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2022年度 給食の献立紹介

10月18日(火)の給食

『豚肉どんぶり、いも団子汁、フルーツのマスカットゼリー和え、牛乳』

  

 

豚肉どんぶりは、豚肉やたまねぎ、しらたきなどを甘辛く(あまからく)煮た(にた)具(ぐ)を、ごはんにかけて一緒に食べましょう。

いもだんご汁には、北海道の郷土(きょうど)料理(りょうり)である「いももち」が入っています。「いももち」は、おもちを作るためのお米が手に入らない時代に、お米のかわりとして当時(とうじ)たくさんあったじゃがいもを使ったことがはじまりといわれています。じゃがいもには、エネルギーのもとになる炭水化物(たんすいかぶつ)が多く含まれているので、「いももち」は貴重(きちょう)なエネルギー源(げん)としてよく食べられていました。戦時中(せんじちゅう)や戦後(せんご)の食糧難(しょくりょうなん)の時代にも食べられていて、現在は北海道の定番(ていばん)おやつとして、大人から子どもまで広い(ひろい)世代(せだい)に親(した)しまれています。給食では汁物(しるもの)にいれましたが、つぶして焼いて食べてもおいしいです

10月17日(月)の給食

『抹茶揚げパン、ジャーマンポテト、きのこの米粉スープ、牛乳』

  

 

 抹茶ミルク揚げパンは、抹茶を使って風味(ふうみ)よく仕上げました。ミルクはスキムミルクを使っています。スキムミルクは脱脂(だっし)粉乳(ふんにゅう)ともいい、牛乳から脂肪(しぼう)と水分を取(と)り除(のぞ)いて粉にしたもののことです。抹茶とまろやかなミルクの風味がとてもよくあっておいしいです。

 ジャーマンポテトは、102kgのじゃがいもと、102kgの玉ねぎを使いました。ウィンナーと玉ねぎをオリーブオイルで炒めて味をつけたところに、ゆでたじゃがいもをあわせました。

 きのこの米粉スープは、しめじ、マッシュルーム、しいたけの3種類のきのこを使いました。小麦粉は使わず、米粉でとろみをつけました。米粉とは、お米を細かく砕(くだ)いて粉にしたものです。きのこの香りがつまった優しい味のスープになりました。たくさん食べましょう。

10月14日(金)の給食

『ごはん、さばの文化干し、切干大根の煮物、さつまいものみそ汁、牛乳』

  

 

 サバやイワシ、ブリなどの、見た目の青い魚を、青魚(あおざかな)といいます。青魚の油には、DHAとEPAという、体にいい油が多く含まれています。DHAやEPAには血液がドロドロになってしまうのを予防する効果があるので、健康な体を守るために、積極的に食べるようにしましょう。

 切り干し大根は、大根を長い期間、保存しておくために、細長く切って乾燥(かんそう)させた保存食です。乾燥させることで、長く保存しておくことができるほかに、味がよくしみたり、生の大根とは違った食感を楽しんだりすることができます。

 さつまいもは、やせた土地でも育てることができて、たくさん収穫できることから、食料がない時代に多くの人々の命を救う食料とされてきました。 エネルギー量が高く、炭水化物(たんすいかぶつ)はごはんと同じくらい含まれているため、主食(しゅしょく)に近い食材です。

10月13日(木)の給食

『菜めし、さんが焼き、青ねぎの彩り炒め、秋野菜の豚汁、牛乳』

  

 

 菜めしは、大根やかぶの葉っぱなどの青菜を、ごはんとまぜた料理です。今日は乾燥の青菜を使いました。

 千葉県の房総(ぼうそう)半島(はんとう)の近くの海ではアジ、イワシ、サンマなどの魚がたくさんとれます。漁師(りょうし)たちはとれた魚を船の上でみそといっしょに細かくたたき、「なめろう」という料理を作りました。漁師は山へ仕事に行くときには、“アワビのカラ”にあまった「なめろう」を入れて持っていき、山小屋(やまごや)で蒸(む)したり焼(や)いたりして食べました。山(やま)の家(いえ)で食べた料理ということで、この料理を「山(さん)家(が)焼(や)き」と呼ぶようになりました。

 青ねぎのいろどり炒めには、流山で農家をしている中山さんの育てた青ねぎをたくさん使いました。青ねぎは炒めると、甘みが出て、やわらかくなって、とてもおいしいです。生産者の方に感謝の気持ちをこめて、残さず食べましょう。

10月12日(水)の給食

『舞茸ご飯、里芋のみそがらめ、豆けんちん汁、黒糖ビーンズ、牛乳』

  

 

きのこは、木に生(は)える菌(きん)類(るい)の仲間です。現在、日本では3000種類から4000種類のきのこがあるといわれています。その中でも、食べられるのは約300種類です。スーパーなどで手に入るのは約15種類ほどです。きのこには、ビタミンやミネラルが多く含まれていて、おなかの中をきれいにしてくれる食物(しょくもつ)繊維(せんい)や免疫力(めんえきりょく)を高めてくれるビタミンDが多く含まれているのが特徴です。料理に使うと、独特な香りや食感をつけてくれて、とてもおいしいです。今日のごはんに使ったまいたけは、「見つけると、舞(ま)うほどうれしい」「カサがヒラヒラしていて舞(ま)っているようにみえる」ことから名前がつけられたといわれています。ごはんだけではなく、お鍋や汁物、天ぷらにしても香りや食感を楽しむことができて、とてもおいしいです。

 里芋のみそがらめは、里芋にでん粉をつけて揚げて、甘じょっぱいみそと合わせました。甘みそと、里芋のねっとりした食感がとてもよくあっておいしいです。秋の味覚(みかく)をたくさん味わいましょう。