校長ブログNo75 「租税教室」大切な私たちの税について考える
「消費税」(1989年(平成元年)4月1日導入導入当時は3%、現在は標準税率10%、軽減税率8%))私たちの生活の中で一番身近で児童もよく知っている税金の1つです。正直、商品を購入するときに「消費税」がかかることはとても気になりますね。しかし、「税金」はなぜ必要なのでしょうか。「税金」は何のためにあるのでしょうか。そんなことを考えるために日本の国の政治について学習する6年生を対象に今年も「租税教室」が開かれました。(6月11日(火))
税金を納めることは日本国憲法で定められ「納税の義務」(第30条)にあたり、「教育を受けさせる義務」(第26条)「勤労の義務」(第27条)と並び、国民の3大義務の1つです。
私たちが納めた税金は、国民の「健康で豊かな生活」を実現するために、国や地方公共団体が行う活動の財源となるのです。私たちは1人では生きていけません。税は、私たちが社会で生活していくための、いわば「会費」といえるでしょう。(国税庁ホームページ「税の学習コーナー」より引用)
租税教室の前半は、税の仕組みについてわかりやすく理解できるような映像教材を視聴しました。
国公立における小学校や中学校は憲法で保障された義務教育で無償(授業料を徴収しない)です。また、義務教育で使用される教科書の裏表紙を見てみると、次のように記されています。「この教科書は、これからの日本を担う皆さんへの期待をこめ、税金によって無償で支給されています。大切に使いましょう。」改めてありがたさを感じたようです。
次に、わかりやすく具体例をあげていきました。公共施設で使用される例として、体育館の建設に約5億円。水泳学習で利用しているプールの改修工事に約1億円。と税金が使用されていることに、「へ~ぇッ」と驚きの声が上がりました。実際に使用している施設だからこそ、身近に感じたのでしょう。これはかなりグッときました。大切に使いたいですね。
最後に、実際の1億円はお札ではどれくらいの量になるのでしょうか。重いアタッシュケースを持ってきてくださった職員の方がふたを開けるとさらに盛り上がりました。
税金が私たちの生活を豊かにするために考えられて使われていること。税金を納めることの大切さに気付くこと。大きく2つのことを学習しました。
大切なお話をしてくださった横芝光町税務課の皆様ありがとうございました。