校長室から

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校長室から 1.17 阪神・淡路大震災から27年

 昨日の朝、テレビをつけると、どのテレビ局でも津波警報のニュースが大きく報じられていました。トンガ諸島沖での海底火山の爆発の影響であるとか。さらに、今までの事例からは解明できないメカニズムの現象であることなどが報じられ、本当にびっくりしました。地球にはまだまだわからないことがたくさんあるのだなと思いました。
 自然災害といえば、今日1/17(月)は、阪神・淡路大震災が起きた日です。あれから27年の月日が経ちます。当時私は中学校に勤めていて、出勤の準備をしているときでした。近畿地方を中心として大きい地震が起こったことは報じられましたが、大阪や兵庫の震度がなかなか表示されなかったことを覚えています。数時間後に震度7という最も大きな震度であることや大規模な火災が起こっているとのことが報じられました。高速道路の橋脚がポッキリと折れ、無残に倒壊している映像は衝撃的でした。大きな自然の力には全くといっていいほど太刀打ちできないようです。
 津波や地震といった自然災害はコントロールすることはできません。しかし、備えることはできます。それによって少しは軽減できるものがあります。何が起こるかわからない時代。それこそ新型コロナウイルス感染症が猛威を振るっているこの状況も、自然の大きな流れの一つなのかもしれません。何かが起きないと気持ちを新たにしないという面は反省しなければならないと思っています。しかし、考えないよりはましかもしれません。子どもたちの明るい笑顔と我々自身の明るい笑顔が消えることがないように、備える気持ちを忘れないようにしていきたいと思いました。

今日のランRUNタイムの様子です。青空の下、風は冷たいですが、元気に明るく走っていました。

校長室から 1.12 冷たい雨の始業式(1/11)

 昨日1月11日(火)、3学期の始業式を行いました。冷たい雨の降る朝でしたが、元気なあいさつをしてくれる児童が多く、寒いながらも清々しいスタートでした。何人かの児童は大きな荷物を抱えており、冬休み中の作品なのかなと感じました。雨の中大事そうに運んでいました。
 始業式は昨年に引き続き今年もリモートで行いました。私は、今年の目標とコロナウイルス感染症対策についての話をしました。私自身が今年の目標としたことは、しっかりと「準備」をすることです。芳賀北小にとっても私個人にとっても今年はしっかりと「準備」をしなければならない大きなことがあります。ものごとが上手くいくかどうかはそれまでの「準備」で決まります。しかし、準備するといってもそれだけでは何をやっていいかわかりません。何をやるべきかを知りその一つ一つに具体的な目標をもって達成を繰り返していくことで、必ず大きな目標にたどり着くということを話しました。1年後に自分がそうなっていたいと思う姿を思い浮かべながら目標を確認してほしいと思っています。コロナウイルス感染症対策については、変異株が急激に拡大していることから、気を緩めずに、今までやってきたことが日常となるよう話しました。命に関することなので、しっかり意識していきたいと思います。
 次に、2年生と4年生の児童が、それぞれの目標とすることを堂々と発表しました。いつも思うのですが、児童の成長はとても速いです。それぞれの学年ごとに、こんなにもしっかりとした意見を発表できるようになるんだと感心しました。これも普段の学び合いの成果なのではと思いました。
 3学期は、2か月半ほどの短い学期です。3か月後には、6年生は中学生に、1~5年生は学年が1つずつ上がります。次の段階に進む「準備」をするための大切な学期となります。健康と安全に十分に注意し、充実した3学期にしていきたいと思います。御協力よろしくお願いいたします。

今日の業間は、北小タイムで大縄跳びの練習でした。縦割り班で、上級生が下級生に優しく教えている姿が微笑ましく、少しずつ上達していることがよくわかりました。

校長室から 1.4 今年もよろしくお願いいたします。

 新年 明けましておめでとうございます。
 今年も教職員一丸となって、児童の成長を助けていきたいと思っています。よろしくお願いいたします。

 令和4年が始まりました。令和3年を振り返るといろいろあったのですが、思うようにできなかったことがたくさん思い出されます。コロナウイルス感染症の影響によるところが大きいのですが、このウイルスによる制限のある生活はもう3年目を迎えます。新たな変異株が出現し、第6波への心配など、新年を迎えまだまだ収束は先のことと考えざるを得ません。残念ながら今年も感染症対策を取りながらの生活になりそうです。しかし、できることはたくさんあります。また、コロナ対策も3年目であることから、こうすればできるという方法が見えてきたように思います。今年は、昨年よりは多くの児童の姿をお目にかけられるのではないかと期待しています。本年も、本校教育に対し御理解いただき、変わらぬ御支援御協力をお願いいたします。

児童のいない教室はひっそりとしていて寂しいものです。始業式を心待ちにしています。

校長室から 12.24 2学期お世話になりました

 本日、12月24日(金)、2学期の終業式を迎えました。2学期が始まった9月には、栃木県内で1日に160人を超える感染者が出ていましたので、2学期の開始がとても不安でした。ですから児童には、今までにも増して感染症対策をお願いし、今学期のスタートを切ったことを思い出します。
 県内の感染者数は、9月中旬頃から明らかな減少傾向が現れ、10月下旬からは今のような落ち着いた状況になっています。ただ、12月に入り、少しずつ増加傾向にあることが心配されます。年末年始と人出の増える時期で、変異株等の心配もあるので、まだまだ安心できるのは先のようです。本校では感染者は出ませんでしたが、真岡市内の小学校でクラスターが発生したように、危機はまだすぐ近くにあります。一人でも感染者が出た場合には、その濃厚接触者は必ずといえる確率で出てくるので、休校は避けられない状況です。気を緩めず、対策を続けていく必要があるということですね。
 そういった制限のある中で、児童はいつも元気に学校生活を送りました。昨年は無観客で行わざるを得なかった運動会は、人数を制限しましたが、公開することができました。一歩前進といったところでしょうか。運動会では、高学年の統一感のあるすばらしい演技やそれぞれの成長に合わせた姿が見られ、とても感動しました。遠足や修学旅行も実施できました。それぞれの活動の中で、学校で学んだことを十分に発揮して、安全に楽しく実施できたと聞いています。日々の児童の成長は驚くほどすごいです。しかし、なかなか思い通りに行かなかかったことがあったのは確かです。それはこれからできるようにしていけばいいことです。児童のさらなる成長に期待したいと思います。
 明日から1月10日(月)までの17日間、冬休みとなります。いつもよりちょっと長い冬休みになりますが、この期間は、児童は家庭や地域での生活となります。学校だけではできないことがたくさんあります。家庭や地域の中で、さらに児童の成長を促して頂ければありがたいです。11日(火)に一回りも二回りも成長した児童と会えることを楽しみにしています。なんといっても健康第一ですので、コロナウイルス感染症対策を含め、みんなで十分に注意していきましょう。
 2学期、大変お世話になりました。来年もよろしくお願いいたします。
 よいお年をお迎えください。

児童代表による作文発表です。堂々としていて、しっかりと発表できました。

児童指導から冬休みの生活について話がありました。

 

 なお、令和3年12月29日(水)~令和4年1月3日(月)の期間は学校閉庁日となります。コロナウイルス感染等の急な連絡は、メール機能をお使いください。御協力よろしくお願いいたします。

校長室から 12.21 明日は柚子湯ですか?

 このところ朝の冷え込みが厳しいですね。寒暖計が0℃を下回り、ウサギ小屋の飲み水が凍っていました。それを知ってか知らずか、ウサギは朝には姿を見せてくれませんでした。今日の朝は、教職員による読み聞かせの日でした。私が担当した2年2組の児童は、話の内容をよく聞き、楽しげな反応をしてくれました。読んでいる方がうれしくなりました。
 さて、12月22日(水)、明日は冬至です。1年で一番昼の時間が短くなる日です。冬至といえば、柚子湯にかぼちゃ。いろいろな由来がありそうですね。冬至だけに湯治とか。調べてみるときっと楽しいと思います。御家族でのよい話題になるのではないでしょうか。
 以前書きましたように、冬至は太陽の力が一番弱まった日で、この日を境に再び力が甦ってくると言われています。このことから、陰が極まり再び陽にかえる日という意の「一陽来復(いちようらいふく)」といって、冬至を境に運が向いてくると言われています。つまり、みんなが上昇運に転じる日ということになります。
 ということで、語呂合わせからか、冬至には「ん」のつく食べ物を食べると「運」が呼び込めると言われています。特に、「ん」が2つついている食べ物は「運」が倍増ということで、次のような食材をとるといいそうです。この7種の食材を「冬至の七種(ななくさ)」と呼ぶことがあるそうです。
  【冬至の七種】 なんきん:南京、かぼちゃのこと
          れんこん:蓮根
          にんじん:人参
          ぎんなん:銀杏
          きんかん:金柑
          かんてん:寒天
          うんどん:饂飩、うどんのこと
冬至の七種、こういった食材についても話題にしてみると会話が弾んで楽しいのではないでしょうか。

児童は寒さに負けることなく、ランRUNタイムや業間の休みを過ごしていました。