校長ブログ

第44回豊野中文化祭(合唱コンクール)が開催されました。

校長面接等でブログアップが久々となってしまいました。

文化祭(合唱コンクール)から日もたってしまいましたがあらためて振りかえります。

第44回豊野中文化祭(合唱コンクール)が成功裏に終了しました。例年は春日部市民文化会館大ホールで行っていますが、感染症対策のため今年度は本校体育館を会場としました。学年ごとに体育館にて学年合唱とクラス合唱を行い、残りの二学年は教室で合唱練習等としました。開閉会式はおなじみとなったリモートを活用し、他学年の合唱は豊野中動画の“ToyonoTube”で視聴しました。

 音楽の授業ではマスクをし、本番ではマウスガードを使用しました。「市民文化会館で開催できない」といった状況もあってか、合唱に対する「気持ち」をつくるのに時間がかかったようです。体育館練習でも声が響かず学年の先生や学級担任、あるいは仲間同士で叱咤激励を交わす場面も多かったように思います。マスクをして練習することが多かったので仲間の声も聞こえづらく正確な音を取るのにも苦労をしたことでしょう。市民文化会館に比べると声が響かず、不安にかられながら歌ったことでしょう。うしろで聴いてくれているのは、3年生にとっては他クラス生徒と学年教師、自クラスの保護者のみで、1,2年生にとっては他クラス生徒と学年教師のみです。

審査員兼指導者の原田泉先生からは「この状況下で合唱に挑戦する皆さんと先生方の心意気、それだけで素晴らしい!」とお褒めの言葉をいただきました。

あらゆる逆境の中でしたが、豊野中生は本番ではすばらしい合唱を見せ、聞かせてくれました。合唱する前から終始感極まって涙が止まらなかった女子生徒がいました。ほっとしたのか合唱を終え体育館から出た途端、「ああ緊張した~」と思わず叫んだ3年男子生徒がいました。豊野中生はやはり「一生懸命頑張ることの価値」を知っている、と思いました。「逆境」の中、『希望の力』を与えてくれました。

 「豊野中学校~4つの合い言葉~」の一つに『心ある歌声』があります。「歌は心」昔からよく言われますが豊野中生の合唱は心で歌います。様々な逆境に負けず、立派にやり遂げてくれました。必然的に金賞・銀賞とつきましたが、心で歌った全クラス全合唱が金賞です!