校長室から

校長室から

日本の伝統文化(嫌い箸)

和食に欠かせない箸(はし)。箸の使い方は日本人がもつ美意識や礼儀作法を表したもの。
正しく使ことは、一緒に食事を楽しむ周りの人への心遣いでもあります。最近ではそんなことを話すと硬ぐるしいと感じる人も多いかも知れません。しかし、あえて日本人として「文化」を追求し、見苦しさを避けるためにもちょっと書きます。
「拾い箸」・・・箸から箸へ食べ物を渡すこと。火葬の時のお骨上げを連想します。
「立て箸」・・・ご飯に箸を突き立てる。死者にお供えする枕飯。
「刺し箸」・・・料理で箸を突き刺すこと。
「探り箸」・・・お椀の中を箸でかき混ぜる。
「空箸」・・・箸をつけたのに食べないこと。
「ねぶり箸」・・・箸先をなめる。
「渡し箸」・・・器の上に箸を渡して置くこと。「もういりません」の意味。
「重ね箸」・・・同じ料理ばかり食べる。
「にらみ箸」・・・箸を持ったまま料理をにらんで選ぶこと。「迷い箸」も近い意味か。
「振り上げ箸」・・・箸で人を指したり、呼んだりする。
せっかくの楽しい食事。箸の作法にばかり気を取られるのも残念ですが、マナーを知らず
注意も出来ないのも残念です。
日本の文化を大切にすると共にそんなこと「どうでもいい」と考えず、こだわっていくことも
大切だと思います。

受験

いよいよ2月に入り、受験が佳境に入ってきます。高校入試には隣接県協定というのがあり、
本校は、茨城県、埼玉県と接しており、更に転居の予定から栃木県の受験者もいます。
4県を受験するのは全国でも本校だけではないでしょうか。
珍しいことです。同じ高校受験ですが受験のシステムやスタイルが若干違います。
すでに栃木県の出願が終わり、千葉県、茨城県、埼玉県と続きます。
それぞれのシステムの違いによる間違いに気をつけて、慎重に指導をしております。
3年生には、受験のラストスパートを頑張って欲しいと思います。

人間関係づくり


誰もが人間関係を大切にしている学校ですが、簡単なことではありません。
私事ですが、年末年始体を壊し、入院・手術をしました。再び学校に来るときはたとえ2・3日の
休みでも不安があるものです。朝、いつも通りに出勤すると玄関には「校長先生お帰りなさい
また今日からよろしくお願いします」の看板が。驚きと喜びが一緒になって涙が出そうになりました。教頭先生をはじめとした先生方がやってくれたのでしょうが、朝礼では花までもらって。

仕事をがんばろうという気持ちも強くなりました。
そんな温かい学校です。人間関係を作るには簡単な答えなどありません。人に無関心にならず
関心を向けていくことが大切だとつくづく思いました。
私事でしたが、皆さんも健康に注意しながら「明るい学校いい学び」「明るい職場でいい仕事」を目指しましょう。

明るい学校いい学び~新春を迎え~

新年明けましておめでとうございます。
今年は、カレンダーの関係で10日が登校再開となりましたので、冬休みが長くなりました。
今朝、全校集会で久々に生徒に会いましたが、いつも通り誠実な様子でした。
新年、私はネクタイを新しくしましたが、上履きを新しくした生徒もいて新鮮な気持ちをもって年を迎えたのだなあと感じました。
年末年始は、日本の伝統文化に触れ、社会に貢献したり礼儀や常識について学んだりすることを大切にして欲しいということを話しましたが、どのように過ごしたでしょうか。
関宿中学校職員のキャッチフレーズは「明るい職場でいい仕事」です。意思の疎通をし、やるときはやるみんなでやる。明るい職場を目指し、そのように進んでいます。学校も「明るい学校いい学び」をキャッチフレーズとして今年も日々前進して参りたいと思います。

男女共修(武道授業)


保健体育は、武道講師の関係もあり、12月に柔道を行っています。本校は、人数の関係もあって男女共修の授業です。男女の授業は性差や体力差もあり、あまり行われていませんが、本校においては、6年ほど前から行われています。小学校から単学級で生活してきましたので、生徒にとっては「普通」の事かも知れません。
武道は、5年ほど前から必修になり、本校は、柔道を必修として男女ともに行われていますが、自分の身を守る、礼節を知る、体力をつける意味からも女子も意欲的に取り組んでいます。
柔道は、創始者の嘉納治五郎先生曰く、「精力善用」をする。「自他共栄」とは、「相助相譲・自他共栄」を略した言い方で、その意味は、「自己の栄えのみを目的とせず、助け合い、譲り合い、融和協調して、共に栄えることを目指すという意味だそうです。まるで関宿中学校の生徒の様子を表しているようです。健全な精神を養いましょう。