今日は、4月の食育の日の献立です。
今日の献立は、黄飯、牛乳、かやく、とり天、春キャベツとひじきの和え物です。
今月は食育の日の献立 大分県の郷土料理を紹介します。
「黄飯(おうはん)とかやく」は、大分県臼杵(うすき)市の郷土料理です。
臼杵市は、大分県の東南部に位置し、安土桃山時代には南蛮貿易が盛んに行われた商業都市でした。「黄飯」は、スペインのパエリアの影響を受けた料理だと言われており、臼杵の山野に自生する『くちなしの実』を使って、黄色いごはんを作ったそうです。また、江戸時代には、財政難により質素倹約が奨励され、慶事の際に出す赤飯の代わりに「黄飯」が出されたり、参勤交代の途中に、家来へのねぎらいのごちそうとしてふるまわれたりしていたそうです。「黄飯」と一対で出される「かやく」は、ごぼう、にんじん、だいこん、しいたけ、豆腐などの具材と、『えそ』などの白身魚のすり身を炒め煮にした料理で、黄飯の上にのせて食べます。「かやく」だけでは、質素な料理ですが、黄金色の「黄飯」と組み合わせることにより、非日常食として楽しむことができるのが魅力です。
給食では『えそ』のすり身の代わりに、『たら』のすり身を使用します。
そして、とり肉の消費量が多い大分県で、よく食べられている「とり天」も一緒にいただきます。
大分県の郷土料理を味わって食べましょう。