柳小diary

道徳(2年)

低学年の場合、キーワードに反応しがちなので、

指名して、いざ発表!となった時に

「…」

「あれ、忘れちゃったかな?」

「(こくん)」

ということが多いのです。

 

このままにしておくと、さあ大変。

聞いていることに対応する回答ができない。

自分自身の振り返りができない。

結果として、自信を失っていきます。

 

さて、そのためにはどうしているのか。

2年生の道徳をのぞいてみましょう。

2年生は、発達段階的に俯瞰することは難しいため、

まずは時間をかけて物語の世界観をイメージ化していきます。

 

あるていど、イメージが把握できるようになったら、

いくつかのキーワードを提示して選択させます。

なぜならば、題材にもよりますが、

「この時、○○は、どうして泣いていたのかな」

と質問しても、「泣いていた」に着目して、

肝心の『どうして』まで思考がいかないのです。

 

選択することは、自分の感じ方に近いものを選べるので

自分なりの考えや答えを持ちやすくなります。

そして、ここからがポイント。

選択した根拠(理由)を必ず書かせるのです。

 

机間指導の際は、ここに時間をかけます。

友だちとの見合いも刺激になるのですが、

感染防止を念頭に今は実施しておりません。

 

すると、

イメージが持てて、自分の考え方がまとまれば、

自分から発表したくなりますよね!