2022年2月の記事一覧
試験お疲れ様でした
1、2年生のみなさん、3学期の期末テストお疲れ様でした。新型コロナウィルスの影響がなければ、明日からはまた大好きな部活動に打ち込むことができるのに…。もう少し待っていてくださいね。中間テストや期末テストなどの定期テストは、その期間の学習を振り返るために行うものです。よって、テストが返ってきてからの方が実は大切な取り組みなのです。すべて満点の人はいないでしょうから、多かれ少なかれ自分の勉強を見直し、しっかりと復習しておくことが大切ですね。
次に3年生で県公立高校を受検した生徒諸君もお疲れ様でしたね。入試は定期テストと違い、一発勝負です。運も時には左右することもあるでしょう。結果は4日に出ますね。人事を尽くして天命を待つという言葉があります。やれる事を精一杯やり、あとは神様の出す結果を待ちましょうという意味です。少しゆっくりするといいと思います。ただし、新型コロナウィルスの影響はまだまだ勢いがおさまりません。今後感染すると、卒業式に影響が出てきます。ゆっくりしていいけれど、過ごし方は考えてくださいね。(2月25日 校長)
県公立高校入試
本日は、埼玉県公立高等学校の学力検査が行われました。体調不良等の諸事情で受検することができなかった生徒が数名いましたが、後日の追検査を受検できるということで、胸を撫で下ろしました。また、1、2年生は3学期の期末テストの1日目でした。1、2年生も3年生も試験お疲れ様でした。明日も試験ですね(3年生は面接・実技試験が課されている者)。今日は美味しいものを食べ、温かくして早く寝ましょうね。(2月24日 校長)
大人になる No94
【 普通にやることの大切さ 】
今日3年生は、4校時に体育館にて24日の県公立高校の入試に係る事前指導を受けていました。試験当日に困った事が起きたらどうすればよいかなどが話の中心でした。簡単に言えば、試験会場に着くまでに困ったことがあれば、中学校に連絡を入れなさい。中学校から高校に連絡を入れます。試験会場に着いたあとに困った事が起きたら、会場の先生に相談しなさいということです。私が今一番心配していることは、みなさんが万全の体調で入試に臨むことができるかどうかです。風邪をひいたり、新型コロナウィルスに感染したり、濃厚接触者となってしまったり…。もし、そうなったとしても、誰も悪くはありません。しかし、そうならないように注意して生活することも大切なことです。当日、無事に試験会場に到着し、試験を受けられるところまでたどり着けたら、目を閉じてこれまでのがんばりを思い出してみよう。がんばった君自身、応援してくれた家族や友人、先生方などが思い出されることでしょう。そして試験問題が配られたら、はじめに肩の力を抜いて深呼吸をします。緊張が解けて力が発揮できるでしょう。それから名前を書いて始めます。できない問題があったり、ケアレスミスに気づいても気にする必要はありません。試験会場にいる他の中学生もみんな同じです。総合得点で合否の判断がされるのだから、気にせずに続けなさい。つまり、普通にやることが何よりも一番大切なことなのです。私は、君達が合格することを祈るのではなく、君達が普通に力を発揮することができるよう祈ります。(2月22日 校長)
大人になる No93
【 今週は試験 weekですね 】
今週の水曜日は、天皇誕生日という祝日で学校は休みですね。まずは今日、明日と元気にがんばりましょう。さて、祝日明けの木曜日から、1、2年生は3学期末テスト、そして3年生の多くの者は県公立高校の入試です。この2つのテストは意味合いが少し違うことが分かりますか。期末テストは、その学期のまとめとして、学習したことがどの程度身に付いているのかを教える側と学ぶ側の双方が確認をし、今後に生かすために行うテストです。一方、入試とは、その高校の入学へのチケットを志願者の中で競い合い、点数の高い順に合格となる性質のものです。中間テストや期末テストは、分かっていなかった所を確認し、再度学習をし直せば今後の学習が充実します。入試はその日の出来栄えがすべてとなります。部活動でいえば、練習試合と大会本番と考えれば分かりやすいと思います。1、2年生と3年生では試験の意味合いが違いますが、どちらもあきらめることなく、全力を尽くすことが大切です。そして全力を尽くすための一番の基本は健康、体調の管理です。体調を万全にし、飯中生みんなが力を出し切れる試験となることを祈っています。(2月21日 校長)
大人になる No92
【 北京オリンピック 】
我以外皆我師(われいがいみなわがし)という言葉があります。自分以外の人や物はすべて自分の師として学ぶべきことがあるという意味ですね。例えば、いま連日行われている北京オリンピック。スノーボードもフィギュアスケートも素人の私には、何回転しているのかアナウンサーや解説者の話を聞かないと分かりません。カーリングもルールがまず分かりませんので、その都度、今こういう場面だと解説を聞いて、ただただ、固唾(かたず)を飲んで応援しています。さて、私がつくづく思うことは、さすが日本の代表としてオリンピックに出場する選手たちです、試合後にどのような結果に終わった選手でも、皆、心に響く重みのある発言をするなぁ…と。自分の人生のすべてをかけてその競技に打ち込んできた人の思いが伝わってくる気がします。そして、その選手の生き様から自分の人生にも生かせることを学ばせてもらっています。オリンピック選手の話は1つの例です。私は飯沼中学校の先生方からもたくさんのことを日々学ばせてもらっています。そこには年齢やキャリアの差は関係ありません。我以外皆我師という気持ちがあれば見えてくることがたくさんあります。生徒諸君もそういった見方・考え方で周りを見回してみてください。きっと人生の勉強になることがたくさん見つかるはずです。(2月18日 校長)
2月17日(木)
今日は北風の冷たい一日でしたが、飯中生たちはみな元気に過ごすことができました。(2月17日 校長)
大人になる No91
【 のんびり過ごすのはもう終わり、自分で何か始めよう! 】
昨日、給食の時間に、校長の私から放送を使って生徒のみなさんに話をさせていただきました。新型コロナウィルスの日本全国における新規の感染者は前の週の同じ曜日と比べて少しずつですが減ってきてはいます。しかし、春日部市内の小中学校等では、今まさに大変な勢いで感染が広がっています。連日50~100名弱の児童生徒及び教職員が陽性の判定を受けていて、学級や学校の閉鎖を行っている学校も複数あります。そこで学校はもちろん、家でもマスクと換気をしましょう!と啓発しました。3年生はいま県公立高校の受検を目前に控えた生徒が多数います。そういった観点でもぜひ、感染防止対策への意識を学校と家庭の両方であと少しの期間、高めていきましょう。
さて、1、2年生の諸君、そして進路が既に決まった一部の3年生の生徒たち、のんびり過ごすのはもう終わり、自分で考え何かを始めよう!1、2年生は期末テストの勉強がよいでしょう!さらに筋トレをするとか、吹奏楽部でできる環境の人は楽器の練習などをするのもいいと思われます。放課後、部活動のない時間を有効に使いましょう!3年生で進路の決まった生徒のみなさんは、ホッとしている日々でしょうね。しかし、もう2週間も前のことです。のんびり過ごすのはもう終わりにしましょう。卒業に向けてクラスや学年のためにできることを考えたり、高校生活で良いスタートを切れるように中学校の勉強の復習や高校の学習の予習をしたり、運動部に入る予定の者は、体を鍛えたりとできることを自分で考え実行するようにしましょう。(2月16日 校長)
大人になる No90
【 瞳は輝いている? 】
今日は2月15日、1ヶ月後の3月15日に3年生は、慣れ親しんだ学び舎である本校を卒業していきます。登校日は残すところ19日となりました。また、今日は県公立高校の出願最終日。明日には新聞で倍率が発表されます。そして、志願先変更期間を経て、24日が学力検査、3月4日が発表日となっています。
不安が大きくのしかかっている時だとは思います。しかし、瞳の輝きを失ってはいけない。この春から始まる高校生活に対する夢や希望に思いを馳せてください。将来の自分や自分の生きる社会に夢を抱いて下さい。大人になっても、私のような老人になってもそれは同じです。1、2年生の諸君もコロナ禍の今、どんな心持ちで生活していますか…。もうすぐ1つ学年が上がり、益々充実した学校生活が君を待っています。今の自分、近い将来の自分、遠い将来の自分に夢を抱き続け、それに向けていきいきとがんばり、瞳を輝かせている人でいようじゃないか。(2月15日 校長)
大人になる No89
【 画竜点睛 】
今朝は昨夜からの雪が積もっていたら雪かきなどがまた面倒だなぁ、生徒たちは全員無事に登校できるだろうか…、と思いながら浅い眠りから覚め、まだ暗い外を見ると、少しの雨が降っている状態で、道路には雪はなく胸を撫で下ろしました。暦の上ではもう春ですが、まだまだ朝晩は冷えますし、もう1回くらい雪も降るかもしれませんね。健康に気をつけて、本当の春を迎えるための準備(勉強・運動・心)をしましょう。
さて、画竜点睛(がりょうてんせい)という四字熟語があります。意味は、物事の大切な最後の仕上げのことです。これは、竜の絵を描いて、最後の仕上げに竜の瞳を描き入れたところ、その竜が絵から飛び出して天に上って行ったという中国の故事に由来しています。3年生の生徒諸君は、今まさに来週の県公立高校の受検への仕上げの時です。春からのそれぞれの第一歩を、希望に満ちた笑顔で自信を持って踏み出すために、健康に気をつけて最善を尽くそう。(2月14日 校長)
大人になる No88
大人になる No88
【 困った方が力がつく 】
今日は朝から雨が降り、ちょうど登校の時間に雪に変わりましたね。昨日から保護者への配信メールやホームページで、休校や時間変更はなく、安全第一で登校しなさいとだけ連絡をしました。これは天気予報を数日前から注視して見続け、君達に生きる力をつけさせるのに良い条件だと思ったからです。
雨や雪の日に学校に向かう、この時にみなさんはどんなことを考えますか。歩きづらいからいつもより早めに家を出よう。傘をさしているからいつも以上に周りに気を付けて交通事故にあわないように歩こう。くつの中に雨水が染み、くつ下まで濡れてしまうだろう。かばんや着ているものも濡れてしまうだろう。これらのことを考えて、何時に家を出発するか、濡れた体や物を拭くためのタオルを持って行こう。くつ下の替えを持って行こう。濡れた靴下を入れるビニール袋を持って行こう…、と考えを巡らせ、そして行動するでしょう。その結果、無事に行動ができれば、自分で考えて行動することに自信がつきます。つまり、先を読み、考え、行動することのできる賢い人に近づくということですね。また、失敗して苦労すれば、反省し、次へとつながる良い機会となる。むしろ自分の考えが甘く、苦労した方が、二度と同じ失敗はしないぞと強烈な印象となり力がつく。日常の生活の中で、何度もそのような経験を繰り返し経験することにより、人は賢く成長していくのです。今日の雪を通して君は成長できましたか…。(2月10日 校長)
大人になる No87
はじめに明日の雪への対応についてですが、休校や登校時間の変更等の措置はありません。安全を最優先して登校してください。もし、時間に遅れてもテストへの対応はします。また、本校では通常、テストは制服で受験をします。3年生につきましては、受験本番を意識して、制服を正しく着て登校し、テストを受けるということをねらいとし、本日は制服で登校させ、期末テスト初日の受験をさせましたが、明日は降雪が予想され、気温の低下と新型コロナウィルスへの配慮から、全校生徒がジャージで登校をし、期末テスト及び学力テストともにジャージでの受験とします。防寒対策を十分に考慮し、準備をして登校してください。
さて、今日は1年生が取り組んでいる職業調べについてです。下の写真の一番はじめは、1年4組の担任の先生が毎朝教室の黒板に書いている生徒へのメッセージです。このメッセージの中で私が最も心を打たれ、大切だと思い、生徒諸君にもぜひ考えてほしいところはどこだと思いますか…。それは、「先生も毎日楽しく仕事をしています」というところです。仕事って何だろうって考えたことはありますか。私は職業とは、①自己実現、②社会貢献、③収入を得るの3つの要素があると考えています。自己実現とは、自分がなりたいと思う職業に就くこと。プロのスポーツ選手になりたい、学校の先生になりたい、調理人になって店を持ちたいなど一人一人に自分の夢があります。中学生のうちにそれが見つからない人もいますが焦る必要はありません。ゆっくり考えて見つければいいし、途中で進路変更したってよいのです。次に社会貢献について。すべての職業は、何らかの社会貢献、つまり世のため、人のためになっているということですね。色々な職業を思い浮かべてください。どの職業も人の役に立っていることに気が付きますか。最後に収入です。仕事は大変なことが多いのも事実です。その大変なことをすることで、お給料をもらい(労働の対価と言います)、生活に必要なものにお金を払うことができるのです。この3つをまとめると、自分のなりたい職業に就き、楽しんで仕事をすることで世のため人のためになり、そして収入を得ることができたらどんなに幸せなことでしょう…。教師も楽な仕事ではありません。辛いこと、大変なこと、悩むことも多々ある中で、それでも飯沼中の先生方が楽しんで良い仕事をしてくれていることに改めて感謝し、そして誇りに思います。飯沼中の生徒諸君は、近い将来どんな職業に就くのでしょうか…。(2月9日 校長)
3年生は今
昨日の昼休み、校長室に3年1組の生徒で、私立高校に決まった生徒6名が報告とお礼のあいさつに来ました。今日は2組、明日は3組の予定だそうです。どの生徒たちも、「○○高校に決まりました、将来の夢をかなえるために、高校へ行ってもがんばります」と力強い決意を立派に話してくれました。また、その表情は自信と希望に満ち溢れ、瞳が輝いていました。私は心から「合格おめでとう」と言葉を発しました。そして、「保護者やこれまでお世話になった先生方に必ず報告とお礼をしましょう」さらに、「いま教室では大部分の生徒たちが悩み、苦しみ、不安と闘いながらラストスパートの勉強をしています。どうか、力になってあげてください」と言葉を添えました。3年生は今、義務教育の仕上げとして、この先、自分が生きていく道を考え、切り拓き、卒業後の第一歩を踏み出すという、中学校生活、いや、これまでの人生で最もドラマチックな場面を迎えようとしています。健康に気を付けて、力を出し切り、乗り切ってもらいたいと思います。(2月8日 校長)
新型コロナウィルス関連について
今週は金曜日が建国記念の日で祝日のため、週末は三連休となりますね。しかし、不要不急の外出はしないようにしましょう。また、家庭内でも必ずマスクや換気をしてください。ここまで、新型コロナウィルスの陽性者や濃厚接触者となった本校の生徒はすべて、家庭内もしくは習いごと、不要不急の外出(友達と遊んだ等)の結果によるものです。ここで改めての確認ですが、現在、保健所が機能し切れていない状況があるようで、似たような案件でも個々により対応が違ったり、連絡があったり、なかったりするようです。そこで、保健所や医療機関からの指導が直接あった場合には、それに従うことになりますが、もし具体的な連絡がない場合は、次のようにしますので予めご承知おきください。ご家族が陽性の判定を受けた場合、その家庭内の者は濃厚接触者と考えます。濃厚接触者は、最後に陽性者と接触した日から7日間の登校や出勤が停止となります。陽性者は基本的に約10日間の自宅療養となりますので、濃厚接触者はご家族の陽性者が登校・出勤が可となってから更に7日間、潜伏期間を考慮し登校・出勤を控えていただきます。日数につきましては、マスコミでは短くなると報道されていますが、本日現在において、正式に政府をはじめ関係機関が決定したわけではありませんので、従前の対応とさせていただきます。もしそのような状況となってしまった時には、改めて学校に相談してください。
いま3年生は今週の期末テストや24日の県公立高校の入学試験を控えた状況です。また、1、2年生で心配なことは、部活動の停止に伴う生活の乱れです。ゲームやネットに必要以上に没頭しているお子様はいないでしょうか…。本校の学校教育目標は、「自主実行」です。心身の健康のため、家で体を鍛えたり、学習を計画的に行うことができるよう保護者の皆様にもご協力のほどよろしくお願いいたします。本日の放送による全校集会では、校長から以上のような話をしました。(2月7日 校長)
大人になる No86
飯中生の登下校を川辺小の交差点に立って見守ったり、正門付近で生徒のみなさんの様子を見ていると、最近、生徒のあいさつがとてもよくできるようになったと感じます。相手の顔を見て笑顔で元気にあいさつができるということは、心が前向きな人のできる行動の1つです。新型コロナウィルスの影響で我慢をしたり、心配な思いをしたりする中でも、飯中生諸君は、環境によく適応し、限られた条件の中で楽しく生活を送っているということだと思っています。みなさんのそういった前向きな生き方は、必ず幸せな人生を切り拓くことにつながります。あいさつは心と心の握手です。たくさんの人と気持ちの良いあいさつをして、人生を豊かなものにしたいですね!(2月4日 校長)
大人になる No85
今日は節分、明日は立春ですね。季節を分ける節分、明日からは春です。そこで、生徒諸君にはよい機会なので、今の自分の生活を見つめ直し、もし好ましくない方向に進みかけているならば、軌道修正をしてもらいたい。
まず、多くの3年生は、県公立高校の受検を前に、最後の仕上げ、ラストスパートをかけているところですね。新型コロナウィルスをはじめ、健康には十分に気をつけて、本番で自分の蓄えた力を100%発揮できるように生活することが大切です。スポーツでも勉強でもそうですが、健康を害するほどに打ち込むことは結果にもつながらないのですから、自分の心や体とよく会話をしながら最終調整をしましょう。次に1、2年生の諸君、いま君達はどのように過ごしていますか…。新型コロナウィルスにより部活動の停止期間中であるため、朝もゆっくり、放課後も家でダラダラと過ごしている者はいませんか…。3年生になって慌てて練習したところで、部活の大会で勝てるわけはありませんよね。勉強だって同じ。3年生の後半になって慌てて勉強を始めても成績など上がるはずもないことは分かっていますか。コツコツと努力した者には絶対にかなわないものなのです。部活動が中止となっている今、家に帰ってから何をするべきか…。体を鍛えたり、勉強の計画を立てて自分なりに取り組んだりと地道な努力を積み重ねた者は、春以降、大輪の花を咲かせることができるのでしょうね。ダラダラと過ごし、ゲームやネットで遊んでばかりいる者は、春以降に大きな壁が君の進む道の前に立ちはだかることになります。アリとキリギリスの話を思い出してみよう。もし、最近怠けている自分であるならば、節分・立春を機に気持ち新たに襟(えり)を正してがんばりましょう。(2月3日 校長)
大人になる No84
北風の冷たい日が続いていますね。この時期になると必ず思い出す話があります。イソップ物語の中に、「北風と太陽」という話があります。ある日、北風と太陽が力比べをすることになりました。そこへたまたまコートを着た1人の旅人が通りかかりました。北風と太陽は、「あの旅人のコートを脱がせた方が勝ち」ということに決め、力比べをはじめました。最初に北風が、冷たい風を激しく旅人に吹きかけました。しかし、旅人はコートのえりを立て、しっかりとコートの前を合わせて、吹き飛ばされまいとします。北風が懸命になって力を入れれば入れるほど、旅人はコートをしっかりとおさえ、離しません。とうとう北風は力尽き、太陽と交代しました。
太陽は、暖かい日差しを優しく旅人にあてます。どんな強風にもコートを離さないでいた旅人でしたが、ポカポカと暖かい太陽の光を浴びて、身も心も温まり、ついにコートを脱ぎました。
この北風と太陽の話はたとえ話ですね。北風は冷たく厳しい態度を表し、太陽の光は、温かい思いやりの心を表しています。
私たちは毎日の生活の中で、たくさんの人と接します。この時、北風のようにピューピュー吹いて人にあたっても人の心は動かせません。また逆に、暑くてもコートを脱がないような柔軟でない人も、人との関係をより良いものに築くことはできません。人間関係をより温かく素敵なものにするには、意見を受ける側は素直に意見を受け入れて反省すべきだし、意見する側は、思いやりのある、相手を尊重した態度で接するようにしましょうね。(2月2日 校長)
大人になる No83
【 今日から2月、新たなる気持ちで! ~季節を感じ、見つけてみよう~ 】
今まさに寒さ本番の日々ですが、今日から2月という先入観があるからでしょうか…。私は今日、なんとなく暖かさを感じました。朝いつものように飯沼中学校区、今朝は中野小の近くの土手を歩いていると、道端に菜の花が咲いているのに気がつきました。こんなに寒いのにもう菜の花が咲いているんだぁ!と思い、春を探してみようと、あらゆる所を見回して歩きました。春に花の咲く木々は、既に枝に小さなつぼみをつけ始めていました。自然の中に入ると鶯(うぐいす)も鳴いています。土の中ではきっと、つくしも竹の子も外に出る準備をしているはずですね。季節を告げる暦や天気予報よりも早く季節を感じ取れる感性を持った人になりたいですね!(2月1日 校長)