日誌

校長室より

授業の様子

 3年生が卒業した学校は、寂しさを感じます。1,2年生は授業でまとめの時期を迎え、それぞれの取組を仲間と教え合いながら頑張っています。

 2年生の英語の授業では「英字新聞作り」に取り組み、辞書を使いながら、間違いを恐れず、どんどん書いていました。1-2の学級の時間はお互いにメッセージを寄せ書きしていました。もうお別れのシーズンでお互いの思いをしみじみと伝え合っていました。国語は百人一首で、例年は大会をやっているのですが、今年は教室内でやっています。楽しそうでした。また、別の2年の英語の授業では「現在完了進行形」を学習していました。これまで高校でやっていた内容ですが、新学習指導要領に入ってきているので先取りで学習をしています。

国語の授業でワークを使ってまとめをやっているクラスもあり、グループで教え合いを行っていました。  理科の授業では今、グループでテーマを決めて研究し、発表会を行っています。絵も工夫して、わかりやすい掲示物を作っています。下の写真は2年生で取り組んでいる見応えある掲示物と発表している1年生の様子です。発表では飽きないように問答式にしたりと工夫した楽しい内容でした。

第42回卒業証書授与式を挙行しました!

 3月16日(火)に第42回卒業証書授与式を行いました。温かな春の日で、花々がきれいに咲いている中、門出の式が行われました。3年生は堂々と入場、一人一人しっかりと返事をし、証書をもらいました。壇上で緊張しながらも、笑顔を向けてしっかりと受け取っていました。校長式辞では、これまでのことを振り返り、餞として池江選手の努力の話を紹介し、困難があっても乗り越えてほしいということを話しました。不可能を可能にする強さ、人への優しさを持って、これからの時代を生きていってほしいと願っています。

 送辞では、寺島会長が頑張ってきた先輩の思い出を語り、これから学校を引き継ぐ決意を伝えました。答辞では、田村さんと市川さんが、「私たちはかわいそうな学年ではない。優しさと強い絆で結ばれた『無敵』の学年です。」ということを力強く話してくれました。我慢を強いられた時期のことや不安を持った時期のことを、自分の言葉で伝えてくれ、心を打たれました。

 最後に「終わりなき旅」と校歌を歌い、久しぶりに聞く校歌は心に染み、感動を呼びました。卒業式ができることを喜びに感じ、皆で門出を祝いました。リモートで2年生が教室参加していましたが、そちらでも会場と同じように静粛に会を行って参加しました。立派な参加態度だったということです。2年生も3年生になる準備が、できているのを感じます。

 保護者の皆様、今回1名のみの参加ということでご不便をおかけしました。これまで学校の教育活動に協力いただき、ありがとうございました。これからも、白山中学校を温かく見守ってくださると幸いです。

第2回 眉山・塚越杯(3年)

 3月11日(木)3年生は最後のレク大会「第2回 眉山・塚越杯」を行いました。

 種目は綱引きと長縄。学級対抗です。皆、クラスの威光をかけて、戦いに挑みました。

 勝敗はともあれ、久しぶりに外で皆で遊び、「楽しかった!」と3年生は言っていました。仲間と流す汗は格別です。結果は、綱引き優勝は7組、長縄は6組、総合優勝は6組と7組でした!皆仲間のために頑張りました!

VRでの京都、奈良への旅行(3年)

 3月10日はVR(バーチャル・リアリティ)の奈良・京都への旅行を体育館で行いました。スクリーンで京都の名所を紹介し、保津川下りや東大寺など様々なスポットで、360度見渡せる体験をスマホカメラで行いました。生徒が様々な方向に動いて実際に行ったかのような体験をしました。

 JTBの方から「白山中の生徒は、オンとオフがはっきりして、楽しむところは楽しみ、静かにするところは静かに聞いてくれたので、やりがいを感じた。」と言ってもらいました。どんどん時代は変わっているのを体験しました。今は仕方がないですが、早く実際に行ける日が来てくれるのも待ち遠しいです。

震災学習~語り部 石川さんとの出会い~(3年)

 予定されていた校外学習は、緊急事態宣言が再延長されたため中止としました。楽しみにしていた行事でしたが、千葉県に多くの感染者が出ている現状からの判断です。ご理解をお願いいたします。

 学校で、3月9日(火)は震災学習の一貫として、いわき市久ノ浜の石川さんに震災当時から10年間のお話を聞きました。職員室でリモートの準備(写真上左)及び確認作業を行い、チェック。本番は、体育館で石川さんのライブでお話を聞きました。すごい時代です!

 東日本大震災の当日、津波が来たときやその後の復興された町の状況のビデオや写真を交えて、災害の恐ろしさ、その後の皆さんの努力について伝えてくださいました。あの日、石川さん自身、3mくらいの津波が来ると聞いたものの、「大丈夫だろう」と思って川の様子を見に行ったそうです。息子さんから「高い津波が来るから戻ってきて」という連絡を受けて逃げ、今の命があるとおっしゃっていました。生と死の瀬戸際の緊張感が伝わってきました。最後に「スマホがなくても自分の頭、目、耳で判断できる人になってほしい。」とおっしゃってくれたことが心に残りました。被災したときは便利なスマホなどが使えなくなります。頼れるのは自分の勘や経験だという、石川さんの話は、今後も大切にしていきたい言葉です。

 代表の石田さんが、「お話しをお聞きし、今日いることが当たり前でない。1日1日を大事に過ごしていきたいと感じました。」とお礼の言葉を伝えました。生きていることの感謝と語り継ぐことの意味を感じた、学習でした。すごいなと感じたことは、聞いているときの3年生の態度です。本当に真剣に聞いていて、無駄話をする生徒は誰もいませんでした。最後まで、後輩の目標となる3年生の姿にも感動しました。