2022年3月の記事一覧
卒業式予行、3年生お別れ集会
今日は、来週15日(火)に行われる第40回卒業証書授与式の予行練習を行いました。3年生の態度は素晴らしく、ほぼ完璧と言える動きでした。あとは本番に中学校最後の授業として、魂のこもった態度や合唱をするのみという仕上がりでした。在校生と先生方で月曜日の午後に会場その他の準備を精一杯やります。みなさんの立派な姿を期待しています。
また、今日は予行の後、学年集会が行われ、クイズなどの楽しい企画やリーダーさん達からのあいさつ、そして先生方からの歌とギターやピアノ伴奏の贈りもの、最後に思い出スライドショーなどを楽しんでいました。私は、ステージの発表者と同じくらい、笑顔で楽しんでいる3年生の生徒たちを見ていました。その表情は、卒業や進学の喜びとさみしさの入り交じった、なんとも言えない表情や雰囲気を感じました。春は出会いと別れの季節、3年生、あと2日よろしくお願いしますね。(3月11日 校長)
東日本大震災…あれから11年
11年前の2011年(平成23年)3月11日、午後2時46分、東北地方を震源としたマグニチュード9.0の大地震が発生し、東日本を中心に大きな被害をもたらしました。死者、行方不明者は約22000人にものぼりました。いま中学生のみなさんは当時まだ2歳、3歳、4歳だったわけで、覚えている人も少ないのではないでしょうか。11年経った現在でも、東北地方には、それまで住んでいた家には戻れずに避難所生活をしている方々が38000人もいるそうです。私たちは、この出来事が起きた時に生きていた証人として、これから先も災害の恐ろしさを決して忘れずに、災害に対する備えをし続けていかなければなりません。また、毎年3月11日には、命あることに感謝し、精一杯生きることを誓う日としたいものです。今日は、震災でお亡くなりになられた方々への哀悼の意を表するため、3年生は卒業式予行の後に体育館にて、1、2年生は6校時の始まりに各教室にて黙とうを捧げました。(3月11日 校長)
引き継ぎ集会
本来であれば例年、卒業式に在校生も参列し、お世話になった3年生の先輩の卒業する姿を目に焼き付け、式での態度や合唱などで感謝の気持ちとこれからのエールを送る場とするところではあるのですが、新型コロナウィルスの影響で昨年同様、今年度も在校生の式への参加はなしとなりました。そこで1、2年生の先生方と生徒でお世話になった先輩方への感謝の気持ちを伝えるために動画を作成し、体育館で卒業式の練習をしている3年生の姿を教室で見せてもらい、代わりに1、2年生からのお礼のメッセージを見てもらうという企画を立ち上げ、本日実行しました。気持ちのこもった手作りの動画や在校生代表の言葉を3年生も真剣に見ていました。心温まる素敵な時間でした。1、2年生は、3年生から大切なことを引き継ぎましたね。4月から益々がんばりましょう。3年生はいよいよ来週火曜日、卒業式です。最後までカッコよく、心を後輩達に残していってくださいね。(3月10日 校長)
R3 引き継ぎ集会 校長あいさつ(3月10日) ←クリック
大人になる No97
【 立志とは… 】
立志という言葉を聞いたことはありますか。立志とはどんな意味なのでしょうか?漢字から推測すると「志(こころざし)を立てる」ですね。それでは何に対して志を立てるのでしょうか?中国の古い書である論語に次のような一節があります。「吾(われ)、十有五(じゅうゆうご)にして学びに志す」つまり、「私は、15歳の時に自ら学び、身を立てようと決意した」ということです。いままでは義務教育であったから、志そうと、なかろうと学習しなければならなかったわけですが、これからは違います。学ぼうと学ばなかろうとそれは個人の自由です。しかし、学ばないということは、いくつになっても今の君から進歩しないということです。ここでいう「学ぶ」とは、もちろん教科書の勉強だけではありません。人との接し方、社会がどの様に成り立っているのかなど、たくさんの事をこれから学ばなければならないのですが、それらは全て、自分から学ぼうとする意志がなければ学びは成立しないのです。
3年生は、もうすぐ義務教育が終わり、「大人になる」わけですから、いつまでも「子供」ではいけないのです。小さな子供が無邪気にじゃれあって遊んでいるところは可愛く、微笑ましいものですが、大人は決してそんな事はしません。よって君達もこれからは、何をやっても見捨てられずにいた子供時代からは別れを告げて、自らの責任のもとに行動しなければならないのです。言葉遣いや服装も全て大人としての在り方を求められるのです。さあ、今こそ志を立てよ、飯沼の若人たちよ。(3月9日 校長)
3年生、球技会
今日は、3年生が卒業を前に最後の楽しい思い出づくりということで、球技会を行いました。この球技会も、早々と進路の決まった生徒を中心に実行委員会を立ち上げ、放課後に企画、準備を行い、綿密な計画のもとに、各クラスでメンバーを決め、当日の審判や得点の管理などもきちんと務めることができました。朝天気が心配されましたがすぐに回復し、3年生の楽しそうな笑顔と爽やかな汗が印象的でした。(3月8日 校長)
大人になる No96
【 毎日が受験勉強 】
1年生の廊下には、先日の県公立高校の入試で出題された問題のなかで、1年生で学習する内容を抜き出し、掲示されています。実は結構な量の内容が出題されるていることに驚かされます。さらに2年生で学習する内容からの出題はもっと多く、3年間の中で一番出題される分量が多い傾向があります。高校受験は3年生というイメージが強いものです。確かに実際に入学試験を受けるのは3年生の3学期です。しかし、その試験の内容は、これまで学習してきたすべての内容が対象となるわけで、この3年間の全てが試験範囲となります。ですから、1、2年生にとっては、毎日の授業や家庭学習が受験勉強そのものなのです。いま、1年間のまとめをする時期ですね。毎日の授業や家庭学習をコツコツと真面目に取り組むことの大切さを改めて考え、そして今日からまたしっかり取り組んでいきましょう。(3月7日 校長)
大人になる No95
【 県公立高校発表 】
今日は、埼玉県公立高等学校の合格発表がネット上で行われました。合格した者も残念ながら不合格だった者もいます。事情により先日受検できなかった者は、7日(月)に追検査に臨みます。さらに他県の県立高校を受検した者はまだ発表が行われていません。人生いろいろです。だからこそ私たちはお互いに良い意味で気を遣って生活することが大切なのです。そういう事を学ぶ機会でもあるのです。ここで確かなことは、君達の人生のゴールは第一志望の高校に合格することではありません。人生100年時代の最初の15年目の分かれ道に過ぎないのです。これからの3年間をどう生きるか、3年後に胸を張って、充実したよい高校生活だったと言えるようにがんばることが大切なのです。合格した者は喜んでよし!でも浮かれてはならない。不合格だった者、残念でしたね。不安と戦いながらよくがんばりましたね。進学する高校には前向きな気持ちで入学しなさい。勉強や部活動をがんばり、友達と楽しく過ごし、3年後に春の青空を見上げ、新たな進路に胸をときめかせることができればそれでよいのですよ。顔を上げ笑顔で月曜日に登校しよう。仲間や先生はきっと普段どおりに接してくれるはずです。(3月4日 校長)
今日はひな祭り
今日、3月3日はひな祭り、桃の節句ともいいますね。節句とは何でしょうか…。以前にも書きましたが、日本は季節に即した古くからの伝統文化が様々あります。この節句というのは、季節の節目となる日をいい、1年に5回あります。
・1月7日…人日(じんじつ)の節句(七草の節句)
・3月3日…上巳(じょうし)の節句(桃の節句)
・5月5日…端午(たんご)の節句(菖蒲の節句)
・7月7日…七夕(しちせき、たなばた)の節句(星まつり)
・9月9日…重陽(ちょうよう)の節句(菊の節句)
みなさんも、小さな子供の頃にワクワクしながら飾りつけをしたり、その節句ならではの食べ物を食べたりしたことでしょうね。
この桃の節句は、歴史的には女の子の健やかな成長を祈願する節句です。一方、5月の端午の節句は、男の子の健やかな成長を祈願します。ひな祭りはひな人形、端午の節句は鎧兜(よろいかぶと)を飾るのはそんな意味合いがあるのです。現代では男女の区別をせず、子供の健やかな成長を祈願する日ということです。昔は医学も発達しておらず、栄養状態も今とは比べ物にならないほどだったので、子供が健康に育つということを親は現代以上に祈り、願ったのです。
最近、暖かな日が続いています、もう確実に春ですね。気持ちを春に切り替えて新しい一歩を力強く踏み出しましょう。(3月3日 校長)
暖かな春の日に
今日は、中止になった3年生の修学旅行の代わりに企画した校外学習が予定されていたのですが、まん延防止等重点措置が3月6日まで延長することとなったため、これも中止となりました。暖かな春の日に、県外の遊園地や水族館などに行く予定でしたので、きっと思い出に残る良い一日となったのでしょうね。でもね、こればかりは仕方のないこと。この先の人生でも思いや願い、気持ちとは裏腹にどうにもならないことはいくらでもあります。その時に気持ちを切り替え、限られた条件下で前向きに考え、行動できる人は、きっとより良き人生を送れるのだろうと思います。3年生は今日、事前にリーダーたちが企画をしたお楽しみ企画を学校で存分に楽しんでいました。「これはこれでいいもんだな…」と、楽しんでいた3年生を見てほっとしました。3年生の生徒諸君、卒業を前に仲間と楽しい時間を過ごせてよかったですね。(3月2日 校長)
3月です
今日から学校での1年間の最後の月である3月となります。3年生は卒業までカウントダウンが始まりました。1、2年生も25日の修了式まであと18日の登校日となりました。この1年間のまとめと春からの飛躍のための準備の期間です!1、2年生は期末テストを中心に学習のまとめをしましょう。3年生は、脅かすつもりはありませんが、高校の学習内容はかなり難しくなりますので、しっかりと中学校の学習全般を見直しておくことが必要です。今後、高校の入学説明会に行くと、多くの学校で宿題が出されるはずです。よくあるパターンとして、数学ならば第1章の問題を全部ノートにやり、最初の授業で提出などですね。高校生は教科書や参考書で自分で学び、力をつけられないといけないのです。つまり自学自習が基本です。そのための土台を作っているのが中学校なのです。ですから1、2年生も家庭学習ができるようにならないといけないのです。1年間のまとめと春からの飛躍のための準備、春を楽しみながらもしっかり3月を過ごしましょう。(3月1日 校長)