保健室から

2021年2月の記事一覧

6年生 薬物乱用防止教育

2月16日に、6年生に薬物乱用防止教育を行いました。コロナ禍でなければ、学校薬剤師の川井先生を講師としてお招きし、お話いただきたかったのですが今年は私が実施することになりました。
東京都が作成した薬物乱用防止教育の教材(DVD)を視聴し、薬物の恐ろしさや、薬物を誘われたときにどう断るかについてみんなで考えました。私が薬の使用を誘う人を演じ、子供には実際に誘われた時どう断るかを演じました。ここでのポイントは「きっぱり断る」「その場から離れる」です。どの子も上手に私の悪の誘いを断ってくれました。
授業のまとめでは、今後「薬物」に限らず「悪い誘い」には乗らないこと、自分の行動に責任を持ち、しっかりと説明ができるように考えて行動ができる中学生になってほしいと伝えました。また、薬物には絶対に一生手を出してはいけないことを伝えました。

こま学級 保健指導

こま学級での保健指導は、「手洗い名人になろう」ということで手洗いについて指導しました。手の中でも一番ばい菌や汚れがあるところは「つめ」なんですよ~!と話すと、自分の爪を早速チェックしてくれました。そして正しい手洗いのやり方を確認し、歌に合わせてその場で手を動かしてみました。また、洗い残しがわかる実験?!を行いました。クリームを手全体に伸ばした後に石けんで手洗いをしてブラックライトの箱をのぞくと~…
洗い残しの場所が光っています。「やっぱり爪のところだ~」と言ってもう一度、爪のところをきれいに洗い直し、何度もブラックライトで確認している児童もいました。洗い残しを目で確認できたことで日ごろの手洗いに役立ててほしいです。

6年生 保健指導

6年生の保健指導の内容は、「免疫について」です。かぜやインフルエンザに罹ってしまうのは病原体のしわざであり、病原体であるウイルスと細菌の違いにも触れました。難しい内容ですが、理解していた児童もいて驚きました。
病原体に感染しても、発病するとは限りません。なぜなら私たちは「免疫機能」が備わっているからです。免疫機能は、もともと体内に病原体を侵入させないようにする涙や鼻毛や喉の奥にある繊毛や咳やくしゃみなどといった生体バリアと、体内に入ってきてしまった場合に病原体と戦う白血球たちがいることを学習しました。
また、体調が悪くなると発熱することが多いですが、発熱は何のためなのかな?と子供たちに問いかけました。この問いかけには、子供の意見がさまざま出てきました。
発熱することで免疫力(白血球が働きやすくなる環境)が高まることと、ウイルスの拡大をとどめることができるのを確認し、病原体と戦う白血球の「マクロファージ」や「T細胞」「B細胞」などの役割や、それらの白血球がどのように戦うのかを話しました。



保健指導をした日の保健室掃除にきた児童の様子です。その日に行った保健指導の掲示物を見つけておさらいしていました!嬉しい限りです。↓