保健室から

保健室から

3・4年生 保健指導

3年生の保健指導は「すいみんについて」です。
はじめ子供たちに、キリンやコアラ、ライオンの寝ている写真を見せ睡眠時間を問いました。そこからみんな必要な睡眠時間は何時間であるか、そもそもなぜ私たちは眠くなるのか、について話しました。
私たちが眠くなる理由を教える教材で、ポケモンの「ねむりごな」でポケモンが寝てしまった状況を活用しました。みんなもねむりごなの攻撃で眠っているのかな?と聞くと、子供たちは「ちがーう!」と首を大きく横に振ってくれました。けれど私たちは、自分で「ねむりごな」を作っているんだよ、知ってる?それを「メラトニン」と言うよ。と、ちょっと難しい内容に触れました。メラトニンは日中に作られていていることや、紙芝居を活用して、寝ている間に疲れている体を元気にすること、体を成長させていること、病気に負けないからだにしていることなど、睡眠の役割と重要性について学びました。
4年生は「骨について」指導をしました。
他学年は、保健指導を行ってから計測をしましたが、4年生は、計測後に保健指導を行いました。なぜかというと、”自分の身長がどれぐらい伸びたか”ということをはじめに触れたかったからです。身長が伸びるということは骨が伸びるということを確認したあとに、骨のどこが伸びているか、骨の真ん中なのか骨の両端かの2択で挙手をさせました。ほとんどの子が骨の真ん中から伸びていると思っていましたが、正解は骨の両端だとわかると「へ~」と驚いてくれました。その骨の両端にある骨端線(子供だけにある成長線)にも注目し、成長ホルモンと関係が深いことを指導しました。成長ホルモンが一番出ている時期がわかるグラフを見て、「10歳…今じゃん」と、中には思わずつぶやいていた児童もいました。そうです、今なのです。そして成長ホルモンの分泌は夜中の時間帯が活発なので、睡眠の重要性を認識してくれたと思います。また、これからの10年が骨の基礎、基盤を作る時期であること、強く丈夫な骨は睡眠だけでなく、食事や運動の刺激によって作られるものであることをおさえました。最後は真剣に話を聞いてくれてパワプルな4年生と楽しい保健指導ができました。