校長室のひとりごと
校長室のひとりごと「先生のたまご」
教員になるには「教員免許」が必要です。その教員免許も学校種によりいくつかあり、我々中学校であれば、教科担任制のため教える専門教科の中学校免許が必要になります。高校も同様で専門教科の免許が必要です。小学校は基本的にどの教科も担任の先生が指導するので中学・高校とは違い「小学校」の免許が必要です。ちなみに私の場合は「中学・高校保健体育」の免許なので、小学校では教えられません。皆さんの中にも教員免許を持っているという方もいらっしゃるかもしれませんね。このような教員免許は大学で教職課程を専攻し必要な単位を取得することで、大学のある都道府県教育委員会より発行されます。教職課程の単位には実際に学校現場で学ぶ「教育実習」も含まれています。そして教員免許を取得(見込み)することが、教員採用試験受験資格であり、採用試験に合格した者が実際の教員になれるわけです。
高知県では昨年の教員採用試験の合格者270人のうち7割を超える204人が採用を辞退したそうです。合格者のほとんどは他県の採用試験も受験していたそうですが・・・昨今、「ブラック教員」などの悪評もあり、教員のなり手が減少し全国的に教員不足が大きな問題になっています。今、2名の大学生が教育実習に来ています。全国の教育実習生には実際の学校現場を経験し、子ども達と触れる中で、教員の魅力ややりがいを感じた上で、将来を選んでほしいと思います。