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校長室のひとりごと

校長室のひとりごと「来春を見据えて」

 今日は尾崎小学校6年生を対象とした出前授業に行ってきます。本校と学区の川間小学校、尾崎小学校は小中連携、様々な取り組みをしています。これは小学校、中学校それぞれ単独で学校運営をするのではなく「地域の子どもたちを義務教育9年間で育てよう」というねらいがあります。

 例年、1月下旬に新入生保護者説明会と並行して6年生に体験入学を行っていますが、限られた時間内で中学進学への不安を取り除くには十分だとは言えません。そこで今回、尾崎小学校から6年生に「中学生になる心構え」について、講話と授業を体験させたいと依頼があり実施するものです。本校からは、校長の私が講話を、教務主任が算数(数学)、3年学年主任が国語の授業を行います。

 中学校では基本的に生徒たちを「大人」として接します。そのことを踏まえて今回私の講話の中でコンセンサスゲーム(NASAゲームとも)を体験させ「自分の考えを持つこと、それを伝えること」「自分以外の考えに耳を傾けること」そして「それらをもとに合意形成すること」「協力して最善の方法を導くこと」の大切さに気づかせたいと考えています。そのために今できることはなんだろう、と6年生が考えてくれるきっかけになればと思っています。


※コンセンサスゲームとは、グループで与えられた条件の中で課題を解決するための最善策を考えるゲームです。現在多くの企業の新人研修等で実施されています。