2025年12月の記事一覧
5年生 家庭科 にんべん「かつお節教室」
12月4日(木)5年生を対象に、鰹節やだし文化を伝える食育授業として、にんべんによる「かつお節教室」を実施しました。日本の伝統食材である“かつお節”や“だし”を扱う専門企業ならではの、本格的な内容の出前授業でした。
かつお節がどのように作られるか、その歴史や文化的背景について分かりやすく説明を受け、児童たち自身がかつお節を“削る体験”を行い、削りたての香りや削り節の形・色を観察しました。
さらに、その削り節を使って実際にだしをひき、“だしの味”や“うま味”・香りの違いを感じる試飲も体験しました。削り体験やだしの飲み比べを通じて、かつお節の魅力や和食文化の大切さを深く学ぶ機会となっており、食への関心と理解が広がりました。
このような機会を通して児童が「食」への見方や大切さを育めたことを嬉しく思います。今後も、地域や企業・団体との連携を大切にしながら、児童の学びを広げ、「生きる力」につながる教育を積み重ねてまいります。
第2回 幼保小連携の日
本校では、1年生が安心して学校生活を始められるよう、スタートカリキュラムの充実を図るとともに、児童の自主性を大切にした活動づくりに取り組んでいます。「のんびりタイム」「にこにこタイム」など、学習や生活の見通しをもって主体的に行動できる環境を整え、さらに「絆プロジェクト」を通して友達との関わりを深める機会を意図的に設けています。
12月1日(月)、市野谷小学校では、今年度2回目となる「幼保小連携の日」を実施しました。今回は、近隣6園の先生方にご参加いただき、本校のスタートカリキュラムの取組や、幼保小の連携を生かした教育活動の重点について情報共有を行いました。
協議では、園側からも、子どもたちが自分の考えを表現し、相手の思いに気付く場面づくりや、1日の流れを掲示して見通しをもって生活できる工夫、行事を子どもの意見から組み立てる実践など、日頃の取り組みについて紹介していただきました。今回の話し合いでは、「気持ちの切り替え」「人間関係づくり」「対話を通じた子ども主体の活動」の3つの柱を軸に、幼児期の経験が小学校でどのように生かされるか、互いの視点を確認する機会となりました。また、幼児期に見られる課題として、活動への切り替えが難しいことや、話を最後まで聞く姿勢の育成についての課題意識も共有され、就学前後の育ちをつなぐうえで重要な観点が整理されました。
今後も市野谷小学校では、園と学校が互いの実践を学び合いながら、子どもたちが自信と期待をもって小学校生活へ移行できるよう、幼保小連携をさらに推進してまいります。
3年生 スパルタンレース日本代表 菅田崚馬先生 陸上教室
12月1日(月)3年生を対象に、Spartan Race 日本代表として活躍されている 菅田崚馬(すがたりょうま)選手を講師にお迎えし、「陸上教室」を実施しました。初めての開催となり、子どもたちにとって大変貴重な学習となりました。
授業では、走るときの体の使い方やリズムの整え方に加え、ハードルの跳び方もていねいに教えていただきました。菅田選手の実演は迫力があり、子どもたちは目を輝かせながら「すごい!」「ぼくもできるようになりたい!」と意欲的に取り組んでいました。さらに、スパルタンレースで実際に使う重りの入った“サンドバッグ”も持参してくださり、子どもたちはその重さに驚きながらも、トップアスリートのトレーニングに触れる貴重な体験をすることができました。
授業後には、児童一人ひとりに気さくに話しかけながらサインにも応じてくださりました。
今回の陸上教室を通して、子どもたちは「走る楽しさ」だけでなく、「努力することの大切さ」や「体を動かす喜び」を実感した様子でした。地域のトップアスリートによる温かいご指導により、子どもたちがより前向きに運動へ取り組む姿が見られました。
これからも挑戦を続ける菅田選手の姿が、子どもたちにとって大きな励みになります。お忙しい中、子どもたちのために力を尽くしてくださり、本当にありがとうございました。菅田崚馬選手の今後のご活躍を心より応援しています
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