ブログ(平成27年度)
5月26日(火)その2 カウンセラーの眼
「自己肯定感と自尊感情を育てる」
<カウンセラーの眼「自己肯定感と自尊感情を育てる」> 毎日、矢板中HPの学校ブログをご覧いただき感謝にたえません。5月に入り、1日平均で「600~800件」のアクセスを頂いています。このコーナー「カウンセラーの眼」は、私の長く研修(勉強)をしているカウンセリングや相談事例の臨床経験などを活かした内容などを掲載しています。日々の子育てや家庭教育の中で、活用していただけると幸いです。
今日の内容は、「自己肯定感」と「自尊感情」です。
お家や学校で、毎日のようにマイナスの言葉のシャワーを浴び続けたお子さんは、「マイナス思考」の人間になっていく傾向があります。子どもが、失敗したり問題を起こしたりすると、親や教師は原因探しや良くないことへの指摘、叱咤激励(叱る、怒る)をしてしまいがちです。
このような場合でも、お子さんの「存在感」や「安心感」を持たせることば掛けが必要になってきます。「アイ(I)・メッセージ」という用語がありますが、お子さんが何か問題をしたとき、叱りたい、怒りたい時は、意図的にふっと一息ついて、「私(お母さん)は・・・・」「私(お父さん)が・・・・・」というように、主語をつけて話しかけてあげてください。「お母さんと一緒に片付けよう。」「私も小さい頃、同じ失敗をしたんだ。」「お父さんは、よくないことだと思うけど、どうかな・・・。」などと、言うことで、お子さんに反省をうながし、「心の安定」や「安心感」が得られます。
***世界的な調査からも、日本人の子どもは「自己肯定感」や「自尊感情」が、他国と比較して低いことが分かっています。是非、矢板中の生徒(子どもたち)の「自尊感情」が高まるように、お家と学校が協力体制で、育てていきたいです。
5月25日(月)その3 校長室コラム「来週から衣替え」
(PDF 上の通知をクリックすると拡大してご覧いただけます)
<校長室コラム「来週、6月1日から衣替えになります」> 先に、お子様をとおして「衣替えのお知らせ」の通知をさせていただきました。今年度も早いもので、2ヶ月が終わろうとしています。
1年生にとっては、はじめての体験になりますが、制服が「冬服」から「夏服」にかわります。「夏服」の準備は大丈夫でしょうか?
***通知にも書かせていただきましたが、「服装の乱れは心の乱れ」と言うとおり、特に例年、男子のワイシャツの裾が、ズボンから出ているのが気になります。
5月24日(日)その2 カウンセラーの眼
「小才・中才・大才って・・・」
<カウンセラーの眼「小才・中才・大才って、ご存じですか?」> 徳川家の剣術指南を担当した柳生家の家訓を目にすることがありました。それが、「小才・中才・大才」です。
「小才」は、縁にあって、縁に気づかず。
「中才」は、縁に気づいて、縁を生かす。
「大才」は、袖振り合う縁をも生かす、と。
この意味は、才能のない(小才の)人間は、チャンスに気づかない。
「中の才能」の者は、チャンスに気づいているが、飛びつかない。
では、とても才能のある(大才の)人間は、袖が振れるほどの些細なチャンスも逃さない。
「大物になる人物」は、チャンスに敏感である、という意味を言います。
***一人ひとりの生徒たちが、自分にとってプラスになる機会やチャンスに対して、敏感に受け止め、自分を伸ばせるような人間に教え育てていきたいと考えています。
5月21日(木)その2 カウンセラーの眼「便利な計算方法 おみやげ算」
<カウンセラーの眼「便利な計算方法 おみやげ算」> 「足し算」や「引き算」、「かけ算」、
「割り算」はご存じだと思いますが、「おみやげ算」という計算方法が、雑誌にあったので紹介します。
次のような式がありました。 35×35=
この式の一つの「35」の「5」を、もう一つの「35」におみやげとして渡すと、
(35+5)×(35-5)= となり、( )の中をたし、引きすると、
40×30= となり、暗算で 「1200」という答えになります。
「おやっ」、正答は「1225」なので、上の式に、たし・引きした「5」を2乗した「25」を加えると、1200+25=1225 で正答になります。
この考え方を、(1)55×55= (2)85×85= でも、同じような計算方法で暗算ができます。
さて、問題です。「どうして、おみやげにした5に2乗した25を加えるのか?」分かった生徒は、
校長室まで。
***小川教頭先生は、さすが数学科専門だけあって、10分で解答できました。
***参考文献 「プレジデント」プレジデント社 2015,6,1号 98ページから
5月19日(火)その3 カウンセラーの眼
「無礼な社員って、どんな社員?」
<カウンセラーの眼「無礼な社員って、どんな社員か?」> 企業の部長300人にアンケートした結果、最近の社員(取引先も含めて)の品格や礼儀ができていないという結果がでました。
では、どのようなマナーが問題なのかベスト10を掲載します。
問題マナーのベスト1・・・身なりがだらしない ベスト2・・・秘書や目下の人をぞんざいに扱う
ベスト3・・・電話応対がなっていない ベスト4・・・会議中、商談中にスマホをいじる
ベスト5・・・アポ(アポイントメント)の時間に遅れる ベスト6・・・いい加減に「名刺交換」をする
ベスト7・・・歩きながらスマホをいじる ベスト8・・・商談に来て、一方的に話し続ける
ベスト9・・・正しい敬語が使えない ベスト10・・・煙草のニオイが残っている
***上のベスト1~10を見ると、学校では許される「マナー」や「礼儀」、「ルール」が、企業では許されない(クビや降格、取引停止など)になってしまうことを、今のうちから分かって実践できるといいですね。***参考文献「プレジデント」(2015,5,4)プレジデント社 32,33ページから