2021年11月の記事一覧
薬物乱用防止教室、全校集会
今日は3時間目に埼玉県警察非行防止指導班「あおぞら」様にご来校いただき、1、2年生を対象に、体育館にて薬物乱用防止教室を行いました。いま、若い人たちの間では、ネットなどを通じて比較的簡単に違法薬物が手に入ってしまうそうです。違法薬物がなぜ違法なのか…、それは講演の中でも触れましたが、1度手を出してしまったら、止めることができず、普通の日常生活を送ることができなくなってしまうからです。今日は、私が常々言っている、健康、安全、そして命を大切にすることを真剣に捉え、どんなことがあっても決して違法薬物に手を出すことのないよう心に誓う日としましょう。
また、今日は全校集会を行いました。これまでの全校集会や生徒集会は、すべて放送によるものでしたが、現在の社会情勢を鑑み、今月の全校集会は気をつければできると判断し、全校生徒を体育館に入れて行いました。私から生徒に話した内容は、①新型コロナウイルスについて、引き続き、気をゆるめないで生活をすること、②感謝の気持ちを持つこと。各学年の学年行事や全校で準備を進めているしらさぎ祭などについて、もう一度、なぜできるのか、そこには先生方のみなさんを思う愛があるから。できることへの感謝の気持ちを持つこと、③愛知県の中学校で起こった痛ましい事件をよく考え、命はたった1つのかけがえのないもので、何よりも大切にすること、ものごとの解決の手段に、決して暴力を使わないことを心に誓うことについて話をしました。全校生徒みながとても良い聴く態度で集会に臨んでいました。今週は12月を迎えます。寒さに負けず元気を出して生活しましょう。(11月29日 校長)
1、2年生期末テストお疲れ様、3年生E-フェス楽しかったね!
1、2年生の生徒諸君、期末テストお疲れ様でしたね。お疲れ様とは言いましたが、まだ終わったわけではありません。本当はここから先が大事なのです。来週からその期末テストが返ってきます。その時に点数を気にするなとは言いません。点数は点数としてまずしっかりと受け止めましょう。でも、みなさんの勉強がここで終わるわけではありませんよね。当然、まだまだ先があるのです。ですから、間違えたところ、分からなかったところをしっかりとできるようにしておくこと、また日頃の授業や家庭学習への取り組みを振り返り、改善すべき点があれば反省し、改善すること。このことこそが中間テストや期末テストをする意義なのです。寝不足の生徒も多いかもしれません。明日からの土日は、少しゆっくりしたり、待ちに待った部活動を思い切りするのもよいでしょう。そして月曜日からまたしっかりと学習していきましょう。
次に3年生、今日はE-フェスが行われましたね。新型コロナウイルスの影響で中止になった修学旅行に代わる、思い出に残る行事の第一弾として、実行委員会を立ち上げ、企画、準備をこれまで行ってきましたね。昔と違い、中学校では文化祭がほとんど行われなくなりました(合唱祭と文化部発表会はやりますが)。今年3年生諸君が企画、運営したE-フェスは、高校の文化祭に匹敵する中身の濃い素晴らしい行事となりました。第一部では、体育館にてクラスの出し物をしました。第2部は校庭で体を動かすレク、そして第3部の後夜祭、校庭でたいまつを燃やし、有志生徒による3学年の主張やパフォーマンスが行われました。そして最後は校庭で燃えるたいまつを見つめ、友情と団結を感じる閉会セレモニーとなりましたね。生徒たちの表情は、大きなイベントをやり遂げた後のとても充実感に満ちた表情でした。大変多くの保護者の方々にもご参観にお越しいただきましたことに感謝申し上げます。3年生の生徒諸君、この経験を、まだまだこの先続く受験勉強を共にがんばるための絆にしよう。今日は楽しかったね、そしてお疲れ様でした。(11月26日 校長)
飯中生のみんな、聞いてください
昨日から今朝にかけて、新聞やテレビ、ネットのニュースで報道されているので、みんなも知っていると思いますが、愛知県の中学校で、生徒が他の生徒を包丁で刺し、刺された生徒が命を落とすという事件が起きました。本校では今日、1、2年生は期末テスト初日、3年生は明日とても楽しみにしているE-フェスが控えているので、このことに触れるのはどうかとためらいもした。しかし、私がこれまで常に言ってきたことをどうしてもわかってほしく筆を執った。
私が日頃このブログや学校だよりで何度も君達に伝えてきたこと、それは、「命は何よりも尊いもの」であるということ。昨年度も、そして今年度もたくさんの本校の教育活動を中止にしたり、やり方を変えたりしたのは、命より大切なものはないからです。学校は、保護者や地域の皆様、そして未来の社会から生徒の大切な命を預かり、将来、立派な社会人になるために、たくさんの学びをさせるところです。そこは、誰もが安心して過ごせる、楽しく安全なところでなければならないはずなのです。その学校で起きた痛ましい事件、生徒の間に何があったのかは、今はまだ分かりません。しかし、これだけは諸君に強く、強く言っておきたい。一人一人の命は、かけがえのない大切なもの。自分や他人の命を落とすような行為は、絶対にしてはならない。たとえ何があってもだ。加害側の生徒やその家族、そして被害にあい命を落とした生徒とその家族のことを考えると、とても胸が苦しい。この様な悲しい事件は、二度と全国で起きてほしくない。もちろん本校のかわいい生徒たちにもだ。嫌なこと、悲しいこと、むかつくことも時にはあるだろう。自分の力では解決できない時は、保護者、友達、先生、カウンセラー、誰でもいいから相談してください。
もう一度言います、命は何よりも大切なもの。物事の解決の手段に暴力を使ってはならない。どうか分かってほしい。(11月25日 校長)
大人になる No66
【 大切なことは勇気を持って言おう 】
昨日は日頃働いてくださっている保護者の方に何かしらのお礼ができましたか。一番嬉しいのは、「いつもありがとう」という言葉だと思います。なぜなら、「いつもありがとう」っていう言葉を言うのは照れくさいでしょ!?照れくさいと思うような言葉を言ってもらった保護者の方は、きっと何より一番嬉しいはずです。勤労感謝の日は過ぎたけれど、昨日特に何もできなかった人は、勇気を出して言ってみてください。きっと胸がすーっとして、良いひと時となるでしょうから…。恥ずかしくても、照れくさくても、大切なことは勇気を持って言おう。いつか、「あの時言っておけばよかったのに…」となってからでは遅いのです。勇気を持って大切なこと言う…これもまた大人になるのに必要な課題なのです。(11月24日 校長)
11月23日は勤労感謝の日
飯沼中の生徒諸君、土日は体を休めるとともに、勉強に励みましたか…。今週は、木、金に1、2年生の期末テストが予定されていますね。そのため昨日から諸活動が停止となっています。また、今日がんばれば明日は、「勤労感謝の日」で学校は休みです。さて、その勤労感謝の日ですが、どのような祝日なのかというと、いつものように国民の祝日に関する法律を調べてみると、「勤労をたつとび、生産を祝い、国民たがいに感謝しあう日」と書かれていました。分かりやすく言うと、仕事を大事なものとして重んじ、その成果を喜び、みんなで感謝をし合いましょうということですね。
私たちが毎日、あまり意識しなくても生活が成り立っているのは、ありとあらゆる仕事が社会の中で互いに機能し合っているからですよね。職業については、1年生の学活や総合的な学習の時間に学びます。実際の体験は新型コロナウイルスの影響で3daysチャレンジが中止となってしまい、いまの1、2年生はできていませんね。
私たちは、勤労感謝の日を1つの機会として、自分たちの生活が成り立っているのは、どこかで働いてくださっているたくさんの人たちのおかげなんだと、改めて感謝する必要があると思います。身近なところでは、いつも家族のために働いてくださっている、みなさんの保護者や祖父母に、支えてくれていることへの感謝の気持ちの伝わる何かができるといいですね…。そう考えると「勤労感謝の日」が素敵な祝日に思えてきますね。そして!諸君も近い将来、自分の個性を生かして、社会に貢献し、たくさんの人々に喜ばれる人になってくださいね。そのために今、学校で様々な事を学んでいるのです。(11月22日 校長)
大人になる No65
【 いったん体を休めよう 】
1年生は昨日、とても楽しく充実した校外学習が行えたと、一緒に行った教頭先生をはじめ、1学年の先生方や保健室の先生からも聞きました。2年生は部活動の中心となり、新人戦の代替の大会やそれに向けた練習や練習試合、吹奏楽部も先週はアンサンブルコンテストなどもあり、若さあふれる中学生とはいえ、疲れも溜まっていることでしょう。3年生は期末テストお疲れ様でした。寝不足の人も多いのでしょうね…。1、2年生の体の疲れや3年生の寝不足の状態は、特にこの季節、風邪などの体調不良を引き起こす原因となります。そこで、明日からの土日と来週火曜日の勤労感謝の日は、「体」を休めましょう(1、2年生は期末テスト直前、3年生の受験勉強はまだまだ続きますので、「頭」つまり勉強は大いに結構です)。美味しいものや好きなものを食べ、体を冷やさないように温かくして、睡眠時間もいつもより少し多めにとりましょう。好きな本を読むなど、心が喜ぶこともしてみるといいでしょう。疲れがとれれば、またがんばれるからね。
この先の人生でも、生活や仕事の状況を見つめ、自分の体や心とよく会話をして、「今日は早く帰ろう」、「早く寝よう」、「栄養を取ろう」、「ストレス発散に好きなことをしよう」など、自分で心や体の健康をケアできる人になってくださいね。一週間お疲れ様でした。(11月19日 校長)
1年生校外学習、2年生救急救命講習、3年生期末テスト
1年生は本日、天気にも恵まれ、校外学習を実施しました。行き先は松伏町にある、「緑の丘公園」です。校外学習で何を学ぶのかというと、SDGsについてです。SDGsについては、総合的な学習の時間等に本校の生徒は学習しています。国連の定めた、2030年までの持続可能な開発目標です。環境や教育、人権など17の項目が定められており、私達は、すでに行っている事に加え、SDGsの視点に立った生活を行い、できることを積極的に進めましょうということです。そのためには、SDGsの視点に立つ「目」を持つこと。今日は行き帰りの道中も含めて、世の中にあるSDGsを見つけたり、今後の私たちにできる取り組みは何かを考えたりする機会とします。また、行き帰りは班での徒歩行動、現地では自然観察等に加え、クラスや学年で楽しいレクも行います。SDGsの発見に加え、仲間とさらにより良い関係づくりができる一日となることを期待します。
2年生は午後、春日部消防署の方々にお越しいただき、救急救命講習を行いました。心臓マッサージやAEDの使い方を丁寧にご指導いただき、貴重な経験をさせていただきました。生徒たちの真剣な表情が印象的でした。
3年生は今日、明日と2学期末テストが行われます。事務処理等の関係で、1、2年生より若干早い日程で毎年行っています。きっと進路を強く意識して、今までで一番がんばって勉強に取り組んだ定期試験だったのではないでしょうか。2年生も他人ごとではありません。あと1年後には、3年生として2学期末テストを受けるのです。授業をはじめとする毎日の学習を大切に、真剣に取り組むかどうかが、1年後に大きな差となって表れます。がんばりましょう。(11月18日 校長)
大人になる No64
【 つらいのはみんな同じ、クラスや学年の仲間と一緒にがんばろう 】
今朝、いつものように川辺小の交差点に立ち、朝のあいさつと交通指導をしていると、3年生のある生徒は信号待ちでノートを見て勉強していました。いま3年生は、先の見えない霧の中を、不安を抱きながら進んでいますね。三者面談、塾、北辰テストや東部地区学力テスト、私立の個別相談、校長面接、そして明日からは期末テスト。毎日これでもか、これでもかと進路について考えなければならないこと、やらなければならないことに迫られています。「合格するには内申点が足りない」、「筆記試験を考えると点数的にきつい」、タイムリミットは近づき、決断を迫られる。「このまま挑戦するか、それともワンランク下げようか?」、「家は経済的にきついので私立は受験するけど、やはり県立に行かなければ…」。
大変なのはよく分かります。しかし私は、3年生の今このような状況を、かわいそうだとは思わない。人生というものは先の見えない霧の中で、刻一刻と過ぎてゆく時間に合わせて、1つ1つ何らかの決断をするということです。これまで地域の小学校と中学校で当たり前のように過ごしてきたわけだが、この先、中学校を卒業し、義務教育が終了したあとは、一生、毎日大小様々な決断をするのです。このブログにも書いたが、いま君達は、大切な人生勉強をしているのです。人として成長するチャンスなのです。悩み、苦労することから逃げたり、安易に楽な方へ進んだりすることもできなくはない。しかし、私は飯沼中の卒業生には、この先、親から自立し、一人の人間として生きていく時に、たくましく自分の人生を切り拓く人になってほしいと願っています。つらいのは君1人ではないのですよ。クラスの生徒たちも、同じ部活で汗を流した仲間も、みんな一緒なのです。みんなで声をかけ合い、励まし合いながらがんばろうじゃないか!これまでの飯沼中での学校生活を通して、仲間の大切さ、共に励まし合うことのできる絆を培ってきたのだから。君は1人じゃない!君を応援してくれる多くの人たちのためにも、心を開き、プラス思考でがんばっていきましょう。がんばれよ3年生!(11月17日 校長)
大人になる No63
【 飯沼中に再び生徒たちの歌声が響いた日 】
~君達はどんな歌を唄いたいですか~
いつ以来のことでしょうか…、昨日の5校時の学活の時間、飯沼中の校舎のあちこちで生徒たちの合唱の歌声が響き渡りました。しらさぎ祭に向けての練習がいよいよ始まりました。音楽の時間を使っての練習は行っていましたが、クラスの取り組みとして合唱練習が始まりました。新型コロナウィルスへの感染症対策をしっかり行うことが条件ですので、特別教室と体育館を使用し、マスクはもちろん、十分な換気とソーシャルディスタンスを確保して、1、2年生が練習をしました。生徒の歌声が響く学校、これは私が校長として、ぜひそんな学校を作りたいと強く思っていた学校像の1つです。その気持ちを抑え、昨年度、そして今年度も合唱祭を中止にする判断をしました。しかし、昨今の社会情勢を鑑み、今なら「気をつければやれる!」、「気をつけるとはどうすることなのか…」を先生方で知恵を出し合い、計画をしました。文化会館はキャンセルしましたが、「合唱祭の目的」を達成することは体育館でも十分できます。
さて、そこで、諸君はどんな歌を歌いたいのでしょうか…。しっかりとした目的意識はありますか?1、2年生はまだ中学校の合唱祭を経験したことがないので、イメージすることは難しいかもしれませんね。歌う曲は各クラスそれぞれです。そこで大切なことは、「〇年〇組の歌」を歌いあげる合唱祭にしてほしいということ。「これが自分達のクラスの歌なんだ」と胸を張って歌えるような歌を創り上げようではないか。実行委員やパートリーダー、指揮者、伴奏者、その他意識の高い生徒もたくさんいるはずです。私がみなさんに望む合唱は、「クラスへの帰属感とでもいうのでしょうか…、クラスのみんなと歌が歌えることが嬉しくなる。クラスのみんなが気持ちを込めて精一杯歌い、歌い終わったあとに清々しい気持ちになる。また、それを聴いた人たちが感動できる、日頃のクラスの様子が分かる」そんな合唱をしてもらいたいと思っています。当面はまずパート練習、そして全体練習という形を取って行くのでしょう。みんなで大きな声で歌うと気持ちがいいものです(経験ありますか?)。ほとんどの高校では合唱祭という行事はありません。3年生はもしかすると、クラスで合唱をするのもこれが最後になるかもしれません。だから私は結果より取り組みを充実させて、結果に対して謙虚に受け止められるようになるまでがんばってほしいのです。どんな結果に終わっても、一生懸命やったことは必ず「何か」を残すはずです。
そして、最後は「心」です、「自分たちのクラスの歌を歌い上げるんだ」という気持ちを忘れずにがんばって練習をしてください。歌詞の内容をよく考え、歌詞に心を乗せて歌うのです。
歌は心!一歩一歩、少しずつレベルアップして行きましょう。(11月16日 校長)
大人になる No62
【 チャンスに出会わない人間は1人もいない、それを生かせるかどうかの問題だ 】
私は、人生でチャンスに出会わない人間はいないと考えています。チャンスと考え生かすのか、そのチャンスに気づかずに無駄にするかの問題だと思っています。3年生は今週、期末テストが控えていますね。1、2年生も来週です。テストの勉強も、受験だってそれは人生の上で自分を高めるための貴重な経験と考えれば、それは取り組みも含め、大きなチャンスなのです。先日の校長面接で、ある生徒にこう言いました。「黙っていても受験の日は来る、何もしなくても卒業式の日も来る。1日1日をどう過ごすかは君次第」と。
3年生の授業に向かう姿勢は素晴らしいと、この場で何度も紹介していますが、1、2年生も良くなってきました。特に変化を感じるのは2年生。先生方もあの手この手で君達を伸ばそうと考えてくれています。3年間、日々の授業に集中して取り組むことこそが、受験勉強であり、将来の自分づくりなのです。それが私の言うチャンスなのです。(11月15日 校長)