飯中 Now
中学生「税の作文」「税の標語」優秀作品に本校生徒が選ばれました
春日部間税会主催の中学生「税の作文」、「税の標語」において、本校の2名の生徒が優秀作品に選ばれましたので、紹介します。
春日部税務署管内 納税貯蓄組合連合会長賞 3年生 諸橋 泉妃 さん
関東信越間税会連合会長賞 2年生 北爪 真央 さん
おめでとうございます! なお、イオンモール春日部 3階イオンホールAにて、17日(金)まで作品が展示してあります。どうぞ足をお運びいただき、ご覧ください。(11月12日 校長)
いきいき子育て⑤
三者面談では何を話し合いましたか
思春期とは、身体の成長に心の成長が追いつかず、誰もが不安定な気分になりやすい時期です。「自分は何者なのか?」「どう生きたらいいのか?」などと自我に直面し、自分を見る「もう一人の自分」が意識されるようになります。小さなことで有頂天になったり、逆にひどく傷ついて落ち込んでしまったりもします。異性への興味が高まったり、親や先生がうっとうしく感じるようになったり、自分だけの秘密を持ち始めたりもします。こうした心の変化に対し、身体については、体型全体の大人化が、個人差はあれ進みます。まず、「思春期」について親がしっかりと理解を深めましょう。
半分はもう大人、しかし半分はまだ子供
親にとってみれば「こんな子ではなかった、どうしたものか…」と戸惑うこともあるかもしれません。しかし、この時期に子供がいうことを聞かなくなっても、いたずらに動揺したり、抑えつけたりする必要はありません。それは、子どもの自立や親離れが始まった証拠だからです。むやみな干渉やお説教はできるだけ控えて、子どもの力を信じながら、あたたかく見守りましょう。ただし、腫れ物に触るかのように接するのではなく、これまで以上に会話などを通じて関わる努力は欠かせないものになります。「半分はもう大人なのだから、この事については、あなたを信じて任せる。でも、半分はまだ子供。自分で責任を取れないのだから、この事については一緒に考えよう」という感じがよいと思います。(11月12日 校長)
チューリップ
越谷人権擁護委員協議会春日部部会様より、チューリップの球根をいただきました(写真参照)。チューリップの球根は、秋に花壇やプランターに植え込みをします。その時、すでに球根の中に小さなつぼみができあがっていて、このつぼみは、前回の花が終わった1ヶ月後にはできあがり、翌年の春まで伸びずに冬を越し、春までそのまま辛抱しています。 チューリップは、冬が寒いから茎が伸びないのではありません。その証拠に、温室で暖かくしても茎は伸びてきません。チューリップは、一度冬の寒さにさらされないと次にくる春がわからないのです。ですから、チューリップを早く咲かせるには、人工的に冷蔵庫などで冷やし、寒い冬の試練を経験させる必要があるのです。
飯沼中では昨日から三者面談が始まりました。3年生は進路の話が中心となります。3年生にとって高校入試という試練は、結果はともかく、目標に向かって努力をしたり、自分の適性を考えたりするという意味で、将来大きな花を咲かせるためには必要な経験だと考えます。ぜひ、この大切な時期を将来の準備期間と受け止め、がんばってほしいと思います。 1、2年生は、チューリップが早い時期から球根の中で、つぼみをつける準備をするのと同じように、学校での日々の学習や諸活動を通して、多くのことを学び、生きる力をつけるための準備期間だと思い、がんばりましょう。チューリップが冬の試練を乗り越えて、春にきれいな花を咲かせるように、飯沼中の生徒諸君が、この冬、それぞれの目標を持って一生懸命に努力をし、春に大輪の花を咲かせることを願っています。(11月11日 校長)
いきいき子育て④
今日から三者面談が始まります。本校教職員には、生徒の学校でのがんばりや当面の課題などは、具体的な言葉で伝えるように指導しています。「がんばったら、できた!」という確かな手応えをつかんだ子供のちょっとした進歩を見逃さずに、タイミングよく「認め、ほめ、励ます」ことが学ぶ意欲を加速させます。そこで、「何をがんばるのか、がんばるとは、どういう行動をいうのか」を三者で確認する必要があります。「家庭学習をがんばろう」「部活動をがんばろう」これはダメな例です。「毎日30分間数学のワークに取り組み、解らなかった問題は次の日に友達や先生に聞いて解決する」など具体的に言葉として共有することが大切です。また、「認める」とは他人との比較ではなく、その子が以前よりどれだけ伸びたかをよく見て、その努力をほめてやることです。「認める」とは「見つめる、見守る」ということです。真剣に見つめ、見守っているからこそ、心からほめることができるのです。結果をほめるのではなく、その子の行動や努力をほめることがポイントです。ほめるときは間髪入れずにしっかりとほめるというタイミングも必要です。自分のことを真剣に認めて、タイミングよくほめてくれる人から励まされたら子どもは勇気凛々でやる気がもりもり湧いてくるものです。「人生とは自分探しの旅」という言葉どおり、自己実現は自分自身の力で成し遂げなければなりません。本人の代わりに誰かがその人の人生を生きてあげることなどできないのです。「子どもに対する教育の目的とは何か」それは「将来の自立と自己実現に必要なことを、子供時代に身につける」ということです。将来の自己実現に必要なことを、子供時代に身につけさせたいと願っていても、現実はあっという間に過ぎていくことでしょう。「早く起きなさい」、「早く宿題をしなさい」…よほど意識していないと、つい子供をせかしてしまい、子供が自分からやろうという意識を失わせ、やる気の扉を閉ざしてしまいかねません。「今日は自分から進んでやれた」など子供のちょっとした成長に気づき「認め、ほめ、励ます」ことができたら素晴らしいことですね。 つづく (11月10日 校長)
いきいき子育て③
前向きな親の姿勢は、きっと子どもに届いている
親子の間で日々の会話を増やすには、できるだけ一緒に食事をして、お互いにその日にあったことを話すとか、一緒に家事をしたり、スポーツをしたり、また地域のボランティア活動に参加したりするなどの工夫をするとよいのではないでしょうか。ひとり親家庭や共稼ぎ家庭では、親が働きながら子育てをするため、ゆっくりと子供と接する時間が少なくなりがちですね。しかし、子を思い、より良い将来に向かって努力する親の姿は、しっかりと子供の心に響いているはずです。
これまでの常識では通用しない問題も増えている
子育ての不安、いじめや不登校などで悩みを抱えたときは、どうすればよいのでしょうか。社会の急速な変化などから、これまでの教育や子育ての経験だけでは、適切な対応が難しい問題も多くなってきています。そのようなときは、迷わず専門家に相談しましょう。学校の先生、スクールカウンセラー、児童相談所、教育センター、警察の青少年相談窓口など様々な相談機関があります。それぞれの特色を知り、相談内容にふさわしい機関を選び、勇気を出して一歩踏み出し、相談してみましょう。
親の生き方が、子どもへの最高の教育になる
これまでの日本社会は勤勉で従順な人間性が社会から求められてきましたが、これからは問題に対し、指示を待つだけでなく、自分で考え、工夫し、行動する人間性が求められます。自分の会社の利益だけではなく、家庭や地域、そして社会全体にまで目を配り、積極的に関わりをもち、貢献できる人に育てるために、まず親自身がその大切さを理解し、自らの生き方を省みることも大切です。「子供にとって親は、最も身近なモデル」であり、また、「子は親の鏡」なのですから。 つづく (11月9日 校長)
男子テニス部県大会よくがんばりました
11月6日(金)、8日(日)に熊谷文化スポーツ公園内のくまがやドームでテニス部新人戦県大会が行われました。本校からは、男子テニス部が市内大会を制し、個人、団体ともに出場しました。個人戦は1回戦及び2回戦で、団体戦は1回戦で惜しくも敗退となりました。校長の私も8日の団体戦を応援に行きましたが、生徒達は、本当によくがんばっていました。貴重な県大会での試合を通じて、半年後の学校総合体育大会までの課題をしっかりと認識できたことと思います。テニス部に限らず、この冬をどう過ごすかが、春の学総の結果に大きく影響します。どの部も互いに切磋琢磨し、がんばりましょう。(11月9日 校長)
3年生、学年文化祭行われる
空にいわし雲がたなびく秋晴れの土曜日、3年生は、文化祭を行いました。校長の私から、みなさんに、「さすがは飯中3年生」という気持ちを込めて拍手を送りたい。コロナ禍で、時間も内容も制限のある、限られた状況下で、みなさんは、やり切りました。まずは、やりきった自分、やり切った仲間を褒めてください。今日の文化祭は、企画、様々な準備、そして当日の運営と、まさに生徒諸君の手作りで温かみのある文化祭でした。何よりも印象的だったのは、学年の生徒諸君みんながみんなをリスペクトしている、温かい集団であるということ。一生懸命に作った作品をみんなで感心しながら鑑賞し、ステージでの発表では、発表の前後、発表の途中でも自然と温かな拍手が起きていたこと。実行委員のみなさんもよく連携し、見事な運営でした。フロアで鑑賞する生徒の態度もよかった。私はこの行事を、新型コロナウイルスの影響で中止になった、様々な諸行事の代替行事として捉えていたことを撤回したい。飯沼中学校3年生によるオリジナルの学校行事だと断言する。みなさんは、コロナに負けませんでした。困難な状況にも負けずに一致団結して、素晴らしい行事を作り上げたこの経験と仲間との友情は、これからを生きる上での自信と勇気を与えてくれるものになることでしょう。楽しく、心温まる時間をありがとう。お疲れ様でした。
最後に、「画竜点睛」という四字熟語があります。意味は、物事の大切な最後の仕上げのことです。これは、竜の絵を描いて、最後の仕上げに竜の瞳を描き入れたところ、その竜が絵から飛び出して天に上って行ったという中国の故事に由来しています。3年生の生徒諸君は、まさに今から、これからが、飯沼中での3年間の「画竜点睛」です。春からのそれぞれの第一歩を、希望に満ちた笑顔と自信を持って踏み出すために、今日からまた次の目標に向けてがんばっていこう。(11月7日 校長)
いきいき子育て②
子供たちの一番の願い、それはなんだと思いますか?
「あなたの家庭に最も望むことは何ですか」と子供たちに聞いた教育関係誌のアンケートでは、どの年代の子供も一番多かった答えは、「家族のみんなが楽しく過ごす」でした。そんな当たり前のことを子供たちが願わざるを得ない現実を、親として真剣に受けとめたいものです。いまや楽しい家庭は、家族が意識的に協力し合わなければなかなか得られません。子供にとって心安らぐ居場所になっているかどうか、家庭を見つめ直してみましょう。
自分を大切にできないならば、子供を大切にすることもできない
子育ては大事ですが、一日中、脇目もふらずに集中していては疲れてしまいます。親のイライラは、子どもに伝わっていくものです。大変な子育てだからこそ、自分の時間をも作り、心を健康に保つことが大切です。夫婦で助け合ったり、子育ての支えとなる仲間や社会の仕組みを活用したりして、リフレッシュする時間をつくりましょう。親が笑顔でいる家庭でこそ、子どもも幸せを感じられます。
学校公開日を通して
この度の学校公開日では、ご夫婦で参観に来られていた方が何組もありました。私ももう10年も前になりますが、息子の中学校で行われた土曜日の授業参観に妻と共に行ったことを思い出しました。つい悪い癖で、生徒達の机の間を歩いて見て回って、息子に夜、抗議されましたが…。お子様の発達段階を考えると、日々学校でどんなことを勉強しているのか、どんな友達と一緒にいるのかなど、ご家庭でお子様が話したがらなくなっているご家庭も少なくないと思われます。授業参観や学校公開日を積極的に利用して、お子さまの学校での様子を見ることは意義深いものだと考えます。 つづく (11月6日 校長)
学校公開日②
本日は、学校公開日の二日目でした。二日間、多くの保護者・地域の皆様にご参観いただきまして、ありがとうございました。保護者の皆様から頂きましたアンケートを拝読させていただきました。概ね、楽しそうに学校生活を送り、授業をしっかりと受けているというご意見が多く、胸をなでおろしたところではございますが、中にはいくつか、耳の痛いご意見をも頂戴いたしました。私は、苦情や耳の痛いご意見やご指摘は、学校にとって、学校が良くなるための宝のようなヒントだと考えています。今回の学校公開日に頂いたご意見を真摯に受け止め、さらに飯沼中学校の教育活動を良き方向に進めていく所存です。また、学校公開日に限らず、本校の校長室は、いつでもドアが開いています。生徒、教職員はもちろん、保護者・地域の皆様もいつでも校長室にお越しください。そして、飯沼中学校がさらに良くなるためのヒントをお聞かせください。どうぞよろしくお願いいたします。(11月5日 校長)
2年生進路学習会
今日の5,6時間目に、本校体育館にて、2年生対象の進路学習会を行いました。2年生の2学期は、上級学校について毎年学習します。いま、2年生の廊下には、生徒達が分担して調べ、まとめた模造紙が所せましと並んでいます。今日は、高等学校の先生や本校の卒業生にお越しいただき、高校の紹介、中学時代の受験体験と高校生活の様子などをお話しいただきました。本校の2年生の生徒達は、話の内容や、入れ替わりで飯沼中を卒業していった立派な先輩方の話を、食い入るように、目を輝かせて聴いていました。数年後に本校の卒業生として後輩たちに胸を張って自分の進路について話せる人になれるといいですね。(11月5日 校長)