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子ども達を共に育む官民連携教育(学校の特色)

6年生 日本臨床工学技士会 オレンジジュースを人工透析?!

6月26日(木)、本校では6年生を対象に、日本臨床工学技士会様による出前授業「いのちを支えるエンジニア〜臨床工学技士の仕事〜」を実施しました。

この授業は、医療機器を操作・管理し、命を守る専門職「臨床工学技士」について学ぶとともに、医療と科学技術、そして命の大切さを深く考える貴重な機会となりました。

授業の前半では、まず腎臓の働きや尿がつくられる仕組みについて学びました。ボールなどの身近な教材を用いたわかりやすい説明により、老廃物を体外に排出する腎臓の重要な役割や、体の中の“ろ過装置”としてのはたらきについて、児童たちは興味をもって理解を深めていました。

続いて、腎臓の機能が低下したときに必要となる「透析」について学習を進めました。透析とは、腎臓の代わりに体内の老廃物や余分な水分を取り除く医療処置であり、それを支えるのが臨床工学技士と医療機器の存在です。児童は透析用の針の太さにも驚いていました衝撃・ガーン

この仕組みをより直感的に理解するために、「オレンジジュースの透析実験」も行いました。ジュースを透析膜に通すことで色や成分の変化を観察し、人工透析のしくみを視覚的・体験的に学ぶことができました。児童たちは実験の変化に驚きながらも、医療技術の大切さを実感していました。

本授業は、理科の「ヒトや動物の体」の学習でありながら、児童たちの学びを社会の課題や将来の進路とつなぐキャリア教育としても、非常に意義深いものとなりました。

本校では今後も、官民連携を通じて、子どもたちが実社会と出会い、未来を切り拓く力を育んでいけるような学びを大切にしてまいります。

ご協力いただいた日本臨床工学技士会の皆様に、心より感謝申し上げます。