海水浴場が報じられました。残念ながら、本校学区にある木戸浜海水浴場や近隣の堀川浜や飯岡海水浴場など5か所が該当していました。10年以上前から九十九里浜の砂浜が侵食されている危機的状況ということが理由の1つだということです。

すでに先週末の6月29日(土)・30日(日)には今週6日(土)のオープンを前に近隣の大型レジャープールがプレオープンし、多くの人でにぎわったようです。また、隣の学区にある屋形海水浴場も来週13日(土)に海開きとなり、本格的なシーズンを迎えます。暑くなる時期、プールをはじめ、川・池・沼・用水路・海など水辺に行く機会が多くなります。もうすぐ夏休み。レジャー施設をはじめ、海や川などへ出かけることを楽しみにしている児童も多いようです。

さて、4年生教室では座学による水泳学習が行われていました。画像のスライド資料は教師の自作教材です。「もし用水路に落ちてしまったらどうする?」担任が児童に問いかけます。小学生の頃ザリガニをつかまえたくて用水路に入り目の前にいるザリガニに手を伸ばしたとたん、突然深みにはまってしまった体験談を聞き、児童も緊迫した様子で話を聞きます。

水泳学習も残すところあと1回となりました。水泳学習の中で、いざというときのための水難事故対応として、自分の身を自分で守る意識を高めるための学習を行います。

水泳学習において常時確認するのがバディシステムです。

鉛筆バディシステム鉛筆(文科省『水泳指導と安全』より)

バディシステム バディシステムは、2人1組をつくり、互いに相手の安全を確かめさせる方法で、事故防止のみならず、 学習効果を高めるための手段としても効果的です。 例えば、教師の笛の合図と「バディ」という号令があったとき、互いに片手をつなぎ合わせて挙げさせ点 呼をとる方法があります。

水泳学習は命に関わる危険性があるため、特に安全指導には気を付けて児童が自覚できるよう指導をしています。(プールサイドを走らない、プールに飛び込まない、必ず準備運動を行う、適切な休憩時間と水分補給を心がけるなど)

万が一、海や川、用水路で事故が起きてしまったら。毎年水難事故で取り上げられる「離岸流(りがんりゅう)」についても触れました。海に近い本校は地元以外の人もたくさん訪れます。過去ブログでもお伝えしたように、夏になりサーフィンを楽しんでいる人も増えてきました。

合言葉は「ういてまて」

服を着たまま水に落ちたとき、いかに呼吸できる姿勢を確保し、救助に結びつけるかと考えられたのが「浮いて待て」という方法。 災害の多い日本で起きやすい津波や洪水などの体験から獲得した対処法で、「UITEMATE(ういてまて)」という言葉はそのまま世界でも広がっています。

参考:一般社団法人水難学会HP「UITEMATE(浮いて待て)」のサイトはこちらから

https://uitemate.jp/

 

 

校長ブログNo90 めあて達成!充実した宿泊学習

5年生は1泊2日の行程で千葉県立東金青少年自然の家で宿泊学習を行いました。

到着後入所式を終え、ウォークラリーに出かけました。みんなで力を合わせてコマ図を解読して挑みます。途中苦戦したところもありましたが、無事ゴールできました。

ゴール後、子供たちの手によりピザ生地にトッピングし、専用のピザ窯で所員の方が焼いてくださいました。ご覧のような特大ピザの焼き上がり!格別の味でした!!ペロッと平らげ、午後も楽しく活動が続きました。

一人一人がめあてを達成できたことで順調に活動が進み、予定にはなかった室内でのモルックも楽しむことができました。

2日目の朝、出勤前に子供たちの様子を見に立ち寄ったときは、「昨日はとても楽しかった。今日の活動も楽しみ!!」と元気な様子で安心しました。ごらんのとおり、朝食前に自分たちが使った寝具や使用した場所の清掃や道具の整理整頓、片付けを静かに行っていました。キャンプ用テントのたたみかたもきれいで上手です。

 

残念ながら2日目は朝から雨だったため、カヌー体験は中止となりました。施設の体育館にてチャレンジランキング。めいっぱい体を動かして競っていました。

 1人の力ではできないことも、みんなと協力することで達成できたこと、学校ではできない体験にチャレンジして充実した宿泊学習になりました。東金青少年自然の家の所員の皆さま2日間大変お世話になりありがとうございました。また、保護者の皆様には宿泊学習に際し、準備やお子さまの健康管理等お世話になりありがとうございました。

最後に残念なお知らせです。長いこと千葉県民の皆さんや学校関係に親しまれてきたこの「千葉県立東金青少年自然の家」(1972年4月設置)開所してからすでに52年の歳月が経過しました。そのため、来年度いっぱい(2026年(令和8年)3月)をもって廃所される予定です。私も過去の勤務校も含め子供たちと楽しい思い出がつまった大変お世話になった施設なので残念です。今の4年生の宿泊学習については先日予約を済ませ、東金青少年自然の家で実施の予定ですので、来年もどうぞよろしくお願いいたします。

校長ブログNo89 学校給食メニューの深イイ話(6月27日・28日)

7月に入りました。先月下旬、天皇皇后両陛下が訪英され、イギリス国王が晩さん会において日本文化についてユーモアたっぷりにスピーチされた場面が紹介されました。現地では日本人俳優が「千と千尋の神隠し」を公演しており連日大盛況とのこと。また、舞台版「となりのトトロ」についても鑑賞されたことが話題になっていました。昔描いた「となりのトトロ」のワンシーンから。

トトロといえば子供にも大人にも人気の歌「さんぽ」が4月の今月の歌でした。トトロの森のモデルになったのは埼玉県に広がる狭山丘陵だそうですが、過去ブログでも触れたように、ここ白浜小でも2か月の間に、歌に登場するキツネ以外の動物や昆虫に全て出会ったんだよなあと、本当にお話の世界に入って生活していたような感じがします。それだけ恵まれた自然に囲まれているということです。イラストのようなシーンを思い出させるような激しい雨が金曜日から土曜日の朝にかけて降りました。

通勤で白浜小を出ると、九十九里平野に広がる青々とした水田の中を進むのですが、内陸に進むにつれ、前方に立ち込める暗雲にざわざわしていました。方角的に避けることができません。どんどん近づき暗雲が立ち込めるエリアへ入るとバケツをひっくり返したような台風並みの激しい雨でした。ワイパーもきかず、畑からあふれ出た土で路面は茶色に染まった川と化しています。自然とハンドルに力が入ります。数分でくぐりぬけると雨は急に小やみに。明るい景色になりホッとしました。

さて、気持ちを切り替えて今日の本題「学校給食メニューの深イイ話」です。

▼ 6月27日(木)の献立

 ご飯 ブロッコリーおかか和え メンチカツ なめこじる 牛乳

▼ 6月28日(金)の献立

 麦ごはん にんじんシリシリ あじのチーズパン粉焼き ひよこまめのスープ ドーナツ 牛乳

鉛筆にんじんシリシリ鉛筆

「にんじんシリシリ」とは沖縄の郷土料理です。「シリシリー」とは、「すりおろす動作」、すりおろす時の音の「すりすり」を表す沖縄県の方言。 県内では、専用の“シリシリ器”という大きなおろし金のような道具を使い、ニンジンをおろして使うがシリシリー器がない場合は千切りにする。 シリシリ器は、ほとんどの家庭の台所にあると言われている。(農林水産省HPより引用)

詳しくはこちらから(外部リンク 農林水産省「うちの郷土料理」のサイトへ)

https://www.maff.go.jp/j/keikaku/syokubunka/k_ryouri/search_menu/menu/47_13_okinawa.html

 タコライスを紹介した過去ブログでもお伝えしたとおり、6月23日は沖縄慰霊の日でした。第二次世界大戦末期、日本で唯一の地上戦となった沖縄において旧日本軍の組織的な戦争が終わった日とされています。巻き添えとなった一般住民約94,000人が亡くなったとされています。6月の給食献立は、パイナップルやタコライス、にんじんシリシリなど沖縄県とゆかりのあるメニューでもありました。献立表にはあえて紹介されていませんでしたが、おそらく栄養士さんは考えていらっしゃることと思います。

もう1つ沖縄の話題を。沖縄といえば国指定重要文化財や世界遺産として登録されている首里城が有名ですが、残念ながら2019年(令和元年)火災により焼失してしまいました。焼失した首里城そのものは1992年(平成4年)に再建されたものです。琉球王国(1429年~1879年)が1500年代半ばに建立した首里城をはじめとする建物は、この沖縄戦において焼失してしまったのです。首里城近くにあった守礼門は1958年(昭和33年)に再建されていますが、この守礼門と今年の大河ドラマの主人公である紫式部が書いた「源氏物語」が2000年(平成12年)に沖縄サミットが開催されたことを記念に発行された二千円札のデザインとなっています。平和への誓いと日本が誇る文学作品が意匠となっている美しいデザインです。現在はなかなか目にすることがありませんが流通しているとのことです。さて、いよいよ明後日7月3日には一万円札、五千円札、千円札と新しいデザインのお札が発行されます。五千円札の肖像は千葉県とゆかりのある「津田梅子」がデザインされています。

校長ブログNo88 水無月

紫陽花に 雫集めて 朝日かな (あじさいに しずくあつめて あさひかな) 

       加賀千代女(かがのちよじょ)(1703~1775 江戸時代の俳人)

アジサイの花に水滴がたくさん集まっている。花や葉の雫に差し込んだ朝日が差し込み光り輝いている。

梅雨入り後、職員玄関にあるウェルカムボードの掲示を更新しました。これまで白浜小で出会ったトカゲ、カタツムリ、カニも登場しています。

6月30日(日)今日で6月も終わりです。1年の半分が過ぎたことになります。「過ぎた」のか、「過ぎてしまった」のかは人により感じ方は異なりますが、皆さんはいかがでしょうか。例年より遅い梅雨入りとなりやっと6月らしくなってきたと思ったらもう明日から7月となんとも早いものです。

はじめに、先日このブログでもお伝えした坂田城址の梅「白加賀」が「天空の梅」として横芝駅前情報交流館「ヨリドコロ」にて好評販売中です。

駅前にはこんな立派な梅の木もあります。

読んでいるだけでも口の中が甘酸っぱくなってきたところで...6月の異名月の呼び名としてよく知られているのが「水無月(みなづき)」です。梅雨の時期なのに「水が無い月?」と不思議に感じます。実は、「無」は古い日本語の文法で助詞で「の」にあたる意味があったそうです。つまり「水の月」ということになるわけです。

6月といえばやっぱり雨。なつかしの絵かき歌を描いてみました。

子供たちは絵かき歌を知っているのかな?

さて、これまで半年分のけがれを祓い清め、残りの半年の無病息災を願う「夏越の祓(なごしのはらえ)」が行われる日でもあります。この日は神社などで、大きな茅の輪をくぐりお祓いをする「茅の輪くぐり」を設置し、「夏越しの祓(なごしのはらえ)」や「水無月祓(みなづきばらえ)」と呼ばれる神事が行われます。

もう一つ、私は最近知ったのですが「水無月(みなづき)」というなんとも雅な和菓子があります。京都を中心に関西では、本格的な夏の暑さが到来する前の暑気払いとして、昔から親しまれてきた和菓子だそうで、今では関東でも出回り食べられる機会が増えたそうです。暑気払いの氷をイメージした三角形の形をしており、外郎(ういろう)生地に悪魔払いをすると言われる小豆をのせた見た目も音の響きも涼しげな和菓子です。ぜひ機会があれば賞味してみたいものです。

校長ブログNo87  おいしい学校給食

▼ 6月21日(金)の献立

 麦ご飯 ひじきのサラダ とうふナゲット カレー 牛乳

▼ 6月24日(月)の献立

 ご飯 ピリットサラダ さばのごまだれがけ おろしじる アセロラゼリー 牛乳

 

▼ 6月25日(火)の献立

 ご飯 きゅうりの中華漬け シューマイ 酢豚 牛乳

 

▼ 6月26日(水)の献立

 シュガートースト 野菜のマリネ たれつき肉団子 米粉のシチュー メロン 牛乳

 

【給食レシピ】野菜のマリネ(7月献立表裏面に掲載されています。)

材料4人分

ロースハム30g 人参40g キャベツ135g キュウリ75g オリーブオイル4g 酢7g 食塩1.5g こしょう0.1g

砂糖7g

<作り方>

1 ロースハムは色紙切りにする。

2 人参は千切りにする。

3 キュウリは輪切りにする。

4 キャベツはスライスにする。

5 切った野菜はゆでて冷やしておく。

6 オリーブオイル、酢、食塩、こしょう、砂糖を混ぜておく。

7 野菜と6を混ぜて完成!! 

 

【6月の千産千消】メロン(6月献立表裏面より)

千葉県は高級温室メロンの生産県です。今の時季はタカミメロンやナイルメロンが多く出回ります。山武市や横芝光町で多く生産されています。

そういえば先日、千葉駅の駅の改札をすぐ出たところにある青果販売店に横芝光町の「ナイルメロン」(幻のメロンといわれる)が並んでおり、おもわず足をとめてしまいました。九十九里平野でも栽培がさかんなメロンは、一部の市町においては、ふるさと納税の返礼品の1つにもなっているそうです。

 

 

 

校長ブログNo86 はじまりはひとつのことば

1年生の国語科の学習では、ひらがなやカタカナ、漢字などの「文字を覚える」活動があります。また、もう一つの学習に「文を作って書く」活動があります。1年生の国語科の教科書の最初のページはしばらくの間、絵だけが掲載されています。大人にとって文を書くことは当たり前でも、1年生の児童にとっては広い世界の入口に立っているような気持ちです。

1年生は絵を見たり、自分で絵を描いたりすることが大好きです。休み時間や自由時間など、自由帳にお絵かきをする子供たちには子供たちならではの世界があり、のびのびといろいろな絵を描いています。絵を言葉に置き換えたとき、子供たちには子供たちならではの世界があり、のびのびと自分が思ったことを書くことにつながります。

学習のねらいは「〇〇が(または「は」)△△する。」という型にあてはめ、書きたいことの内容が正しく書くことができることですが、言葉という広い世界の入口に立っている児童が、学習や経験を通して「文を書く」ことに抵抗を感じることなく、のびのびと書くことができることに期待したいです。はじまりはひとつのことばを使って最初は、短い1文(「。」(句点)で終わる)を書くことができるようになります。慣れてくると2文、3文と文章が増え、文字を書く量が増えてくれば、子供たちの言葉の世界が広がっていきます。

校長ブログNo85 ルールを守って 二度と悲惨な事故が起こらないように

明日6月28日(金)は、2021年(令和3年)飲酒運転のトラックに八街市内の小学校児童5名がはねられ、児童2名が亡くなり、3名が重傷を負った交通死傷事故が起きた日です。あの日から3年が経ちます。尊い命は二度と戻って来ません。

 

事故の直接的な原因は運転手による飲酒運転でした。また、通学路の安全対策が十分とられていないことも指摘され、この事故をきっかけに県内では通学路の整備が急ピッチで進められてきました。本校学区内でも、歩道が設置できない場所は、グリーンベルトを設置し、自動車等の通行車両に通学路であることを視覚的に注意を促したり、ゾーン30を設置したりするなどして対策が進められてきました。しかし、過去ブログの写真にもあるように、グリーンベルトは人が1人やっと通れるくらいの幅しかありません。子供が歩いている脇を身長よりもはるかに大きなダンプカーやトラック、バスなどの大型車が通るときは怖いです。事故後の調査によると、対策必要か所は全国で76,404か所あり,このうち,教育委員会・学校による対策必要箇所については37,862か所ありました。

児童も登校班の班長を中心に下学年の様子を見ながら登下校しています。また、交通安全協会やスクールガードの方たちの見守りにより安全な登下校ができるようご協力をいただいています。しかし、依然として改善されないのが運転する側のマナーです。制限速度を上回るスピードで走ったり、信号機のない横断歩道で横断しようとする意志があるのに一時停止しなかったりと歩行者が危険を感じることが多々あります。交通安全指導の街頭指導で往復していると、歩道に明らかに車の車両の一部と思われる破損した部品があったり、ガードレールが衝突の影響で破損していたりと危険を感じる光景を見てきました。子供たちをはじめ地域の歩行者は危険と隣り合わせのため、非常に神経を使いながら歩行していることと思います。また、飲酒運転で検挙される人が依然としているということは、子供たちの手本となるはずの大人がルールを守れないことはとても恥ずかしいことであり残念なことです。千葉県でも条例を定めたり、千葉県警察を中心に取り締まりを強化しています。

関連リンク「飲酒運転根絶の取組」はこちら

https://www.pref.chiba.lg.jp/seikouan/koutsuuanzen/jikoboushi/inshu/torikumi.html

r5-inshu.pdf

 

 

校長ブログNo84 宿泊学習に向けて

5年生は、いよいよ明日27日(木)・28日(金)1泊2日の宿泊学習を東金青少年自然の家で行います。昨日は体育館でキャンドルファイヤーの練習を行い最終確認をしました。

5年生の宿泊学習は、学習指導要領の特別活動における学校行事の「遠足・宿泊的行事」として実施されます。その内容は次のとおりです。

「自然の中での集団宿泊活動などの平素と異なる生活環境にあって,見聞を広め,自然や文化などに親しむとともに,人間関係などの集団生活の在り方や公衆道徳などについての望ましい体験を積むことができるような活動を行う。」

5年生も宿泊学習のめあてをつぎのように立てました。

◎ 集団生活や野外活動などの体験を通して、主体的に行動することができる。

◎ 美しい自然や雄大な自然の中で、友達のよさに気付き、友達と協力することの大切さを学ぶことができる。

◎ 仲間と一緒に助け合い、話力を深め、良い思い出をつくことができる。

 

2日間、学校ではできない、わくわくした活動が予定されています。

 1日目は現地到着後、ウォークラリー(雨天時はデコパージュ:手芸工作)、ピザづくり、テント設営、グラウンドゴルフ(雨天時はモルック:フィンランドの伝統的なゲーム)、キャンドルファイヤー

2日目はテント撤収後、現地を出発し、栗山川にてカヌー体験(雨天時は現地にてチャレンジランキング)学校到着後給食をいただきます。

「あなたが主役 自然の中へ 時間を守って 清潔・安全に」有意義な学習となるよう一人一人めあてをもって頑張ります!!

 

校長ブログNo83 いろいろな経験を通して

6月5日(水)の陸上競技大会が終わり、6月11日(火)から2つ(体操部と音楽部)の新たな課外活動が始まりました。4・5・6年生の希望者による活動で原則火・水・金曜日放課後の時間に活動しています。

体操部は10月26日(土)の山武郡市体操競技大会に向けて。(今年度で最後の競技会となります。) まずは基礎となる倒立を中心に。

音楽部は11月上旬に行われる予定の校内音楽集会での発表に向けて。今年は合唱と合奏の2つに取り組みたいとのことです。今日はリコーダー練習。リズムが難しい曲ですが、友達と教え合いながら一生懸命練習していました。

練習は始まったばかりですが、昨年度まで活動していた児童も多く久しぶりの活動でも昨年までの積み重ねを感じます。今年も活動を楽しみに参加を希望したとのことです。様々な活動を通して成長していってほしいです。今後も機会をとらえて活動の様子をお伝えします。

さて、5年生は明日27日(木)~28日(金)1泊2日で県立東金青少年自然の家へ宿泊学習を実施します。

 

校長ブログNo82 学びを深める

2年生が生活科学習で育てている野菜の苗(ミニトマト・ナス・ピーマン・シシトウなど)を観察していました。順調に育っていて早くも実がなっている様子にうれしそうでした。

観察学習は生活科の学習ですが、国語科でも「かんさつ名人になろう」という学習単元で、観察したことを記録する文章を書く活動を行います。2年生の国語科では、経験したことから書くことを見つけ、必要な事柄を集めたり確かめたりする力や自分の書きたいことに合う言葉を探して文の中で使う力の育成を目指します。今回の学習では、観察記録を書くことにより、何が起きていたのか、どのような変化があったのかを確かめることや、そのときに気付いたことや自分がどんなことを感じたのか思い出すことができます。観察記録文を書く力はさまざまな学習にも生かすことができます。このように教科相互を関連づけ、横断的に合科的に学習し学びを深めていきます。

子供たちが思いをもって育てている野菜です。おいしい夏野菜の収穫が楽しみですね。

 

 

 

 

校長ブログNo81 雨のちハレルヤ

22日(土)は午前中は晴れましたが午後から雲が多くなり、満月「ストロベリームーン」は残念ながら見ることがかないませんでした。写真は、前日21日(金)22時頃に撮影した月です。日中大雨でしたが、夕方から急速に天気が回復し、日中の大雨が嘘のように静かな夜空に月が煌々と輝いていました。

21日(金)午後。外は大雨ですが、高学年はB&G光海洋センターで水泳学習(2回目)です。写真は6月14日(金)1回目の水泳学習の様子。 

泳力別に3つのコースに分かれ、本校の教員が指導を行います。水泳学習は水の事故を起こすことのないよう、安全に十分配慮して水泳指導計画を立てます。過去ブログでも掲載した救急法研修の他、緊急連絡体制も確認し、各コースにおいて教師が工夫しながら学習を進めます。私もプールに入り各コースを見ながら補助にあたります。児童が笑顔で一生懸命練習に取り組んでいることをうれしく思います。あっという間に1時間30分が過ぎます。

白浜小学校にもかつてプールがありました。(過去ブログ4月30日参照。現在は駐車場となっています。)近年テレビや新聞等で報道されることも多く、ご存知の方もいらっしゃるかと思いますが、ここ数年の間に全国的に学校の水泳学習を民間の施設で行う、あるいは委託する市区町村が急増しています。私も担任だったころは、プール清掃に始まり、水泳学習期間中は薬剤投入による衛生管理の他、水温と気温による実施の判断、水泳指導とシーズン中は大忙しでしたが、時代と共に民間の施設での水泳学習へと移行する様子を見てきました。横芝光町もこんなにすばらしい公共施設で水泳学習ができることは恵まれています。衛生環境もよく、温かく泳ぎやすい。プールサイドには温風が流れ冷えた体を温めてくれる配慮もあります。今から30年前は、正課体育以外に、地区の水泳競技大会や夏休みの水泳学習等がありました。学校プールで忘れられないのは、なんといっても入る前にあの冷たい「地獄のシャワー」を突破しなければならなかったこと。コース別の泳法学習の他に、波のプールや流れるプールを始め、みんなで協力しなければできない楽しみもありました。今でも学習の最後に自由時間が10分くらいありますが、友達同士、児童と教師で鬼ごっこなど楽しそうな声で盛り上がります。外は雨でもみんなの笑顔を見ているとハレルヤです。そんな様子を見ながら、かつての学校プールでの学習を懐かしく思い出しました。

校長ブログNo80 梅雨入り

昨日、家の玄関先で見つけたカマキリの子供です。「カマキリ」と聞いて浮かぶのは、体が大きく鋭い鎌でシャーッと獲物を捕らえ、スズメバチでさえ食べてしまうという肉食の昆虫です。最初はカマキリの子供だと思ったものの、見れば見るほどあまりに小さく細く、本当にカマキリか?と何度も疑うほどでした。カマの部分や三角形の顔と特徴のある目を見るとやはりカマキリですね。

すでに過ぎていますが、七十二候では6月5日~6月9日を「カマキリ生ず(螳螂生)」といいます。秋の終わりごろに産みつけた卵からは200匹以上の赤ちゃんが生まれますが、成虫して生き延びるのはわずか数匹とのことです。このカマキリはこれから無事成虫になれるのかと思いながら写真に収めました。小さい頃はアリに食べられてしまうほど弱いカマキリですが、農作物を育てるにあたっては、アブラムシやダニなどの害虫を食べてくれる益虫です。

さて、6月21日(金)関東甲信越地方が梅雨入りしたものと見られると気象庁が発表しました。朝から降る雨でグラウンドは一気に池と化す。疲れる・フラフラ

さらに、前日6月20日(木)は沖縄が梅雨明けしたものと見られるとのことで(沖縄地方は5月21日に梅雨入り)南北に延びる日本列島は1か月の開きがあります。それにしても遅い梅雨入りでした。翌6月22日(土)に東海・北陸地方が梅雨入りし、東北を除くエリアが梅雨入りしたことになります。

これから傘の出番の日が増えます。花丸各学年の傘立ては整理されて置かれ、すっきりとしています花丸。よい習慣は続けたいものです。暦の上では梅雨に入ることを入梅(にゅうばい)と言います。このブログでよく使う二十四節気や七十二候は中国から伝わった暦の考え方ですが、このほかに日本独自に季節の変化をつかむための目安としてつくられた暦に「雑節」という考え方があります。彼岸、八十八夜、土用などといった言葉は皆さんも聞いたことがあるでしょう。「入梅」も雑節の1つです。梅雨」の字に「梅」が含まれるとおり、青かった梅がこの時季に熟し、カビが発生しやすくなることから「黴雨(ばいう)」と呼ばれたという説もあります。雨の日が続くのはうんざりですが、農作物にとっては恵みをもたらす大切な雨です。

 6月6日付の千葉日報では横芝光町の坂田城跡で梅の実が収穫のシーズンを迎えていることが紹介されていました。「県内の梅林では最大級の約1000本の梅の木が生える坂田城跡。町観光まちづくり協会は、梅林保全に取り組む「梅の里事業部」メンバーら約10名が大粒の品種「白加賀」の実をもぎとった。同協会は坂田城跡で約130本の梅の木を管理し、例年およそ3トンの実を収穫する。今年は受粉を十分にできなかったことなどが影響して全国的に梅の実は不作傾向というが、坂田城跡での収穫は大きな実がケースいっぱいに埋まった。(中略)収穫された梅はこの後、勝浦市の酒蔵「吉野酒造」に梅酒の材料として出荷。また、後日の作業で取った実は天日干しして梅干しにも加工し、JR横芝駅前にある観光案内所「ヨリドコロ」に並ぶ。」(「千葉日報6月6日付朝刊」より引用)

関連リンクはこちらから

一般社団法人 横芝光町観光まちづくり協会HP

 http://yokoshibahikari-kankou.com/souvernir/

 

 

校長ブログNo79  4年生校外学習(清掃工場見学)

6月18日(火)4年生社会科学習で山武市松尾町金尾の「山武郡市環境衛生組合」を見学しました。(1995年(平成7年)竣工)

環境衛生組合でのごみ処理の仕組みについて映像で説明をしていただきました。

ゴミを焼却することで生まれた灰です。

灰を固めたものは敷地内にある最終処分場で埋め立てます。

実際の作業服を着させてもらいました。

 あいにく雨でしたが、環境衛生組合の方のお話の後、清掃工場でどのようなものが処理されているのか施設を見学をしました。

4年生全員(約20人)が計量器に乗ると920㎏です。ペットボトル、アルミ缶、スチール缶をはじめ、様々な種類ごとにごみを分別し処理します。分別作業は機械を使用するものもあれば、人の手によって行われるものもあります。

地方のごみ処理場は住宅街から離れたくぼみのある山間部に作られることが多いそうです。周囲の自然環境に配慮して有害物質を取り除く工程がいくつもあり、煙突から出る白いものは煙ではなく水蒸気です。最終処分場はあと10年でいっぱいになってしまうとのことです。3R( Reduce(リデュース)Reuse(リユース)Recycle(リサイクル)の3つのRの総称)ゴミの減量化を進めるとともに、リサイクル(再利用)していくことの大切さを学びました。また、わたしたちのくらしのために清掃工場で実際にどのように作業をされているのか、一部見学することができ、貴重な学習となりました。

校長ブログNo78 夏至

今日、6月21日は夏至(げし)です。6年国語科の教科書(光村図書)には「1年の中で、日が最も長く、夜が最も短い日、昔の暦では夏の真ん中とされた。」とあり、併せて次の俳句も紹介されています。

短夜(みじかよ)や あすの教科書 揃(そろ)へ寝る  日野草城

日野草城(ひのそうじょう)(俳人。東京都出身。1901年(明治34年)~1956年(昭和31年))

夏至は、二十四節気のひとつで、6月21日~7月6日までの約2週間を指します。横芝光町の日の出は午前4時22分、日の入りは午後6時57分。正確には夏至の数日後が昼の長さがもっとも長いと言われています。今日はあいにく雨の予報ですが、日照時間は14時間35分にも及びます。夏至を境に冬至(今年は12月21日(土))に向かって日照時間は日ごとに短くなっていきます。ちなみに冬至の日照時間は9時間45分と夏至と比較してなんと約5時間も差があります。大きいですね!

まだ朝夕は涼しかった先週のこと、1校時、外の花壇を耕していたら音楽室から4年生が歌う文部省唱歌「まきばの朝」の歌声が聞こえてきました。なんとも心地よいものです。(「まきばの朝」は横芝光町の防災無線で朝6時に流れるメロディでもあります。今年の6年生のTDS校外学習と陸上大会当日の朝に聴く機会がありました。防災無線は校舎屋上に設置されています。)

今週は大雨と真夏の陽気とメリハリのある1週間でした。18日(火)は大雨。一夜明けた19日(水)は厳しい暑さの1日に。このまま梅雨入りが遅れ真夏のような晴天が続くのだろうかと思いきや、関東地方もここに来て今日明日あたりにようやく梅雨入りが予想されています。

前日の大雨から一夜が明けた朝の木戸浜です。早朝からハマグリ漁の人やサーファーでにぎわっていました。朝日を浴びたハマヒルガオの淡いピンクも鮮やかでした。

白浜小学校校歌2番にも歌われる「雲の峰 白く輝き 九十九里の 夏の潮」

目の前に絶景が広がります。「おお友よ 競いつつ 育とうよ 怒涛に負けぬ身体に そうだ 白浜小に 学ぶ子は たくましい 海のしぶきに」

海を離れれば、いつもの1日がスタートです。朝の交通街頭指導を終え、最後の登校班の児童と共に学校へ向かう途中で小さなアオガエルを見つけました。子供たちがキャッキャと叫びます。西門から入った体育館前でなんと今度はカニを見つけました。再び子供たちとワーッと盛り上がります。以前、職員から「カニもいるんですよ。」教えてもらったことを思い出し、あわててカメラを取り出すと私の足元の周りを行ったり来たり...どうやら私の足元がちょうど日かげになっていて、まぶしい太陽を避けていたようです。やっと写真がとれました。(ハサミを振り上げエイッと威嚇しているようですが、最後はカメラ目線でポーズをキメてくれました。芸能モデルになれますね。)

前日の雨の影響でしょうか。普段見かけることのない生き物が朝から登場し、この1時間後には低学年教室の前庭でヘビにも出くわしたものですから、児童や職員に危険が及んでは大変!と追い払うのに必死でした(汗)泣く

さて、昇降口前では、児童会の児童が登校してくるみんなに向かって元気よく「あいさつ運動」(白浜っ子の活動の様子でも紹介済み)をしています。さわやかに1日がスタートしました笑う

さて、19日(水)はロング昼休み。たてわり班で決めた遊びを行いました。体育館とグラウンドに分かれ、ドッジボール、だるまさんが転んだ、おにごっこなどなど楽しく活動しました。(20日(木)は児童の提案で初の全校遊び「こおりおに」を業間に実施。)

子供たちの元気な声が外に響き渡り、私たちも元気が出ます。あわせいっぱい ンドセルにつめて つらつと っすぐに」今日も充実した1日が終わります。

最後に...明日22日(土)は6月の満月「ストロベリームーン」が見られるとのことです。月の出は午後7時37分。月の入り午前3時54分。天気次第ですが、休日の夜にゆっくりと楽しみたいものです。

「2024年6月の満月「ストロベリームーン」名前の由来と意味は?」(日本気象協会HPより)へのリンクはこちらから

https://tenki.jp/suppl/satoko_o/2024/06/19/32430.html 

校長ブログNo77 旬の味覚 学校給食

もろこしの 畑を透かして 里の家

 5年生児童が詠んだ俳句です。おばあちゃんが育てたトウモロコシがとってもおいしかったそうです。横芝光町周辺でも早くもトウモロコシの収穫が始まり、早朝から畑ではトウモロコシを収穫している農家もあります。道路沿いの直売所に「おいしいトウモロコシあります」といった手書きの看板も立ち始め旬の味を楽しんでいる人も多いようです。

 そして、一昨日の大雨から一転して真夏のような厳しい暑さとなった昨日のメニューは・・・

▼ 6月19日(水)の献立

冷やし中華(中華麺、冷やし中華の具)キャベツの炒め物 トウモロコシ 牛乳

 トウモロコシは千産千消です。

トウモロコシの先にあるひげの部分に花粉が付くと実ができます。そのため、「粒」と「ひげ」は同じ数になります。(6月献立表裏面より)

さて、6月18日(火)梅雨前線が北上し、東海から関東にかけて警報級の大雨が降り続く1日となりました。気温は23度と低かったですが、湿度が高く蒸し暑く感じました。翌日は一転真夏を思わせる晴れで気温も29度まで上がりました。蒸し暑い日が続き、千葉県では食中毒注意報を6月1日~9月30日の期間発令し、注意を呼びかけています。今年度5月末日現在、千葉県ではすでに4件の食中毒が発生しています。

県民の皆様へ(令和6年5月31日 健康福祉部衛生指導課発表)

気温が高くなるこの季節は、細菌の活動が活発になり、細菌を原因とする食中毒が多く発生する季節です。特に、肉の生食、加熱不足によるカンピロバクター、サルモネラ属菌、腸管出血性大腸菌O157等の食中毒に注意が必要です。そこで、県は、食中毒の予防対策を徹底するよう注意喚起するため、「食中毒警報等発令要領」に基づき6月1日から「食中毒注意報」を発令します。

食中毒予防の三原則は「細菌を付けない・細菌を増やさない・細菌をやっつける」です。過去ブログでもお伝えしたとおり、学校給食の検食の実施の他、配膳についても一人一人が食事の前に手洗いをし、ランチョンマットをひくなど衛生面に心がけています。給食当番については年間を通して毎日衛生チェックを実施しています。

学校給食献立の紹介です。

▼ 6月17日(月)の献立

麦ご飯 キムチいため 鶏肉チーズ焼き 春雨スープ さくらんぼゼリー 牛乳 

▼ 6月18日(火)の献立

ご飯 もやしのごま酢あえ ホキフライ(ソース付) 豚バラ大根 牛乳

 夏の旬は他にもこんなにあります。

旬の食べ物はただ目新しいだけではありません。旬のものは太陽と大地から最高の恵みを受けて育っているため、生命力が強く、安価で、新鮮で栄養価も高く、免疫力を高めたり、抵抗力をつけたりと丈夫な体づくりにつながっていきます。現代では流通が昔に比べ便利になったことや、栽培技術の発達で旬に限らず年間を通して食べられるようになることが増えました。しかし、やはり忘れたくないのは 、その土地で取れる季節の食材を知り、料理に上手に取り入れながら、自然の恵みをしっかり受け、四季の変化を楽しむことです。今日の給食も感謝の気持ちをこめていただきました。

明日6月21日は夏至です。

校長ブログNo76  アジサイのいろどり

昨日は前線の動きが活発で1日雨となりました。今日は再び真夏の日差し。気象庁は全国を12のエリアに分け、梅雨入り・梅雨明けの発表をしています。昨日の時点で梅雨入りしているエリアは沖縄~四国地方。関東地方はまだまだ時間がかかりそうで、記録的な遅さになりそうだとか。

ひまわり学級の教室前の廊下掲示は色とりどりのカタツムリとアジサイでにぎやかです。

▼ 横芝光町図書館のアジサイ

アジサイの花の色はさまざまで曇天の中でとても映える色でありながらも、どことなく落ち着いた色合いで心が潤います。アジサイは土壌の質により花の色が異なります。また、咲き始めの頃と色が徐々に変化していくのも楽しみの1つです。土壌の質とは、土の酸性度(PH度)のことをいいます。小学校の理科の学習を思い出してみてください。酸性=青、中性=紫、アルカリ性=赤と変化します。土の中に含まれるアルミニウムがアジサイの根に吸収され、花の中に含まれる色素と結合して色が変化するのだそうです。日本は火山が多い国であることから、酸性の土壌が多く、青色のアジサイを多く見かけます。一方、フランスの土壌はアルカリ性のため、ピンクの花色のあじさいが主流とのことです。

▼ 白浜小学校のアジサイ

▼ フードショップいちはら様 駐車場のアジサイ

花言葉は国によって異なりますが、アジサイの花の色が変化することからでしょうか、日本での花言葉は、「移り気」「強い愛情」「一家団欒」「家族の結びつき」などなど。そういえば、アジサイの花はいくつもの花が寄り添いながらさいています。蕾はまるで子供のよう。アジサイの花を家族と見るとまたちがった趣で楽しめます。それにしてもこのまま梅雨入りが遅れるとアジサイの花も色がだんだんとあせてきそうな感じがして残念です。過去ブログでも何度か登場した白浜小のカタツムリも、今、植え込みに潜んでじっと眠って待っていることでしょう。たくさんのカタツムリとアジサイの競演が楽しみです。

 

校長ブログNo75 「租税教室」大切な私たちの税について考える

「消費税」(1989年(平成元年)4月1日導入導入当時は3%、現在は標準税率10%、軽減税率8%))私たちの生活の中で一番身近で児童もよく知っている税金の1つです。正直、商品を購入するときに「消費税」がかかることはとても気になりますね。しかし、「税金」はなぜ必要なのでしょうか。「税金」は何のためにあるのでしょうか。そんなことを考えるために日本の国の政治について学習する6年生を対象に今年も「租税教室」が開かれました。(6月11日(火))

税金を納めることは日本国憲法で定められ「納税の義務」(第30条)にあたり、「教育を受けさせる義務」(第26条)「勤労の義務」(第27条)と並び、国民の3大義務の1つです。

私たちが納めた税金は、国民の「健康で豊かな生活」を実現するために、国や地方公共団体が行う活動の財源となるのです。私たちは1人では生きていけません。税は、私たちが社会で生活していくための、いわば「会費」といえるでしょう。(国税庁ホームページ「税の学習コーナー」より引用)

租税教室の前半は、税の仕組みについてわかりやすく理解できるような映像教材を視聴しました。

国公立における小学校や中学校は憲法で保障された義務教育で無償(授業料を徴収しない)です。また、義務教育で使用される教科書の裏表紙を見てみると、次のように記されています。この教科書は、これからの日本を担う皆さんへの期待をこめ、税金によって無償で支給されています。大切に使いましょう。」改めてありがたさを感じたようです。

次に、わかりやすく具体例をあげていきました。公共施設で使用される例として、体育館の建設に約5億円。水泳学習で利用しているプールの改修工事に約1億円。と税金が使用されていることに、「へ~ぇッ」と驚きの声が上がりました。実際に使用している施設だからこそ、身近に感じたのでしょう。これはかなりグッときました。大切に使いたいですね。

最後に、実際の1億円はお札ではどれくらいの量になるのでしょうか。重いアタッシュケースを持ってきてくださった職員の方がふたを開けるとさらに盛り上がりました。

税金が私たちの生活を豊かにするために考えられて使われていること。税金を納めることの大切さに気付くこと。大きく2つのことを学習しました。

大切なお話をしてくださった横芝光町税務課の皆様ありがとうございました。

 

校長ブログNo74 旬のメニューをいただく

大雨梅雨入りしないことを不思議に思いながらも、今が旬の入梅イワシ(にゅうばいいわし)を墨で描いてみました。

6月~7月の「入梅」(梅雨の時期)に水揚げされるイワシは1年の中で最も脂が乗っておいしいと言われています。千葉県銚子港はイワシの主要な水揚げ港として知られています。南からの黒潮と北からの親潮がぶつかり、利根川からの淡水も加わり年間を通じてエサとなるプランクトンが豊富に発生する好漁場となっています。

九十九里地域沿岸や国道126号線を車で走ると、道路沿いに「刺身」「なめろう」「かばやき」などの看板を目にする機会が増えました。正直お腹が空いているときはツライ汗・焦るです(笑)。イワシ料理はバリエーションに富み、さまざまな調理法があります。煮ても焼いても美味しい「入梅イワシ」。今回の学校給食献立ではどのように提供されたのでしょうか。まずはこちらから。

▼6月14日(金)の献立

古代米ご飯(ごま塩付) 小松菜サラダ ミニトマト いわしのかばやき風 豚汁 牛乳

▼6月11日(火)の献立

ご飯 ツナとわかめのサラダ 豚肉の生姜焼き じゃがいもの味噌汁 パイン 牛乳

▼6月12日(水)の献立

まるパン ボイル野菜 ハンバーグてりやきソース ポトフ 牛乳

▼6月13日(木)の献立

ご飯 タコライスの具 コールスローサラダ チーズ オレンジ 牛乳

タコライスはこんな感じになります。スライスチーズも出ました。スライスチーズは単品で食べてもいいのですが、チーズを細かく切ってのせて食べるチーズタコライスにするとよりコクが出て美味です。

最後に、「タコライス」はメキシコ料理かなと思っていました。しかし、調べてみたらなんと沖縄で誕生した料理だそうです。(へぇ~(驚)) 沖縄には米軍基地があります。1980年代、米軍の兵士を相手に商売をしていた飲食店の店主が、「米兵たちが安価でお腹一杯食べられるように」と当時沖縄に持ち込まれていたメキシコ料理の「タコス」をアレンジしてご飯と一緒に食べられる新メニューとして誕生したといわれています。(諸説あり)

6月23日は忘れてはならない「沖縄慰霊の日」です。第二次世界大戦中、79年前の1945年6月23日、沖縄戦において旧日本軍の組織的な戦闘が終わったとされています。