校長室から

校長室から

1年生「どんぐりのお店屋さん」

 「いらっしゃい!いらっしゃい!」「安いよ安いよ!」

と威勢のいい掛け声が教室に響き渡ります。12月20日(火)に1年生は、各クラス各自の机でお店を出しました。商品は以前集めてきたどんぐりを中心に、工夫を凝らして思い思いに作ったオリジナル作品です。絵具やマジックで色をつけたり、落ち葉や木などを他の材料とくっつけたりして、世界に一つだけのオリジナル作品をたくさん作りました。

 

 子どもたちは前半と後半それぞれ、出店する人とお客さんに分かれます。お小遣いは一人60円です(紙で作ったお金ですが)。準備ができたらいよいよお買い物スタート!子どもたちは、早速気になる作品が売られているお店の前に立ちました。「これかわいい!くださいな」「ほしいんだけどもう少し安くならない?」など、本当のお店さながらのやり取りをほほえましく感じました。

 この学習は想像力豊かにたくさんの作品を作る生活科の学習として、また、売り買いの場面では、おつりがいくらになるのかを計算するなど算数の学習として、様々な教科の複合学習として、子どもたちの意欲や関心も大いに刺激することができました。売る人買う人どちらの立場でも、コミュニケーションが必要となり、目的達成のためには積極的にやり取りをすることの大切さも学びました。何よりも、子どもたちの笑顔をたくさん見ることができたことが一番うれしかったです!

 2学期も残りあとわずかとなりました。今日の学習も含め、振り返りとまとめをしっかりとしていきます。

5年生の作ったお米が…

 12月14日(水)の給食で、この半年間をかけて5年生が作ったお米が出ました!お茶碗に盛られたお米はツヤツヤ、ピカピカで、その味はとても甘くて美味しかったです!お昼の放送を通して各クラスでもこのことをお知らせしたので、ご飯を食べた子どもたちからは「とっても美味しい!」「自分たちもちゃんと作れるかな?」と感想がたくさん出てきました。

 さらに5年生は、帰りの会の時間に教室まで出向き、「5年生から皆さんにお米のプレゼントです」と一人一人に(2合ではありますが)行き渡るようお米を渡していました。もらった子どもたちは「やったー!」ととても喜んでいました。お家に持って帰り、家庭で紹介したり、自慢したりとたくさん話をしてくれることでしょう。

 半年間大切に育ててきたお米をようやく口にすることができ、5年生はこの学習から食物を育てることの大変さや一粒一粒を大切にする心など、多くのことを学びました。二小でのこの貴重な学習を、これからもずっと受け継いでいってほしいと思います。

書き初め練習

 12月8日(木)、9日(金)に、3~6年生は体育館で書き初め練習を行いました。講師は戸沼先生です。今回のお題は3年生「いけ花」、4年生「ふじの山」、5年生「友の便り」、6年生「強い決意」です。子どもたちそれぞれが大きな用紙に大きな筆で力強い字を書いていました。

 子どもたちはひらがなや画数の多い漢字に悪戦苦闘していましたが、書けば書くほど上達していきました。今日学んだことを冬休みの練習にも是非生かしてほしいと思います。

 

3年生「いけ花」

4年生「ふじの山」

5年生「友の便り」

6年生「強い決意」

6年生平和リレー講座

 12月7日(水)に、6年生は平和リレー講座を実施しました。

 我孫子市では、平和事業の一環として「広島・長崎派遣中学生リレー講座」を開催しています。このリレー講座は、平成27年度に戦後70年の記念事業としてスタートしたそうです。今日は6年生の児童が派遣中学生の先輩たちから平和をテーマにした授業を受けました。

  授業では、派遣中学生から広島や長崎で自分が体験したこと・見たこと・感じたことを聞きました。また、戦争で原子爆弾が投下されたこと、その影響で多くの人が亡くなったことを学びました。その後、グループワークで身近な平和について考え、授業の最後には「平和な世の中にするために今日から自分ができること」をテーマに、「平和の木」の葉っぱに平和のメッセージを記入しました。

 子どもたちはこの学びを通して、「自分の大切な人が亡くなったらとても悲しい」「今の生活を続けていくことができなくて困る」「たくさんの人が亡くなる戦争を絶対にしてはいけない」など、戦争の悲惨さを学び、自分事として捉えることができました。そして、そのような世の中にしないためにも今日から自分ができることについて考え、葉っぱに記しました。

 今年で戦後77年を迎え、実際に戦争を体験した方々が少なくなってきています。しかし、中学生の先輩から言葉のバトンを渡された子どもたちには、戦争の悲惨さを風化させることなく、平和の大切さを次の世代に繋げる・伝えていくという使命ができました。今日のこの学びを基に、これからも平和について学校でも各学習の中で取り上げていきます。

  

 今日のリレー講座でお世話になった講師の先生方、アシスタント、スタッフの皆さん、そして我孫子市民会議委員と我孫子市役所企画政策課の皆さん貴重な機会をいただきありがとうございました!

6年生職業人講話会

 12月6日(火)に、6年生は職業人講話会を実施しました。これは、様々な職業人から、ご自身の職業についてお話を聞かせていただくもので、キャリア教育の一環として行いました。

 今回子どもたちにお話くださった職業人は野菜ソムリエ、美容師、保育士、消防士、学校栄養士、ピアニストの方々と6業種7名で、それぞれ「先生」とお呼びしました。子どもたちは体育館で「先生」に挨拶をした後、各教室に分かれてお話を聞きました。

 先生方からはまずご自身の職業の説明がありました。子どもたちはそれぞれの業種について大体は知っていましたが、「こんなこともやっているんだね」「色々と苦労もあるんだ」と、自分が知らなかった仕事内容を聞いてとても驚いていました。さらに先生方は、「自分がその職業を目指した理由」「何歳の時にその職業を志したか」「その職業の良い点や大変な点」「仕事で一番うれしかったこと」など、子どもたちからの質問にも合わせてその職業の魅力や大変さなどについてもお話くださいました。

 説明や紹介、質問の回答を聞いた子どもたちからは、「コツコツと毎日の努力が大切なんだね」「他にどんな職業があるのかな?」「今日のお話を聞いて、その職業に興味が沸いてきた」という感想が出ました。

 講話会の前に、子どもたちに就きたい職業について聞いてみたところ、ほとんどの子どもたちから「まだ将来こんな仕事をしてみたいという希望が無い」との答えが返ってきました。今はまだそうかもしれません。しかし、今後たくさんの学習や体験を通して、また、お家の人や友達など様々な人との関わり、経験を積み重ねていくことで、「こんなことに挑戦してみたい」「こんな職業についてみたい」という将来への展望や自己実現への思いがたくさん芽生えてくることでしょう。そして、その目標に向かってどのように取り組んでいくのか、そのためにどんな努力が必要か、実現や達成に向けて具体的に考えて行動に移していくことと思います。今日ご講話くださった先生方のお話が子どもたちにそのきっかけを作ってくださいました。

 「自分の未来は自分でデザインする」

 子どもたちの未来はまだ真っ白なキャンバスです。これからどんな風に自分色で彩っていくのかが今から楽しみです!