2021年11月の記事一覧
3年生の授業に臨む姿が素晴らしい!
毎日、何度も学校をフラフラと授業や放課後の部活を観て回っていて思うことは、いま3年生の授業に向き合う姿勢、学習する姿がとても素晴らしいということ。3年生の勉強は確かに難しい!苦手な者も必ずいるだろう。しかし、誰一人あきらめていたり、居眠りしたり、姿勢の悪い者がいたり、他のことをしている者がいない、どの教科もだ。受験を控えた身であることも確かだ。しかし、勉強は受け身では決してできるようにはならない。自らの意思で、解ろうと目と耳と心と頭と手をフル稼働しなければ学力は伸びない。3年生はまさにフル稼働で授業を受けている。私が教室に入ろうと、まったく眼中なく、集中して勉強している。1、2年生はぜひ見習ってほしいものだ。一方、その1、2年生はどうかというと、1年生は、明るく、元気に楽しそうに授業に臨んでいる。先生の質問に、教室のあちこちからレスポンスの良い発言が飛び交う。1年生らしい微笑ましい光景だ。2年生はどうか…。第二次成長期という発達段階もあるのだろう、1年生に比べて、だいぶ落ち着いた雰囲気の授業である。しかし…、シャイな部分も出てきてなのか発表が少なかったり、姿勢の悪い者がいたり、あきらめモードに入りつつある生徒も垣間見れる…。社会人になってからの方が勉強しなければならないと常日頃から言っているが、学生時代に限定して考えても、まだまだ中学2年生の半分が過ぎたところ。来年は3年生で受験もある。高校に行けば想像を絶する勉強の難しさだ。大学は言うに及ばず…。全体として、2年生はもう少し、心を開いて前向きに学習に臨みなさい。がんばる(力を借りてもいい)→わかる→テストの点数が上がり嬉しい→自信がつく→次もさらにやる気になる…。このサイクル(「学びの黄金サイクル」と私が勝手に名付けました)に乗っかるのです。学校生活の中心は授業です。まだまだちょっとがんばれば、やろうとする気持ちを持つ勇気があれば、すぐに追いつく学年です。1、2年生の生徒諸君は、3年生の後ろ姿からまた1つ学ばせてもらおう!(11月5日 校長)
大人になる No57
【 選挙を通じて民主主義を学ぼう 】
先日の春日部市長選挙、衆議院議員選挙に続き、今日から本校の生徒会本部役員改選選挙の運動が始まりました。朝の正門付近は、「〇〇です、よろしくお願いします」と大きな声で投票をお願いする立候補者と応援の生徒たちであふれかえっています。
さて、詳しくは3年生の社会科の公民分野で学習しますが、政治を行う仕組みで、話し合いを通じて決定するやり方を民主主義といいます。この「話し合いを通じて政治を行う」やり方にも、大きく2つの方法があります。2つの方法があるということは、どちらかが絶対的に正しかったり、優れていたりというわけではなく、どちらのやり方にも長所と短所があります。その2つとは、間接民主制と直接民主制です。
間接民主制とは、選挙で選ばれた代表者が、議会で話し合って政治を決める仕組みです。別名、議会制民主主義とも呼ばれます。例えば、日本では国民(県民、市民)が選挙で国会議員(県議会議員、市議会議員)を選び、議員が国会(議会)で話し合いをして、法律や予算など様々な事を決めますよね。これこそまさに間接民主制といえます。つまり、みんなが選んだ代表者がみんなのためを考えて政治を行うことを間接民主制といいます。間接民主制の特徴をあげると、多数決で選ばれた代表者が、多数決で物事を決めるため、どうしても採用されない意見が出てきてしまいます。少数派の意見が軽視されてしまう危険性がありますので、そういうことがないように注意をする必要があります。
次に、直接民主制とは、国民が直接政治に参加する仕組みです。国民全員が議論に参加するので、国民の意思が直接反映されることになります。ただ、現代社会はたくさんの人口がいますよね。国民全員が集まって議論をするのは大変ですし、結論が出るまでにどれだけ時間がかかるかもわかりません。よって国に限らず、大きな組織では、間接民主制が採用されていることが多いのです。これは日本に限った話ではなく、世界の多くの国で間接民主制が主流になっています。国や県、市の政治に限ったことだけではありません。みなさんの所属する、学校も生徒会という自治組織(自分たちで運営する組織)があり、会長以下、その役員は選挙によって決まります。みなさんの声を聞いたり、活動報告をしたりするために、毎年1学期に生徒総会を行っていますね。みなさんの学校生活を楽しく充実したものにするために、みなさんの代表を決める生徒会選挙を真剣に向き合い、考えていきましょう。(11月4日 校長)
文化の日 快晴の秋空の下、飯沼中の文化を再確認
今日は、祝日「文化の日」のため、学校は休みでした。よく晴れた、とても気持ちの良い祝日でしたね。今日は野球部が、久喜市内で活動している、彩球ベースボールクラブというクラブチームとの試合があると顧問の先生から話を聞き、球場が自宅から近かったので応援に行きました。このクラブチームは、全国大会を筆頭に、上位の大会への出場が常連の強豪クラブチームとのことで、選手の身のこなしを見ただけで、素人の私が見ても、「あー、強いなこのチーム」と思わせるオーラ(雰囲気)を漂わせていました。一方、飯沼中はというと、泥くさい野球小僧感たっぷりの雑草チームです(ごめんなさい)。体の大きさも、野球歴もみな違い凸凹、バットスイングもまだまだ体の線が細いため力強さがない感がありました。しかし、圧倒的に相手のチームより勝っていたのはチームワーク。コロナが下火になり、屋外でソーシャルディスタンスをたっぷり取れる競技であるため、野球特有のかけ声を出し始めた本校野球部。今日は攻めも守りも、プレーヤーもベンチもチーム一丸となって声を出し、雰囲気で圧倒し、なんと6対4で勝利したのです!
そうです!これが飯沼中の文化なのです。生徒同士、生徒と先生、先生同士、そして学校と保護者・地域のチームワークが最高なのです。野球部の生徒諸君、よく頑張りましたね。来年、春の学校総合スポーツ大会が楽しみです!まだあとひと冬あります。他の部ももちろん、チームワークを武器にがんばってほしいです。文化の日の今日、野球部の試合の観戦を通し、飯沼中の文化を改めて気付かせていただきました。(11月3日 校長)
11月3日は「文化の日」です
明日は、国民の祝日の1つである「文化の日」で、学校は休みです。以前このブログで書きましたが、祝日とは、「国民の祝日に関する法律」に定められた、国民みんなでその意義を考え、祝い、過ごす日のことです。11月3日は、明治天皇の誕生日にあたり、分かりやすく言えば、当時の天皇誕生日として祝日であったものです。
また、文化の日は、国民の祝日に関する法律によれば、「自由と平和を愛し、文化をすすめる」ことを趣旨としていると書かれています。さらに、1946年(昭和21年)に日本国憲法が公布された日でもあり、日本国憲法が平和と文化を重視していることからきています。日本国憲法は、公布から半年後の1947年(昭和22年)5月3日に施行されたため、5月3日は憲法記念日として国民の祝日となっているというわけです。飯沼中の生徒諸君も、明日は学校が休みであるだけでなく、自由と平和を愛し、文化を進めることを国民の一人として、自分なりに考えて過ごしたいものですね。(11月1日 校長)
11月になりました
今日から11月です。埼玉県では、教育に対する関心と理解を一層深める機会として、毎年11月1日を「彩の国教育の日」、11月1日から7日までを「彩の国教育週間」としました。教育の日を含む、教育週間には、学校、家庭、地域社会の連携のもとに、教育に関する様々な取組を推進します。
埼玉県 教育の日について(リーフレット)←クリック
これを受け、春日部市では、毎年11月にスーパー元気さわやかキャンペーンと銘打った、いじめ防止キャンペーンを実施したり、3daysチャレンジと銘打った、市内一斉で中学1年生を対象にした職場体験学習を行っています(昨年度に引き続き今年度も新型コロナウイルスの影響で形を変えた取り組みに変更となります)。また、本校では今週、月、火、木と学校公開を実施します。本校は一年中いつでも保護者・地域の方々に教育活動をオープンにする方針です。良いこともそうでないこともすべてホームページや各種たよりでお知らせしています。また、直接学校に来ていただき、学校や生徒の様子を観に来ていただいて結構です。朝の部活動に始まり、授業、給食、帰りの会といつでも参観に来てください(現在は、不審者対策とコロナ禍の情勢を鑑み、職員室にひと声かけてください)。本日は彩の国教育の日であり、また今週は彩の国教育週間であるため、本校教職員や生徒たちは、特に首を長くして、保護者・地域の皆様のご来校をお待ちしております。学校生活を送る本校の生徒たちの元気な姿をご覧いただくとともに、忌憚のないご意見を頂戴できれば幸甚でございます。どうぞよろしくお願いいたします。(11月1日 校長)