2020年11月の記事一覧
飯中生の元気を地域に届けます!
昨日の1年生の職業学習会でも大いに感じたことですが、飯沼中学校の生徒達は、良き地域に恵まれ、地域の皆様に育ててもらい、良い成長を遂げています。4月に私が着任した時から、これまでずっとやりたいと考えていたことなのですが、新型コロナウイルスの影響でこれまでできなかった、地域への恩返しがようやく1つ実現しました。地域にある、特別養護老人ホームしょうぶ苑様に、生徒が美術の授業で作った作品を展示させていただきました。本来ですと、生徒会との交流や、3days'チャレンジなどで、毎年しょうぶ苑様とは交流させていただいているのですが、それが今年はできなかったのです。せめて作品を展示させていただき、お年寄りの皆様や職員の皆様に、日頃の感謝の気持ちを届けられないものかと考えました。そこで、美術担当の教員に相談したところ、良い作品がたくさんあるとのことで、この度の実現に至りました。今後も条件が整えば、地域の公民館や地域の病院、市役所の庄和支所などにも展示し、飯中生の元気を地域に届けたいと考えています。どうぞよろしくお願いします。(11月20日 校長)
Kasukabe International Friendship Dayに本校生徒が参加しました
毎年11月に大沼公園内にある市民体育館にて、Kasukabe International Friendship Dayが行われます。市内各小・中・義務教育学校で英語を教えているALT達が一堂に会し、参加する児童生徒達と共に、英語で歌を歌ったり、ダンスをしたり、母国のゲームをやったり、母国の紹介をしたりなどの活動を通して、英語によるコミュニケーションの楽しさを体験することが目的です。今年度は、新型コロナウイルスの影響で市民体育館での開催は中止となりましたが、代わりにリモートでの実施となりました。14日(土)に、本校からは4名の生徒が参加し、ALT達と、例年とは違ったコミュニケーションをすることの喜びを感じたようです。今の時代、生徒達は「つながる」という経験は、個人的にはもちろん、学校の諸行事でもリモートにより行うことが多いので、珍しいことではありませんが、ALTとの「つながり」は新鮮だったようです。(11月20日 校長)
いきいき子育て⑧ ~SDGsって知っていますか~
SDGsとは、「Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)」の略称です。エスディージーズと読みます。最近は耳にすることもあるという方も多いかもしれませんね。実は春日部市は、このSDGsの未来都市に選ばれているのですよ。SDGsは2015年9月の国連サミットで採択されたもので、国連加盟193か国が2016年から2030年の15年間で達成するために掲げた目標です、というとなんだか難しいことのように思える方も多いですよね。ここでは省略しますが、ネットで検索してみてください。SDGsは、大きく17個の目標が掲げられているのですが、どれも分かりやすい言葉で表現されており、「なんだ、そんなことか、とっくに意識して生活しているよ」というのもいくつかあります。さて、幸せとは、家族や友人がいて、きれいな空気や水があって…、そういった様々な人や物、自然から支えられて生きているということ、とも言えます。幸せになるために必要なのは、当たり前の生活の中で、既にある幸せに気付き、感謝し、それを味わうことだとも思います。この度の新型コロナウイルスの影響による、前代未聞の全国一斉休校を経験し、私はその様なことを考えました。
私達は、感謝の気持ちを持ち、ものを大切にしてゴミを減らす、海や山でゴミを捨てない、水や電気を無駄遣いしないなど、子供たちの良き手本となるように心がけ、小さい頃から子供たちに習慣づけることが大切です。そうした身の回りの小さなことの実践が、環境を大切にする心を育みます。環境を例にあげましたが、SDGsって難しく考えることなど、まったく必要ありません。当たり前のことを再認識し、感謝しながら生活することで、持続可能な良き世界をつくることにつながっていくのです。(11月20日 校長)
1年生、キャリア教育(職業学習会)
本日午後、体育館において、1年生のキャリア教育の一環としての、職業学習会を行いました。本来ですと、毎年11月中旬に、本市では、「3days'チャレンジ」という職場体験学習を市内全中学校で一斉に行っています。今年度は、新型コロナウイルスの影響で、職場体験学習を実施することができませんでしたので、本校では、地域の事業所の代表の方々にご来校いただき、1年生の生徒達に、職業について、働くということ、やり甲斐や苦労など様々な観点からお話をいただきました。中学校卒業後の進路を考えるとき、学習の成績だけで志望校を考えるのではなく、将来の目標を考え、その目標にたどり着くために、人生を逆算して義務教育修了後の第一歩を考えることが大切です。そういった理由で、1年生で職業について学び、2年生で上級学校について学ぶのです。本日は地域の方々に大変お世話になりました。本校の生徒達は、学校や家庭のみならず、良い地域に恵まれ、地域に育てていただいているとても幸せな生徒達であることを改めて感じました。(11月19日 校長)
校長面接を通して
いま、連日昼休みと放課後を利用して、3年生の校長面接を行っています。昨日までで、35名の生徒との面談が終わりました。感じたことをいくつか述べると、まず、みなさん立派です。今、そして将来のことをきちんと考えている生徒が多い。私は、志望校の志望理由を必ず聞いていますが、さらにその先の進路についても考えての高校選びをしている生徒が多いことに感心させられます。特に医療・福祉分野の職業を希望している生徒がとても多いことに驚きました。自分の親や祖父母の生きる姿、後ろ姿を毎日見ているのでしょう、「私も母(祖父母)のようになりたい…」と、しっかりと述べている生徒に頭の下がる思いをさせられています。また、「将来のことは考えているけれども、まだ自分の将来が見えてこないので、高校での3年間、様々な活動を通して、多くのことを学び、将来を考えていきたい」という生徒もいます。これはこれで、よく分かります。考えることが大切なのです。また、面接では、高校でがんばりたいこと、中学校時代にがんばったことや楽しかった行事、得意な教科と不得意な教科、長所と短所、最近のニュースについての感想や意見などをランダムに聞いています。最後の数分は、アドバイスや志望校の合格の可能性、私立高校の相談結果なども、ざっくばらんに話しています。また、先日こんな生徒がいました。「志望校は、模擬テストの結果やこれまでの学校の成績から難しいのではと言われています」と。私はこんなアドバイスをしました。「あなたは、将来なりたい職業が既にはっきりと決まっている。その夢は、小さな子供が抱く夢とは違い、確かで固く、強いものだ。今の志望校でなければなることのできない職業なんてないし、志望校を下げたところで、目標とするゴールが見えているのだから、そのゴールを目指して、行った高校でがんばれば大丈夫だよ」と。私は自分がそうであったため、ここのところを力説したい。人は、義務教育が終われば、それぞれ自分の置かれた条件の中で、考え、選択し、軌道修正しながら生きていくのです。登山を例にあげれば、山頂というゴールは1つだが、そこに向かう登山道は色々なルートがあるのです。自分の進路を考えるとき、将来の目標があると、道に迷うことがないのです。今日からまた目標に向けて、一歩また一歩と歩んでいこう。(11月17日 校長)