大人になる No35
【 2年生防災教室行われる 】
毎年、1月には阪神淡路大震災、3月には東日本大震災、9月には関東大震災など、かつて地震により大きな被害を被ったことに関して、そのことを後世を生きる人達に受け継ぎ、防災の確認日とする地域が多いものです。本校も9月の当初に小中合同の避難訓練を行ったり、3月11日には市をあげて黙祷を行います。一方、ここ数年初夏から秋にかけて、梅雨の長雨、夏の集中豪雨、秋の長雨や台風など雨による災害が全国各地で起こっています。今年もここ最近だけでも、熱海や九州、中国地方で豪雨による被害が発生しています。また、生徒諸君は覚えているでしょうか…、令和元年10月の台風19号では本校も避難所となりました。このように、私達は自然災害と常に隣り合わせの生活を送っているのです。そこで、本日は国土交通省江戸川河川事務所の職員お二人にお越しいただき、様々な自然災害、特に豪雨による河川の氾濫と私達のとるべき行動について、豊富な資料と共に、大変丁寧なご指導をいただきました。災害はいつか必ず我々の身に降りかかります。人間の歴史とは、災害からいかに命や財産を守るかの歴史といっても過言ではないのです。歴史を教訓に、人間は知恵を絞り、その時の最先端の技術で対策を立て、災害に備えます。大切な人の命を守り、安心安全な生活を送るために、私達は、これからも学び続けていくのです。今日の講義で印象的だったのは、地震と違い、河川の氾濫の災害は、時間が比較的あるので、日頃からの正しい知識と備え、そして的確な情報収集をすることだということでした。2年生の生徒諸君、大変貴重な学びでしたね。(7月13日 校長)