2021年1月の記事一覧
2年生保健体育で救急時の適切な対応についての学習を行いました
本日2年生全クラスの保健体育の授業で、保健体育科の教員と養護教諭とのティームティーチングにより、救急時の電話のかけ方、救急救命、包帯法など貴重な学習を行いました。災害と同様、いつ、誰の身に起こるか、そこに遭遇するのか分からないことであるため、中学生として応急処置の仕方をきちんと学び、スキルを身に付けておくことは、社会の一員として必要なことです。2年生にとって、よい学びの機会だったと思います。(1月20日 校長)
掲示物は、もの言わぬ学習指導、生徒指導
学校には、たくさんの掲示物があります。生徒の作った作品であったり、教師から生徒への思いのこもった啓発メッセージであったり…。生徒たちは、仲間の作品を観て、称賛を送ったり、切磋琢磨したり、また、教師からの啓発メッセージを読み、心を奮い立たせたり…。それらすべては、「もの言わぬ学習指導や生徒指導」だと考えます。今日は本校の掲示物を中心に紹介します。掲示物は機に応じたものです。学校にお越しの際は、学校生活を豊かにする、彩りのある掲示物をぜひご覧になってください。(1月19日 校長)
医療に従事するすべての皆様へ
保護者が家庭で子供を直接指導する、先生が学校で生徒を直接指導する、これらは人と人とが直接関わるコミュニケーションです。一方、ホームページや掲示物は、基本的にコミュニケーションではなく、一方通行の行為です。作り手は、思いを込めて作成しますが、見た者、読んだ者がどう感じるかはその人次第であると考えます。さて、本校では先日、全校生徒で、あるテレビ番組を視聴しました。それは、年末年始に特集されていた、コロナ禍で医療に従事する方々に密着した、いくつかのドキュメント番組でした。感染者が激増し、次々に患者が運ばれてくる状況で、年末年始であるにもかかわらず、休みも取れないばかりか、日々休憩時間さえろくに取ることもできず、命を懸けて医療にあたる姿を、生徒達は真剣に見入っていました。視聴後に、「いま、私達にできることは何か」を考え、それを実践すること、そして、医療に従事する方々への感謝の気持ちを言葉にしたメッセージカードを全校生徒で作り、春日部市医療センターへ送ることにしました。しかし、これを届けるという行為そのものが医療センターの方々の余計な負担になるのではないかという考えもありました。そこで、一方通行の行為で構わないので、とにかく送ろうという判断をしました。「取り扱いにつきましては、掲示などしていただかなくて結構です。休憩室でざっと見ていただければ幸甚です。その後処分していただいて結構です」という言葉を添えて。終わりの見えない大変なご苦労がしばらく続くと思いますが、どうかお身体ご自愛下さい。私達も一人一人ができることに努めてまいります。(1月19日 校長)
阪神淡路大震災から26年
教員になって2年目の冬、朝起きて出勤の身支度をしていると比較的大きな地震がありました。埼玉県は、東日本大震災の時とは違い、さほど長い時間もかからずに地震はおさまったように記憶しています。しかし、阪神淡路地域では、想像を絶する震災が起きていたのです。当時勤務していた学校では、一日中、職員室のテレビがつけられ、橋げたの落ちた高速道路や火災の様子が映し出されていたのを記憶しています。昨日は、テレビや新聞、ネットでたくさんの特集が組まれていました。「大好きだったお婆ちゃんを連れていった神様のバカやろう」という作文を当時書いた少年が、26年後にインタビューを受けていました。また、「大好きだった優しいお兄ちゃんを失い、私は今も、心の中にいる兄と共に生きている」と語った女性の特集を読みました。戦争も、地震による災害も、新種のウィルスによる苦難も、ともすると、時間と共に記憶は薄れ、人々の心から消えていってしまいがちなものです。私達は、忘れてはならないことをしっかりと次の世代の人々に伝える義務を負っています。これまで、地震による避難訓練は、関東大震災の教訓から9月に行ってきましたが、阪神淡路大震災や東日本大震災の経験を経て、年度当初に避難訓練を行う学校が多くなりました。震災と共に、新型コロナウイルスの影響で苦労したこの時のことも決して忘れることなく、語り継がなければならないと思っています。さらに、「保健・安全教育」とは、健康的な生活の仕方や、危険を認識する知識や経験、地震などの災害に遭遇した時の処し方を学ぶことにとどまらず、そこから立ち上がる、本当の意味での「強さ」を育むことをも含むものではないかと考えます。今週も寒さに負けずにがんばりましょう。(1月18日 校長)
1月15日 感染対策 書き初め展 2年生ダンス発表会
職員室前の廊下の掲示板に、令和二年度市内書き初め展の出品作品が賞と共に掲示されています。どの作品も非常に力強い見事な作品ですね。おめでとうございます。なお、県の中央展に出品することが決まった3名の作品は、中央展が終わり、作品が戻ってきましたら改めて紹介します。
さて、ニュースによると、電車の運転士さんの宿直施設にある洗面所の蛇口から集団感染した可能性があると報じられています。大学等の運動部の寮でのクラスター発生のニュースも後を絶ちません。そこで、本校では、これまでもスクールサポートスタッフの職員が毎日定時に、水道の蛇口やトイレのレバーやスイッチ、階段の手すり等を消毒していますが、この度、さらに念には念を入れて、校舎内の水道やトイレに啓発ポスターを掲示し、アルコール消毒液をさらに多く設置するとともに、改めて生徒への指導を行いました。ご家庭におかれましても、お子さまへの繰り返しの指導をお願いします。
また、本日は2年生が時間割を調整して、5校時に合同の保健体育の授業を行い、かねてから取り組んできたダンスの発表会を行いました。自分達で曲を選び、振り付けを考え、個性豊かなダンスを披露してくれました。ダンス終了後の観衆の温かな拍手も印象的でした。本校の生徒は、体を動かすことが好きで、生涯学習にもつながる保健体育の授業を体育担当が実践していることに手前味噌ながら、嬉しく思っています。(1月15日 校長)
いきいき子育て 24 【合格のとき】
いよいよ入試がはじまりました。保護者として結果をどう受け止めるか Part.2 合格のとき…保護者が教えること
それでは、合格した子の家族はどうでしょうか?もちろん、その家族は大いに喜び合い、みんなで祝福し合ったらよいと思います。自分の昔を思い出してみても、その日は夕食を兼ねてお祝いをしてもらいました。コップにジュースを注いで、「おめでとう!」と乾杯をしました。この1年間、いや中学3年間の悲喜こもごもの事が脳裏をかすめる一瞬です。「今日の合格は、大勢の人のおかげで得られたんだよ。この喜びと感謝の気持ちを忘れずにいなさい。そして今後もより一層努力していきなさい」と。そして、担任の先生はもちろん、学年の先生、部活動などでお世話になったすべての先生方に報告とお礼の挨拶をさせて下さい。また、親戚などで心配してくれた方々にも同じです。手紙でも結構ですから、小学校の先生や保育園などでお世話になった先生方にもできるといいですね。合格のお祝いの仕方は家族によって様々だと思います。また、それぞれの特色があってこそ、家族らしいのだと思います。しかし、その喜びをお金や物で満たすのではなく、保護者と子の心で満たし合うのが大切であることは、どの家族にも共通していえることだと思います。さて、合格の喜びは、それは大きなものです。それだけに合格の喜びに有頂天になりがちでもあります。そんな子供に対して、この時こそ、「自分だけで大きくなれたのではない」ということを説教としてではなく、子供の実感として、胸に刻み込ませるかけがえのないチャンスだと思います。そして、その上で、「受験はゴールではない、スタートだ。お世話になった人達の期待に応えて、益々がんばっていきなさい」と、保護者は胸を張って子供に教えるのです。そこに合格の日の最大の意義があるのです。 (1月14日 校長)
本校部活動の当面の活動中止について
過日、緊急事態宣言が埼玉県に発令されました。本校では、感染拡大の防止と学校の教育活動の両立を考え、教職員が共通に認識する重要事項として、①生徒の命を預かっているということ、また生徒と同居する家族の命をも間接的に預かっているということ、②今年度、指導すべき学習内容をやり遂げ、次年度につなげること、③3年生の進路活動(受験)を、学校の教育活動を原因とする感染や濃厚接触者の発生により阻害することがないようにすること、④卒業証書授与式を実施し、3年生に卒業証書を授与すること、この4点を最優先事項とし、これらを妨げる可能性のあるリスクを極力避けることとします。従いまして、当面の期間、教育委員会からの通知にあります通り、授業や部活動につきまして活動を制限します。授業につきましては、市教育委員会の通知文の通りです。部活動につきましては、運動部、文化部共に、学校の教育活動の中で、最も感染リスクの高い活動であると考えます。従いまして、部活動の持つ教育的意義と緊急事態宣言の持つ社会的意義を鑑み、学校医のご指導等をも参考に、24日(日)までの活動を停止とします。また、感染源を断つことが最も大切であることから、ご家庭における毎朝の健康カードの記入・提出に加え、担任が朝の教室で、生徒の体温を実測します。このことから、緊急事態宣言発令中の部活動の朝練習は停止といたします。ご理解、ご協力のほどよろしくお願いします。(1月12日 校長)
いきいき子育て 23 【不合格のとき】
いよいよ入試がはじまります。保護者として結果をどう受け止めるか Part.1 不合格のとき…保護者は動揺せず温かく
私は、中学3年生の担任をこれまでに何度も経験し、教え子たちのたくさんの悲哀を見てきました。今の時代、合否結果は、郵送やネットでの発表になりましたが、当時は高校のロータリーに掲示されていて、歓声の中を逃げるように去って行く子供の心境はそれこそ痛いほどよくわかります。ここで、保護者の指導で大切なのは、思慮深い指導をしないと、失望して非行化したり、劣等感を持って何に対しても意欲を持てなくなったりするような人間になりかねません。もちろん、そうならないように、3年間の学校での様々な指導の積み重ねのなかで、本当の意味での「強さ」を育てることをも目指し、指導してきましたが、15歳の子の内面を全て知り尽くすことはできません。そこでまず大切なことは、保護者自身が動揺しないことです。私の知る例では、子供の前でやたらと愚痴をこぼしたり、「親戚や近所に合わせる顔がない」と子供をなじったりする保護者が過去にいました。また、配慮を欠く保護者は、「レベルの低い者の集まっている学校へ行くのか」と、これから我が子が入学する高校を馬鹿にしたりするという例もありました。これらの保護者は、大変な間違いをしています。子供は全力を尽くしたのだし、保護者も真剣に支援してきたのですから、喜びを共に味わう時だけいい顔をするのではなく、悲しみや辛さを味わう時もいい顔(優しくあたたかい顔)をしてやるべきです。次の構えもしてあるはずですから、「精一杯やった結果だから、いいじゃないか!これで人生の全てが決まる訳ではないのだから、元気を出しなさい。それに〇〇高校だって第一志望のところと同じだよ。そこで全力を出してがんばりなさい」と見通しを説きながら励ましてやるべきなのです。つまり、第一志望に進学できなかったことを、いつまでも引きずることが一番良くないことで、気持ちを切り替え、高校で前向きにがんばれるように励ますことが保護者や教師の務めなのです。次に大切なのは、「子供自身が恥ずかしさや気まずさでこだわりを持っている」これを一刻も早く払拭させることです。それには、学校の先生のところへ行き、「お世話になりましたが、不合格でした。でも〇〇高校へ行ってがんばります」と報告とお礼に行かせるのが一番いいのです。そうすれば、どの先生方も、「惜しかったね、君なりによくやったよ。〇〇高校も良い学校だから、そこで元気を出してがんばれ」、「ほんの少しのつまずきじゃないか、将来の目標を持っている君なら、どこへ行っても大丈夫だよ」と励ましてくれるはずです。ですから保護者は、「可哀想だから」と人目を避けるようなことをさせておいてはいけないのです。このように積極的な行動を起こさせ、自分で自分のこだわりを吹っ切らせるように仕向けていくことが大切なのです。それが子供に健全な心を回復させる最も効果的な指導といえます。そんな場面が親子の絆を一層深めていく機会になると思います。「家族は自分にとっての最大の理解者」ということを、頭ではなく、実感として感じさせるよい機会であると、プラス思考でとらえられればよいのだと思います。(1月12日 校長)
三学期スタート
本日より飯沼中学校の3学期がスタートします。冬休み中に事故もなく、今朝、生徒が元気に登校し、爽やかな挨拶を私と交わすことができたことを、大変嬉しく思います。昨日、埼玉県を含む一都三県に、緊急事態宣言が発令されましたが、今回の発令ですぐに学校が休校になるということはありません。しかしながら、これまで以上に学校及び家庭での生活の仕方に「感染拡大の防止」という視点を持たなければなりません。どうぞよろしくお願いいたします。(1月8日 校長)
1月7日
いよいよ冬休みも最終日です。明日は3学期の始業式です。飯沼中学校の生徒全員が元気に登校する姿を楽しみにしています。(1月7日 校長)