保健室から

2020年8月の記事一覧

明日から夏休み!熱中症について

連日暑い日が続いていますね。
汗びっしょりかきながら登校する子供たちの姿に、「よく頑張ってきたね~」と心からねぎらいの言葉をかけています。
毎日、こまめに図っているWBGT(暑さ指数)が、今日は10時過ぎに31.3になりました。31という数字は、日本スポーツ協会から出している「熱中症予防運動指針」(「スポーツ活動中の熱中症予防ガイドブック」(2019)より)では、「運動は原則中止」と示されています。そのため、外体育はもちろん、中休みも校舎内で過ごすことになりました。

暑さ指数(WBGT)とは人体と外気との熱のやりとり(熱収支)に着目した指標で、人体の熱収支に与える影響の大きい ①湿度、 ②日射・輻射(ふくしゃ)など周辺の熱環境、 ③気温の3つを取り入れた指標です。
②の輻射は、一般的に地面に近いほど、地面からの輻射熱は高くなります。そのため、身長が低い子供は大人に比べて地面から受ける輻射熱がは高くなります。
暑い日は特にお子さんの体調の変化に気を付けるようにしてください。

また、私が保健室で熱中症を対処するときに気を付けていることの一つに「自力で水分補給ができるかどうか」というポイントがあります。
もし、これが難しいようであれば医療機関を受診することを判断します。夏休み中にお子さんの熱中症を疑った時には、一つの判断材料にしていただければと思います。

8月に入って急激に暑くなったため、まだ体が暑さに慣れていなかったり夏バテのような症状が出ている人もいるかもしれません。基本は、規則正しい生活リズムと栄養のある食事をとることが大切です。外に出るときには各々工夫した暑さ対策をして、夏休みを元気に過ごしてください。
元気な姿で皆さんに夏休み明けに会えるのを楽しみにしています!
最後に、「歯と口の健康に関するポスター」を描く人は、夏休み明けに保健室まで届けてください。たくさんの応募をお待ちしています!(^^)/