2021年1月の記事一覧
1月最終登校日
3学期はあっという間に過ぎていくことを表す表現として、月の頭文字をとって、「1月は行く、2月は逃げる、3月は去る」とよく言われます。1月も今日が最終登校日、1月が行ってしまおうとしています。本校の生徒たちは、新型コロナウイルスの影響で、色々と活動の制限はありますが、1月も健気に、明るく楽しそうに学習をはじめとする学校生活を送ることができました。季節は今が一番寒いときです。健康に気をつけて、2月も元気に過ごしたいものです。特に3年生は、2月26日に県立高校の入試を控えています。健康な状態で入試当日を迎えられるよう、ご家庭におかれましてもお子様の健康管理をよろしくお願いします。 (1月29日 教頭)
2年生パフォーマンス集会行われる
新型コロナウイルスの影響で様々な学校行事が中止となった今年度、各学年では、生徒の心身の健全な成長を願い、本校教職員の創意工夫で、大小様々な取り組みを創り出し、実施してきました。本日は、2年生がパフォーマンス集会を行いました。第1部は、部活動のパフォーマンスを披露するもので、運動部、文化部共に日頃の練習の成果を披露しました。好きで毎日取り組んでいるだけに、他の部の生徒から見ると、とても高い技術や専門性を感じるもので、どの部の生徒のパフォーマンスも、「オー」という歓声と拍手に会場が包まれました。4月に新入生が見たら、“かっこいい、あこがれの先輩”になること間違いなしですね。次に第2部は、有志生徒によるパフォーマンスで、日頃、部活とは別に、個人的に取り組んでいる趣味などを披露する場でした。歌あり、ダンスあり、バンドあり、空手の演舞やバレーの踊りありと、普段学校では見ることのできない一面を見ることができ、とても新鮮なものでした。集会全体を通して感じたことは、仲間の良さを認め合う、とても優しく、温かな集団であるということです。また、先生方の指導のもとに、生徒たちが立派に運営することができるまでに成長したことを感じました。4月から本校を背負って立つ最高学年になるわけですが、大いに期待できると思ったパフォーマンス集会でした。なお、本日の生徒たちのパフォーマンスは、後日本校のホームページに動画を掲載いたしますので、楽しみにお待ちください。 (1月28日 教頭)
いよいよ部活動が再開します
新型コロナウイルスの感染拡大に伴う、緊急事態宣言を受け、本校では既にご説明させていただいている通り、昨日まで、部活動を停止してきました。本日は、帰りの会終了後、放送による全体指導を行い、その後、各部ごとのミーティングを行い、各部共通での注意点に加え、自分たちの部の特性などを踏まえ、改めて共通理解を図り、活動が再開されました。本校教職員もこれまで以上に気を引き締めて指導にあたりますので、ご家庭におかれましても、ご協力のほどお願いいたします。(1月27日 校長)
卒業記念樹の植樹式を行いました
昨日1月25日の放課後に、県からいただいた、3年生の卒業記念樹の植樹式を行いました。学級委員をはじめとする有志生徒達の笑顔が印象的でした。木の成長に負けずに、卒業生たちも大きく成長してほしいものです。(1月26日 校長)
埼玉県小中学校児童生徒美術展埼葛地区展
令和2年度 埼玉県小中学校児童生徒美術展 埼葛地区展に出品した本校生徒の作品です。
どの作品も、素晴らしく感心してしまうほど立派な作品です!どうぞご覧ください。
https://schit.net/kasukabe/center/page_20201105091806(入選作品)←クリック
↓↓こちらの作品も出品しました↓↓
1月最終週です
以前、3学期はあっという間に終わってしまうということを、「1月は行く、2月は逃げる、3月は去る」という表現でみなさんに伝えましたが、まさにその通りに時間は流れています。今週の学校は、1月の最終週となります。大寒が過ぎた今頃が一番寒い時期ではありますが、健康に気をつけて元気に乗り切りましょう。(1月25日 校長)
雨の私立高校入試日 ~備えはできていましたか~
現在、11時30分、今日は何のトラブルもなく、間もなく入試が終わろうとしています。3年生の先生方は、今日も朝早くから学校に待機してくださいました。試験を無事に受けられるその裏には、保護者や先生方の見える、そして見えない支えがあるということに気づき、感謝の気持ちを力に変えることのできる人になろう。義務教育をまもなく終える3年生諸君、照れくさくても家に帰ったら、そして月曜日に学校に登校したら、「お世話になりました、無事に終わりました」などの報告やお礼を言いましょう。そういうことができるようになることも、義務教育を終えるための試験のようなものなのです。
さて、今日は冷たい雨の入試日でしたが、雨の対策はできていましたか?雨の日の外出では、タオルを一枚多く持っていくとか、靴下の替えを持っていくとか、濡れたものを入れるビニール袋を持っていくとか、カイロを1つ多く持っていくなどの対策が必要です。たとえ結果的に使わなくても…。明日は雪の予報がでています。明日の受験者は準備をしましょう。
また、今日は本校を会場に、4級から準2級までの英語検定試験が行われました。資格を持つということは、将来の可能性を広げることになります。これからも様々なことに積極的にチャレンジしましょう。お疲れさまでした。(1月23日 校長)
私立高校入試集中日 ~いろいろありました~
本日は、埼玉県内の私立高校入試集中日の初日でした。朝早くから3年生の先生方は学校に出勤し、体調の悪い生徒が出た場合に高校に連絡をしたり、上履きを前日に持って帰るのを忘れた生徒が取りに来たり、電車が事故等で動いていなかったり、乗り間違えてしまったりなどあらゆるケースを想定し、待機してくれました。しかし、想定の範囲を上回る事態が複数発生し、結果的には大丈夫でしたが、冷や汗をかいてしまいました。いくつか紹介すると、単願と併願を間違えて出願していたことが、朝、高校へ行ってみたら分かったり、今日が入試なのに、本人、家族とも明日だと思っていて、高校から「来ていませんが…」と問い合わせがあり、教室に行くと本人がいたり…。ひと昔前と違い、願書を手書きして郵送するのと違い、ネット出願、受験料もネット支払いとなっているので、クリックミスをしたり、認識が浅かったりするのが原因なのだと思います。明日以降に受験をする予定の生徒諸君は、受験票をよく見て、もう一度確認をしてくださいね。それから最後に天気予報によると、24日(日)は雪の予報となっています。朝は時間に十分余裕を持って出発してください。雪の日は道路が大渋滞したり、電車が遅れたりします。困ったときは、先生方が朝から待機していますので、高校ではなく、中学校に連絡をしてください。(1月22日 校長)
部活動の再開について
過日配布した通知文のとおり、本校では、新型コロナウイルスに係る緊急事態宣言の発令を受け、国民のすべてが、特に一都三県の都民・県民はさらに意識を高めて、感染拡大の防止に努めなければならないと受け止めました。学校は休校にはなりませんでしたが、従前の教育活動を行ってよい訳ではなく、特定の教科の授業内容をはじめとするリスクの高い活動は自粛する必要があります。本市においては、部活動を停止にしている学校は、本校だけですが、市教育委員会、学校医、他市町の中学校の様子をも参考に、部活動の停止を決定し、2週間様子を見ました。この2週間様々な状況を総合的に判断し、本日付けの通知文のとおり、25日から部活動を段階的に再開します。再開に至る根拠は、①発達段階にある本校生徒の様子を観察したところ、これ以上の活動の停止は、心身の健康に支障をきたす恐れがある。②感染の拡大防止策を徹底していれば、クラスターは起きない。(報道で、クラスターの起きた高校や大学の部活動は全て、換気をしていなかったり、マスクをしていなかったり、寮での生活場面などが原因である)③全校で医療従事者の特集番組を視聴し、今、自分達がしなければならないことは何かを学ばせ、部活動の再開にあたっても、顧問の指導のもとに、自分達の部の活動で気をつけなければならないことは何かを自分達で考え、確認し、それを守った活動をさせることが本当の教育である。以上の理由で、部活動を25日(月)から段階的に再開します。校長以下、本校教職員の指導力不足で、感染防止の対策を徹底できていない部があれば、命にかかわることであるため、その部は、活動を即時停止とすることも付け加えておきます。また、現在の状況下で、部活の活動に参加することが不安であると判断されるご家庭におかれましては、遠慮なさらずに担当の顧問までご連絡ください。ご家庭におかれましても、お子さまとよく話をされ、ご理解、ご協力いただきますようお願いします。(1月22日 校長)
明日からの3日間は、県内私立高校入試集中日です
明日22日(金)からの3日間は、県内私立高校の入試集中日です。本校の3年生も7割以上の生徒が受験をすると聞きました。この3日間で行われる受験のタイプは、いわゆる併願受験です。第一希望が県立高校である者が、県立がダメだった時に進学する高校を決めておくということですね。私立高校の受験料は、約1万5千円~2万円、これに加えて、合格後に県立高校の発表日まで手続きを待ってもらう"延納手続き"に約1万円~2万円ほどかかります。県立高校の受験料2,200円とは大きく金額が異なります。しかし、昔のイメージと違い、昨今は、私立高校も授業料につきましては、国や県の補助金が手厚くなってきていますので、私立=お金がたくさんかかる、ということはないようです。さて、明日から受験をする生徒諸君は、前日は準備を済ませ、早く寝ましょう。そして、すっきりと目ざめ、予定通りに出発をしましょう。試験は、がんばる必要はありません。普通に自分の力を出せばよいのです。肩の力を抜いて、深呼吸をして、試験に臨んでください。マスクをするなど、試験官の指示にはきちんと従うようにしてくださいね。それでは健闘を祈っています。(1月21日 校長)
2年生保健体育で救急時の適切な対応についての学習を行いました
本日2年生全クラスの保健体育の授業で、保健体育科の教員と養護教諭とのティームティーチングにより、救急時の電話のかけ方、救急救命、包帯法など貴重な学習を行いました。災害と同様、いつ、誰の身に起こるか、そこに遭遇するのか分からないことであるため、中学生として応急処置の仕方をきちんと学び、スキルを身に付けておくことは、社会の一員として必要なことです。2年生にとって、よい学びの機会だったと思います。(1月20日 校長)
掲示物は、もの言わぬ学習指導、生徒指導
学校には、たくさんの掲示物があります。生徒の作った作品であったり、教師から生徒への思いのこもった啓発メッセージであったり…。生徒たちは、仲間の作品を観て、称賛を送ったり、切磋琢磨したり、また、教師からの啓発メッセージを読み、心を奮い立たせたり…。それらすべては、「もの言わぬ学習指導や生徒指導」だと考えます。今日は本校の掲示物を中心に紹介します。掲示物は機に応じたものです。学校にお越しの際は、学校生活を豊かにする、彩りのある掲示物をぜひご覧になってください。(1月19日 校長)
医療に従事するすべての皆様へ
保護者が家庭で子供を直接指導する、先生が学校で生徒を直接指導する、これらは人と人とが直接関わるコミュニケーションです。一方、ホームページや掲示物は、基本的にコミュニケーションではなく、一方通行の行為です。作り手は、思いを込めて作成しますが、見た者、読んだ者がどう感じるかはその人次第であると考えます。さて、本校では先日、全校生徒で、あるテレビ番組を視聴しました。それは、年末年始に特集されていた、コロナ禍で医療に従事する方々に密着した、いくつかのドキュメント番組でした。感染者が激増し、次々に患者が運ばれてくる状況で、年末年始であるにもかかわらず、休みも取れないばかりか、日々休憩時間さえろくに取ることもできず、命を懸けて医療にあたる姿を、生徒達は真剣に見入っていました。視聴後に、「いま、私達にできることは何か」を考え、それを実践すること、そして、医療に従事する方々への感謝の気持ちを言葉にしたメッセージカードを全校生徒で作り、春日部市医療センターへ送ることにしました。しかし、これを届けるという行為そのものが医療センターの方々の余計な負担になるのではないかという考えもありました。そこで、一方通行の行為で構わないので、とにかく送ろうという判断をしました。「取り扱いにつきましては、掲示などしていただかなくて結構です。休憩室でざっと見ていただければ幸甚です。その後処分していただいて結構です」という言葉を添えて。終わりの見えない大変なご苦労がしばらく続くと思いますが、どうかお身体ご自愛下さい。私達も一人一人ができることに努めてまいります。(1月19日 校長)
阪神淡路大震災から26年
教員になって2年目の冬、朝起きて出勤の身支度をしていると比較的大きな地震がありました。埼玉県は、東日本大震災の時とは違い、さほど長い時間もかからずに地震はおさまったように記憶しています。しかし、阪神淡路地域では、想像を絶する震災が起きていたのです。当時勤務していた学校では、一日中、職員室のテレビがつけられ、橋げたの落ちた高速道路や火災の様子が映し出されていたのを記憶しています。昨日は、テレビや新聞、ネットでたくさんの特集が組まれていました。「大好きだったお婆ちゃんを連れていった神様のバカやろう」という作文を当時書いた少年が、26年後にインタビューを受けていました。また、「大好きだった優しいお兄ちゃんを失い、私は今も、心の中にいる兄と共に生きている」と語った女性の特集を読みました。戦争も、地震による災害も、新種のウィルスによる苦難も、ともすると、時間と共に記憶は薄れ、人々の心から消えていってしまいがちなものです。私達は、忘れてはならないことをしっかりと次の世代の人々に伝える義務を負っています。これまで、地震による避難訓練は、関東大震災の教訓から9月に行ってきましたが、阪神淡路大震災や東日本大震災の経験を経て、年度当初に避難訓練を行う学校が多くなりました。震災と共に、新型コロナウイルスの影響で苦労したこの時のことも決して忘れることなく、語り継がなければならないと思っています。さらに、「保健・安全教育」とは、健康的な生活の仕方や、危険を認識する知識や経験、地震などの災害に遭遇した時の処し方を学ぶことにとどまらず、そこから立ち上がる、本当の意味での「強さ」を育むことをも含むものではないかと考えます。今週も寒さに負けずにがんばりましょう。(1月18日 校長)
1月15日 感染対策 書き初め展 2年生ダンス発表会
職員室前の廊下の掲示板に、令和二年度市内書き初め展の出品作品が賞と共に掲示されています。どの作品も非常に力強い見事な作品ですね。おめでとうございます。なお、県の中央展に出品することが決まった3名の作品は、中央展が終わり、作品が戻ってきましたら改めて紹介します。
さて、ニュースによると、電車の運転士さんの宿直施設にある洗面所の蛇口から集団感染した可能性があると報じられています。大学等の運動部の寮でのクラスター発生のニュースも後を絶ちません。そこで、本校では、これまでもスクールサポートスタッフの職員が毎日定時に、水道の蛇口やトイレのレバーやスイッチ、階段の手すり等を消毒していますが、この度、さらに念には念を入れて、校舎内の水道やトイレに啓発ポスターを掲示し、アルコール消毒液をさらに多く設置するとともに、改めて生徒への指導を行いました。ご家庭におかれましても、お子さまへの繰り返しの指導をお願いします。
また、本日は2年生が時間割を調整して、5校時に合同の保健体育の授業を行い、かねてから取り組んできたダンスの発表会を行いました。自分達で曲を選び、振り付けを考え、個性豊かなダンスを披露してくれました。ダンス終了後の観衆の温かな拍手も印象的でした。本校の生徒は、体を動かすことが好きで、生涯学習にもつながる保健体育の授業を体育担当が実践していることに手前味噌ながら、嬉しく思っています。(1月15日 校長)
いきいき子育て 24 【合格のとき】
いよいよ入試がはじまりました。保護者として結果をどう受け止めるか Part.2 合格のとき…保護者が教えること
それでは、合格した子の家族はどうでしょうか?もちろん、その家族は大いに喜び合い、みんなで祝福し合ったらよいと思います。自分の昔を思い出してみても、その日は夕食を兼ねてお祝いをしてもらいました。コップにジュースを注いで、「おめでとう!」と乾杯をしました。この1年間、いや中学3年間の悲喜こもごもの事が脳裏をかすめる一瞬です。「今日の合格は、大勢の人のおかげで得られたんだよ。この喜びと感謝の気持ちを忘れずにいなさい。そして今後もより一層努力していきなさい」と。そして、担任の先生はもちろん、学年の先生、部活動などでお世話になったすべての先生方に報告とお礼の挨拶をさせて下さい。また、親戚などで心配してくれた方々にも同じです。手紙でも結構ですから、小学校の先生や保育園などでお世話になった先生方にもできるといいですね。合格のお祝いの仕方は家族によって様々だと思います。また、それぞれの特色があってこそ、家族らしいのだと思います。しかし、その喜びをお金や物で満たすのではなく、保護者と子の心で満たし合うのが大切であることは、どの家族にも共通していえることだと思います。さて、合格の喜びは、それは大きなものです。それだけに合格の喜びに有頂天になりがちでもあります。そんな子供に対して、この時こそ、「自分だけで大きくなれたのではない」ということを説教としてではなく、子供の実感として、胸に刻み込ませるかけがえのないチャンスだと思います。そして、その上で、「受験はゴールではない、スタートだ。お世話になった人達の期待に応えて、益々がんばっていきなさい」と、保護者は胸を張って子供に教えるのです。そこに合格の日の最大の意義があるのです。 (1月14日 校長)
本校部活動の当面の活動中止について
過日、緊急事態宣言が埼玉県に発令されました。本校では、感染拡大の防止と学校の教育活動の両立を考え、教職員が共通に認識する重要事項として、①生徒の命を預かっているということ、また生徒と同居する家族の命をも間接的に預かっているということ、②今年度、指導すべき学習内容をやり遂げ、次年度につなげること、③3年生の進路活動(受験)を、学校の教育活動を原因とする感染や濃厚接触者の発生により阻害することがないようにすること、④卒業証書授与式を実施し、3年生に卒業証書を授与すること、この4点を最優先事項とし、これらを妨げる可能性のあるリスクを極力避けることとします。従いまして、当面の期間、教育委員会からの通知にあります通り、授業や部活動につきまして活動を制限します。授業につきましては、市教育委員会の通知文の通りです。部活動につきましては、運動部、文化部共に、学校の教育活動の中で、最も感染リスクの高い活動であると考えます。従いまして、部活動の持つ教育的意義と緊急事態宣言の持つ社会的意義を鑑み、学校医のご指導等をも参考に、24日(日)までの活動を停止とします。また、感染源を断つことが最も大切であることから、ご家庭における毎朝の健康カードの記入・提出に加え、担任が朝の教室で、生徒の体温を実測します。このことから、緊急事態宣言発令中の部活動の朝練習は停止といたします。ご理解、ご協力のほどよろしくお願いします。(1月12日 校長)
いきいき子育て 23 【不合格のとき】
いよいよ入試がはじまります。保護者として結果をどう受け止めるか Part.1 不合格のとき…保護者は動揺せず温かく
私は、中学3年生の担任をこれまでに何度も経験し、教え子たちのたくさんの悲哀を見てきました。今の時代、合否結果は、郵送やネットでの発表になりましたが、当時は高校のロータリーに掲示されていて、歓声の中を逃げるように去って行く子供の心境はそれこそ痛いほどよくわかります。ここで、保護者の指導で大切なのは、思慮深い指導をしないと、失望して非行化したり、劣等感を持って何に対しても意欲を持てなくなったりするような人間になりかねません。もちろん、そうならないように、3年間の学校での様々な指導の積み重ねのなかで、本当の意味での「強さ」を育てることをも目指し、指導してきましたが、15歳の子の内面を全て知り尽くすことはできません。そこでまず大切なことは、保護者自身が動揺しないことです。私の知る例では、子供の前でやたらと愚痴をこぼしたり、「親戚や近所に合わせる顔がない」と子供をなじったりする保護者が過去にいました。また、配慮を欠く保護者は、「レベルの低い者の集まっている学校へ行くのか」と、これから我が子が入学する高校を馬鹿にしたりするという例もありました。これらの保護者は、大変な間違いをしています。子供は全力を尽くしたのだし、保護者も真剣に支援してきたのですから、喜びを共に味わう時だけいい顔をするのではなく、悲しみや辛さを味わう時もいい顔(優しくあたたかい顔)をしてやるべきです。次の構えもしてあるはずですから、「精一杯やった結果だから、いいじゃないか!これで人生の全てが決まる訳ではないのだから、元気を出しなさい。それに〇〇高校だって第一志望のところと同じだよ。そこで全力を出してがんばりなさい」と見通しを説きながら励ましてやるべきなのです。つまり、第一志望に進学できなかったことを、いつまでも引きずることが一番良くないことで、気持ちを切り替え、高校で前向きにがんばれるように励ますことが保護者や教師の務めなのです。次に大切なのは、「子供自身が恥ずかしさや気まずさでこだわりを持っている」これを一刻も早く払拭させることです。それには、学校の先生のところへ行き、「お世話になりましたが、不合格でした。でも〇〇高校へ行ってがんばります」と報告とお礼に行かせるのが一番いいのです。そうすれば、どの先生方も、「惜しかったね、君なりによくやったよ。〇〇高校も良い学校だから、そこで元気を出してがんばれ」、「ほんの少しのつまずきじゃないか、将来の目標を持っている君なら、どこへ行っても大丈夫だよ」と励ましてくれるはずです。ですから保護者は、「可哀想だから」と人目を避けるようなことをさせておいてはいけないのです。このように積極的な行動を起こさせ、自分で自分のこだわりを吹っ切らせるように仕向けていくことが大切なのです。それが子供に健全な心を回復させる最も効果的な指導といえます。そんな場面が親子の絆を一層深めていく機会になると思います。「家族は自分にとっての最大の理解者」ということを、頭ではなく、実感として感じさせるよい機会であると、プラス思考でとらえられればよいのだと思います。(1月12日 校長)
三学期スタート
本日より飯沼中学校の3学期がスタートします。冬休み中に事故もなく、今朝、生徒が元気に登校し、爽やかな挨拶を私と交わすことができたことを、大変嬉しく思います。昨日、埼玉県を含む一都三県に、緊急事態宣言が発令されましたが、今回の発令ですぐに学校が休校になるということはありません。しかしながら、これまで以上に学校及び家庭での生活の仕方に「感染拡大の防止」という視点を持たなければなりません。どうぞよろしくお願いいたします。(1月8日 校長)
1月7日
いよいよ冬休みも最終日です。明日は3学期の始業式です。飯沼中学校の生徒全員が元気に登校する姿を楽しみにしています。(1月7日 校長)