共に育む官民連携教育(学校の特色ある教育)
第2回 幼保小連携の日
本校では、1年生が安心して学校生活を始められるよう、スタートカリキュラムの充実を図るとともに、児童の自主性を大切にした活動づくりに取り組んでいます。「のんびりタイム」「にこにこタイム」など、学習や生活の見通しをもって主体的に行動できる環境を整え、さらに「絆プロジェクト」を通して友達との関わりを深める機会を意図的に設けています。
12月1日(月)、市野谷小学校では、今年度2回目となる「幼保小連携の日」を実施しました。今回は、近隣6園の先生方にご参加いただき、本校のスタートカリキュラムの取組や、幼保小の連携を生かした教育活動の重点について情報共有を行いました。
協議では、園側からも、子どもたちが自分の考えを表現し、相手の思いに気付く場面づくりや、1日の流れを掲示して見通しをもって生活できる工夫、行事を子どもの意見から組み立てる実践など、日頃の取り組みについて紹介していただきました。今回の話し合いでは、「気持ちの切り替え」「人間関係づくり」「対話を通じた子ども主体の活動」の3つの柱を軸に、幼児期の経験が小学校でどのように生かされるか、互いの視点を確認する機会となりました。また、幼児期に見られる課題として、活動への切り替えが難しいことや、話を最後まで聞く姿勢の育成についての課題意識も共有され、就学前後の育ちをつなぐうえで重要な観点が整理されました。
今後も市野谷小学校では、園と学校が互いの実践を学び合いながら、子どもたちが自信と期待をもって小学校生活へ移行できるよう、幼保小連携をさらに推進してまいります。