2021年7月の記事一覧
7月が終わります 7月30日(金)
明日の土曜日をもって、7月が終わり、8月になります。夏休みは8月29日(日)までですので、いよいよ1ヶ月を切りました。ここまで本校の生徒やそのご家族の皆様に大きな事件や事故があったとは聞いていませんので、安心している一方、新型コロナウイルスが猛威を振るい、ニュースでは埼玉県を含む一都三県と大阪府、沖縄県に8月31日までの緊急事態宣言が、京都にはまん延防止等重点措置が発令される見込みです。感染については交通事故と同じで、避けられない状況もあるかもしれませんが、自分がよく気を付けることで、リスクを極力減らすこともできます。緊急事態宣言が正式に発令されたならば、不要不急の外出は避けなければなりません。中学生として、これまで以上に社会情勢をよく見て、正しい情報を収集して行動しましょう。(7月30日 校長)
新型コロナウイルス 7月29日(木)
みなさんよくご存じの通り、今、これまでで最も多い新規感染者数の状況が数日続いています。本来ならば体内に抗体ができるはずの、既に感染歴のある者までもが2度目の感染をしたというニュースも聞きます。ウイルスの感染は自然発生ではなく、必ず感染源があります。学校の生徒の場合、そのほとんどが家庭内感染です。2学期は大きな行事が3つ控えています。3年生の修学旅行、全校で取り組む合唱祭、1、2年生の新人戦です。そのどれもが、生徒諸君にとって、一生に一度のかけがえのない行事です。昨年度は修学旅行も合唱祭も中止になりました。今年度は、今後県や市からの中止や休校の指示がなければ、どれも実施する予定です。しかし、学校が実施するにしても、個人では欠席をせざるを得ない場合があります。それは、家族や生徒自身が感染したり、濃厚接触者となった場合です。また、直前に体調不良となった者も参加を認めることはできません。結果的にPCR検査の結果が陰性であったとしても、学校は集団生活をする所ですので、集団に感染が広がるリスクがある状況では、参加は認められません。したがって、これまで以上に感染防止のために気持ちを引き締め、日頃の体調管理をしっかりと行うことが必要となります。飯沼中4つの合言葉を改めて確認し、行動に移す時です。お互いに気をつけましょう。(7月29日 校長)
7月28日(水)
夏休みが始まり一週間が経ちました。飯沼中の生徒諸君、夏休みの生活リズムをつかみ、勉強や部活動をきちんとこなせていますか。いま、三者面談を実施しているところですが、担任の先生や保護者の方と1学期の反省と夏休み、そして2学期への展望をよく確認して、しっかりと夏休みを過ごしてください。毎日涼しい部屋でゲームやYouTubeばかりの人はいませんよね…。そんな生活で2学期を迎えたら、しっかりと生活した者と、頭、心、身体のすべてで挽回不可能なほどの差がついてしまいますよ。今からでも遅くありません。今日から始めれば、今日から成長するのです。がんばれ飯中生!(7月28日 校長)
大人になる No39 吹奏楽部に学べ 7月27日(火)
いま、本校の部活動で最も礼儀正しく、規律があり、部活動を行う目的を見失うことなく活動しているのは吹奏楽部です。1学期や夏休みにフラフラと校舎内、校庭、体育館などを回って生徒達の学習や部活動の様子を見ていると、吹奏楽部が一番気持ちの良いあいさつをします。また、活動前に音楽室はもちろん、3階の廊下やトイレなどの掃除をすることから始まります。2人の顧問の先生から指導されたら「はい」としっかりとした返事をします。本校の部活動の目的は、プロを育成することではなく、社会で活躍することのできる人間を育成することです。他の部の生徒諸君もぜひ、吹奏楽部の姿勢を見習ってほしいと思います。吹奏楽部は8月1日のコンクールに向けてがんばっています。私も聴きに行くことを楽しみにしています。(7月27日 校長)
祝 全国大会出場 7月26日(月)
昨日、25日(日)に熊谷市のスポーツ文化公園陸上競技場にて行われた、学校総合スポーツ大会県大会陸上競技の部において、本校陸上競技部3年生の石塚 怜王さんが、共通男子110mハードルで4位に入賞するとともに、全国大会参加標準記録を突破したため、8月17日(火)から20日(金)に茨城県ひたちなか市、笠松運動公園陸上競技場にて行われる全国大会への出場権を獲得しました。おめでとうございます!このひたちなかの陸上競技場は、手前味噌になりますが、平成11年度に私が市内大増中学校陸上競技部顧問をしていたときに、優秀な女子生徒が関東大会で優勝した思い出深い競技場で、とても不思議な縁を感じています。陸上競技部、そして石塚さん、おめでとうございます!記念すべき東京オリンピックの年に全国大会に出場できるなんて素晴らしいですね。心身共に万全の準備をして、更なる飛躍を祈念しています。また、10月19日(火)に本校を会場として行われる、埼玉県駅伝競走大会市内予選会の選抜練習が今年は早くも始まっています。学年や部活(クラブチームを含む)を飛び越え、飯沼中のスポーツマン達が集まり、襷(たすき)をつなぐ駅伝に、今年も有志生徒達が集い、走り込んでいる姿を見て、早くも感動を覚えます。どうか健康に気をつけてがんばってくださいね。学校は今日も、三者面談と各部の活動で忙しい雰囲気に満ちています。(7月26日 校長)
7月25日(日)
朝、学校に行くと、野球部と女子バドミントン部が練習試合に出発するところでした。男子テニス部と男子バドミントン部も朝の涼しい時間帯に一生懸命に練習をしていました。また、昨日と今日、陸上競技部は、学校総合スポーツ大会県大会が熊谷市で行われ、過日市内予選を突破した選手達が県大会に出場します。がんばってほしいものです。いいですね、中学生には夏がよく似合う。(7月25日 校長)
7月21日(水) 学校は動いています
今日から夏休みですね。学校の授業は休みでも、飯中生の頭と心と体の成長は休んではいられない。飯沼中の生徒諸君、この夏、思いきり頭と心と体の汗を流してみないか…。(7月21日 校長)
1学期が無事に終わりました
春日部市は、新型コロナウイルスの感染拡大により、まん延防止等重点措置の対象地域になりました。本校では、感染防止対策として、1学期末の給食未実施の期間は、お弁当ではなく再登校により部活動を実施しています。また、夏休み中もお弁当持参による練習及び試合等は行いませんのでご承知おきください。さて、本日は令和3年度の1学期終業式を行いました。終業式も新型コロナウイルス感染拡大防止の観点及び熱中症防止の観点から放送による実施となり、生徒達は、各教室で話を聴きました。終業式では、各学年の代表生徒による今学期の振り返りと今後の目標についての発表があります。いつも素晴らしい発表ですが、本日発表した生徒達もとても素晴らしい作文発表でした。また、校長の私からは、式辞を通して、1学期飯中生は、総じてとてもよくがんばったことを強調しました。さて、明日から夏休みとなります。毎日みなさんの顔を見られる訳ではないこの期間、やはり心配なのは、みなさんの命、そして健康・安全です。今年の夏は、新型コロナウイルスへの感染対策として、飯中生の4つの合言葉である、①マスク、②換気、③手指の消毒、④ソーシャルディスタンス、この4つを家でも、部活動等で学校に来た時も、プライベートで出かけた時も忘れずに行動しましょう。また、今年の夏も強烈に暑いです。熱中症対策も中学生らしく自分でよく考えて、水分補給、休憩、食事や睡眠などしっかりと行動してください。最後に、SNSのトラブルです。これはトラブルを起こしたら一生消すことのできないネットの性質を考え、絶対に起こしてはならないものなのです。匿名にしても鍵アカにしても、被害者が警察などの専門機関に相談すれば、実はすぐに分かってしまいます。夏休みは、気が緩みがちな時です。後で大きな痛手となって返ってくることのないように注意してくださいね。それでは、健康に気をつけて、よく遊び、よく学ぶ充実した夏休みにしてください。(7月20日 校長)
1学期もあと2日
今年は梅雨の長雨(ほとんど豪雨でした)が続くなぁ、、と思っていたところ、2、3日前から急にカラッと晴れ、ドカッと暑くなりましたね。体調を崩している人はいませんか…。とにかく暑い日が続いています。私達にとって一番大切なものは、命であり、健康・安全です。熱中症には家でも、学校でも、外でも十分気をつけて過ごしましょう。さて、1学期も今日を入れてあと2日ですね。明日は1学期終業式です。1学期を振り返り、がんばったこと、もう一歩だったこと、そして夏休みや2学期に向けた新たな誓いを立てるときです。今日は各学年ともに、学年集会を開き、1学期の総まとめをしたり、学活で夏休みのしおりの読み合わせをしたりしていました。3校時は全校で大掃除をして、1学期の汚れをきれいに落としていました。明日は1学期終業式です。通知表も渡されます。そして夏休み、、楽しみですね!(7月19日 校長)
大人になる No38
【 1学期最後の授業 】
今日は令和3年度、1学期最後の授業でした。終わり良ければすべて良しという言葉がありますが、今日はどのクラスの授業も教室に入ってすぐ、良い授業の雰囲気を感じるものでした。1学期の学習はどうでしたか…。たまには心を落ち着かせ、静かに1学期を振り返ってみよう。夏休み直前の生徒諸君に、今日は古谷 綱武さんの詩を送ります。
「道」
道はいつもひらかれている
道はすべての人の前にひらかれている
学ぼうとする意欲
知ろうとする意欲
考えようとする意欲
うまくなろうとする意欲
より良く生きようとする意欲
意欲を持ちさえすれば
自分の歩く道がみえてくる
道はいつもひらかれている
すべては、君自身のやる気にかかっているということだね。夏休みどう過ごすか、成長するのか、しないのかは君次第ということです。飯中生のがんばろうとする意欲に期待します。(7月16日 校長)
大人になる No37
【 時間を大切にして勉学に励みなさい 】
今日の埼玉新聞に、資本主義の基礎を築き、現存する何百もの会社を作った、埼玉県の誇る実業家・経済学者である渋沢栄一先生の直筆の書が県立松山高校に掲額されているという記事がありました。「為爾惜居諸(なんじのためにきょしょをおしむ)」と書かれているそうです。時間を大切にして勉学に励むようにと、生徒を激励するために書かれたのだそうです。この精神を受け継いだ松山高校の建学の精神は、文武不岐(ぶんぶふき)、直訳すれば、「学問と武芸は分けることのできない一体のもの」という意味ですね。今の君達に合わせれば、勉強も運動もどちらも一生懸命に取り組みなさいという意味ですね。渋沢栄一先生の教えに思いを馳せ、背筋の伸びる思いがしました。最近、授業を回っていると、2年生はどのクラスにも数名寝ている者がいますね。眠くなるような授業をしている教師にも責任はありますが、生徒諸君はそれでいいのか…、諸君の人生は諸君で決め、行動し、責任を取るものなのだ。広い意味で豊かでより良い人生を送るために学習がどれほど大切なものなのかは、中学生ならばわかるはずだ。周りの生徒達にも言いたい。何のために体育祭をしたのか…、学び合い高め合う、良き集団になるためではなかったのか…。こんなことで夏休みにしっかりと自分を律し、学び多き夏を過ごすことなどできるのか…。ピリッとしなさい。(7月15日 校長)
大人になる No36
【 進路について学んで行こう ② 】
3年生諸君はこの夏、苦しいときに、つい自分だけが…と思いがちですが、みんなも同じように苦しいのです。その苦しさを共有し、お互いに励まし合いながら乗り切ろう。苦しいときに芽生え育った友情はとても強く、美しいものです。君は1人じゃない。応援してくれる人がいっぱいいることに気づいているかな…。家族、先生方、その他の大人の人達、たくさんの人達が君達のために力になろうと思っています。君達がうるさいなぁと思っていることを言うのもそのためなのですよ。ムカツク前にありがたいなぁと思えば、気持ちがスーッとして、頑張ろう!という気持ちが自然に生まれてくるはずです。1学期には体育祭がありましたね。体育祭を通して、クラスの力が高まりました。クラスの力は1人1人を大きく羽ばたかせてくれるものです。進路を通し、卒業期には、3年間の様々な活動を通して、かけがえのない友情を育み、それが人生の財産であることを知るでしょう。そしてどんな時も君の味方になってくれる家族という存在の大きさも知ることになるでしょう。共に支え合い、喜び合える仲間づくりを残りの日々でしっかりして行こう。 つづく(7月14日 校長)
大人になる No35
【 2年生防災教室行われる 】
毎年、1月には阪神淡路大震災、3月には東日本大震災、9月には関東大震災など、かつて地震により大きな被害を被ったことに関して、そのことを後世を生きる人達に受け継ぎ、防災の確認日とする地域が多いものです。本校も9月の当初に小中合同の避難訓練を行ったり、3月11日には市をあげて黙祷を行います。一方、ここ数年初夏から秋にかけて、梅雨の長雨、夏の集中豪雨、秋の長雨や台風など雨による災害が全国各地で起こっています。今年もここ最近だけでも、熱海や九州、中国地方で豪雨による被害が発生しています。また、生徒諸君は覚えているでしょうか…、令和元年10月の台風19号では本校も避難所となりました。このように、私達は自然災害と常に隣り合わせの生活を送っているのです。そこで、本日は国土交通省江戸川河川事務所の職員お二人にお越しいただき、様々な自然災害、特に豪雨による河川の氾濫と私達のとるべき行動について、豊富な資料と共に、大変丁寧なご指導をいただきました。災害はいつか必ず我々の身に降りかかります。人間の歴史とは、災害からいかに命や財産を守るかの歴史といっても過言ではないのです。歴史を教訓に、人間は知恵を絞り、その時の最先端の技術で対策を立て、災害に備えます。大切な人の命を守り、安心安全な生活を送るために、私達は、これからも学び続けていくのです。今日の講義で印象的だったのは、地震と違い、河川の氾濫の災害は、時間が比較的あるので、日頃からの正しい知識と備え、そして的確な情報収集をすることだということでした。2年生の生徒諸君、大変貴重な学びでしたね。(7月13日 校長)
大人になる No34
【 進路について学んで行こう ① 】
今週で1学期の教科の授業は終わりになります。季節も梅雨の終わりが近づいていますね。しとしと降る雨ではなく、昼間は晴れて暑くなり、夕方、雷と共にゲリラ豪雨が私達の住む地域を襲いますね。さて、3年生諸君にとっての夏、それは進路を考え、目標に向かって精一杯の努力をする夏となります。これまでは、小学校も中学校も義務教育ということで、同じ地域の仲間と同じ学校で勉強や運動に励み、楽しい時間や喜び、そして悲しみや苦しみをも共にしてきました。そんな仲間も中学校を卒業すると同時に、それぞれ違う道を歩き始めるのです。その道の方向を決めるのが進路です。これから君達は、卒業後の人生をどの方向に進むのかを本人、保護者、先生、まわりの大人達と考え、自己実現に向けて努力をしていかなければなりません。初めて経験する、人生の別れ道に差しかかっているのです。色々と不安なこと、苦しいこと、悩むことなどが自分に降りかかってくるときでもあります。君達の今までの人生の中で1番大変なときがこれから来るのです。でもだからこそ私は言いたい。苦しかったり、悩んだりするから人間的に成長できるのです。苦しみや不安、悩みなどにつぶれてしまったり、逃げて楽な方に進んでしまったりしていては、自分の人生を切り拓くことになりません。挑戦し、壁にぶち当たり、死に物狂いで努力しなければなりません。傷ついたり、しんどかったりするだろうけど、へこたれないで乗り越えてほしいと先生は思っています。なにも成績が上がったり、学力がついたり、希望する高校に合格することだけを言っているのではありません。それは単なる結果であって、大切なことは、苦しさに立ち向かい、それを乗り越えようとがんばること。その経験が人間としての厚みを増していくのです。これからの人生の中には、もっともっと大変なことはたくさんあります。その時、楽な方へ逃げてしまったり、潰れてしまったりしないような、たくましく、しなやかな強い人間性をこの進路活動においても身に付けていくのです。 つづく (7月12日 校長)
大人になる No33
【 君と一緒に誰かの陰口を言う者は、君の陰口もどこかで言うだろう 】
陰口とは、その場にいない誰かのことをあれこれ言うことですね。だから誰かと一緒に陰口を言えば、その相手と親密な関係で結ばれたような気がするものです。しかし相手が変われば、「あの人はあなたのことをこう言っていたよ」となるのが世の常です。誰かの行為の一面だけを目にとめて悪く評価し、次々に人に悪口を言いふらす人がよくいますよね。あなたがそういう人でないことを願います。また、同じ行為にも良い見方と悪い見方があり、自分の行為に恥じるところはないという自信を持っている人は、他人の行為を良い方に解釈することができます。「○○さんって、ものすごくケチなのよ」と誰かが言ったとしても、「ケチじゃなくて物を大切にする人なんだよ」というふうに切り返し、陰口をうのみにしないように出来るものなのです。飯沼中の生徒も仲間との人間関係づくりが苦手な人が少なくないようです。また、口を開けば不平不満を言っている生徒もいますよね…。校長の私より生徒諸君の方がずっとよく生徒同士のことは分かっていますよね…。もし心当たりがあるという人がいたら、もう不平不満を口にしたり、人の陰口を言うのをやめなさい。周りからの評価も上がり、仲間からの接し方も変わってきます。そして考えや心が前向きになり、すべてが良い方向に進み始めますよ。(7月9日 校長)
本日はお足元の悪い中、1学期末の保護者会のためにご来校いただきましてありがとうございました。
小学生と仲良く、楽しくザリガニ釣りをしました
今日は、中野小学校の2年生の児童のみなさんが本校に来校し、本校周辺の用水路でザリガニ釣りをしました。中学生の地域貢献の1つと考え、3年1組の生徒達に協力してもらい、小学生の面倒を見てもらいました。小学生は安心して中学生に頼り、楽しく体験学習ができました。私が感心し、嬉しく、そしてありがたく思ったことは、3年1組の生徒達が、父性、母性をいかんなく発揮して、とても優しく小学生に接し、小学生とともに自分達も楽しそうに活動していたことでした。ぜひ将来は、保育士や教員になってもらいたい生徒ばかりでした。3年1組の生徒諸君、ありがとう。(7月8日 校長)
7月7日は七夕(たなばた)
今日、7月7日は七夕です。七夕とは日本の伝統文化である節句の1つです。節句とは、季節の変わり目に行う儀式的なもので、1年に5つあります。1月7日の七草、3月3日は桃の節句、5月5日の端午の節句、7月7日の七夕も節句です。5つ目は、あまり知られてはいませんが、9月9日は重陽の節句といいます。七夕のお話は、中国古代の民間伝承がもとになっているそうです。織姫と彦星は、中国風だと織女(しょくじょ)、牽牛(けんぎゅう)というそうです。日本には、奈良時代に宮中儀式として伝わり、織姫が機織り(はたおり)の上手な働き者だったという言い伝えから、手芸や裁縫の上達を願う風習につながりました。星に願い事をする原型はここから始まっているのだそうです。現在は、笹竹に折り紙で作った飾りを吊るしたり、短冊に願い事を書いて吊るしたりします。日本の伝統的な行事を正しく理解し、受け継いでいきたいものですね。(7月7日 校長)
大人になる No32
【 本当に役立つ勉強とは何か 】
先日、ある教育関連誌を読んでいると、高校の中途退学者に対する調査で、彼らが高校に望むこととして、約半数の者が社会に出てから役に立つことを教えて欲しいという回答を選んだという記事が目にとまりました。彼らは高校では社会に出て役立つことを教えてもらえなかったという思いを持っているのでしょうか…。一見、もっともらしい要望のようにも見えますが、果たしてそうでしょうか?私はそうは思いません。そもそも社会に出て役立つとは、どういう意味なのでしょうか?漢字が読めなければ不便だろうし、ローマ字も同様ですね。足し算・引き算が出来なければ買い物だってできません。しかし、これらのことは小・中学校で習うことですよね。それとも、英会話やコンピュータの操作や帳簿類の作成、管理または設計図を描くための技術などというものをイメージしているのでしょうか?確かに、これらのことは、覚えればすぐに役立つものばかりです。しかし、すぐに役立つようなものは、実は大して役に立たないものなのです。本当に役立つことというのは、授業をはじめとする思考の訓練を通じて、世の中の色々な事象に敏感に反応する感性であったり、興味や関心を持って調べたり、実行したりして、より良い選択をしながら生きることのできる力であったり、困難に出会っても簡単にはくじけない強い心や身体を持つことだと私は思います。協力してことに当たり、喜びを分かち合える仲間を持つことのできる人間関係づくりの能力もそうです。そういうものを手に入れることはなかなか難しいものです。訳のわからない(?)勉強をはじめ、学校で部活動や学校行事など様々なことを経験しながらでしか、なかなか身に付かないものなのです。
いま君達は、期末テストが終わり、その結果に一喜一憂していないだろうか。3年生は自分の卒業後の進路について真剣に考えて行かなければならない時期でもある。生徒諸君には、本当に役立つ勉強とは何なのかということを見失わないでほしい。(7月6日 校長)
テスト返却
今日は午前中、どの教室を覗いても、先週の期末テストの返却をしているか、技能教科の実技試験などを行っていました。テストが返ってきたらどうすればよいかは何度も言ってきたのでもう言いません。君はどう生きていくのか…この言葉だけを今日は投げかけます。(7月5日 校長)
期末テストは終わったが…
期末テストが終了しました。お疲れ様でしたね、今日は寝不足でしょうか…。今日の夜は早く寝るといいかもしれませんね。土日は、がまんしていたゲームを楽しんだり、録画しておいた好きなテレビ番組を見るのもいいでしょう。何かをがんばったときには、自分へごほうびをあげたり、好きなことを思い切りやることも人生には大切なことです。そのかわり月曜日からは、また気持ちを入れ替えて学習に取り組むこと。期末テストが返ってきます。テストでできなかったところを復習し、もし再テストをしたら100点が取れるようにしておくことが大切です。そのうえで、また新たな学習が積み重なっていくのです。つまり、期末テストは終わっても、学習は続くのです。心豊かに、より良い人生を送るために学習は一生続くのです。(7月2日 校長)