校長室から(令和3年度)

避難訓練&自由研究オンライン作品展①

 夏休みが終わってまだ1週間も経っていないというのに、今日は「涼しい」を通り越して「寒い」と感じてしまうほど気温が下がっています。コロナ感染だけはでなく、この数日の気温の上下動で児童たちが体調を崩してしまわないか心配になります。週末からまた暑くなるらしいので、今週は体調管理に要注意です。

 さて、本日の2・3時間目の間の休み時間(業間休み)に、全校一斉の避難訓練を実施しました。今回は、児童たちが密集するのを避けるために校庭への2次避難は行わず、休み時間に地震が発生したという想定で1次避難のみ実施することにしました。必ずしも授業中など職員が近くにいるときに地震が来るとは限りませんので、昨年度に続き休み時間中の訓練としました。今日は雨のため校庭に出て遊ぶ児童はいませんでしたので、ほぼ全校児童が校舎内での避難となります。1・2年生の教室前の廊下でその様子を見ていましたが、地震発生の放送が入ると、どの児童も声をあげることなく、教室内の机の下に潜り込み、頭を守りながら次の指示があるまで一言も喋らず静かに避難していました。たまたま2年生の教室前にいた1年生や4年生の児童たちも、すぐに目の前にある2年生の教室に駆け込み、空いている机を見つけて同じように潜り込んでいました。どの児童も、落ち着いて真剣に避難行動ができていましたので、今日の訓練は100点満点をつけてあげたいと思います。

 児童たちが夏休み中に作った自由研究作品が多目的室に飾られています。時間があるときに何度か見てきましたが、小学生らしい着眼点から生まれた独創的な作品や、何日もかけて作り上げた壮大な研究レポートや標本など、どれも素敵な作品ばかりです。それらを観ていると、「きっと頑張って作ったんだろうな」「ここまで調べ上げるのは大変だったろうな」など、児童たちが一生懸命に作っている姿を想像することができて、とても楽しい時間を過ごすことが出来ます。

 保護者の皆様にも、「作品展」として学校で直接観ることができる機会を設ける予定だったのですが、このような状況下で開催するのは難しいと判断し、残念ながら中止することにしました。代わりに、写真のみでの鑑賞となってしまいますが、オンライン作品展として児童たちの作品を今日から少しずつ紹介していきます。今日は1・2年生の作品を掲載します。

 

給食も再開しました

 1時間目に、5・6年生の教室を見学してきました。6年生はどちらの学級も算数の授業中で、比例の計算について学習していました。5年生は、漢文の音読(国語)と角度の学習(算数)をしていました。どちらの学年も、1時間目から集中力全開で学習に取り組んでいます。5年生の漢文の授業は、自分が高校生の頃に受けた古典の授業を思い出させるような内容で、小学生が漢文をすらすらと読んでいる姿に少し感動しました。

 6年生

 5年生

 本日、全校の児童にタブレット端末を一度持ち帰らせます。今後必要となる場合に備えて、家庭での取り扱いや基本的な操作について確認することが目的です。詳細は、本日配付した文書をご参照ください。

 本校では、家庭にいる児童とのコミュニケーションにマイクロソフト社の「Teams」というソフトを使います。職員は、1学期の頃からこの夏休み中にかけて、このソフトの使い方について何度か研修の機会を持ってきました。そして昨日も、児童たちが下校した後で、さらに具体的な使い方を勉強するために急遽全職員が集まって学習会を開いていました。ときどき児童たちに「先生たちだって、みんなにわかりやすく教えるために一生懸命勉強しているんだよ」と話すことがありますが、児童たちにその姿を見せる機会がなかなかありませんので、今日は写真を載せて紹介したいと思います。

 本日から給食の提供を再開しました。2学期最初の献立は「マーボー丼」です。副菜に春雨サラダ、デザートにぶどうゼリーが付きました。全教室を回って食事の様子を見てきましたが、どの教室でもスプーンが食器に触れるカチャカチャという音以外は一切何も聞こえず、感染防止のための「黙食」がしっかりとできています。しかしこれは、最近感染が拡大してきたからではなく、児童たちがすでに1年以上にわたって毎日実践してきたことです。最近の報道記事の中で、学校の給食は集団会食と同じだから危険だ、との文言を目にしたことがあるのですが、これは、日ごろから感染防止に努め、楽しく話したいのを必死に我慢して毎日黙々と食事を進めている児童生徒たちに対してとても失礼な表現だと思っています。児童たちが、互いに机を寄せ合って楽しく会話をしながら食事できる(会食できる)日を1日でも早く取り戻せるように、これからも感染防止に努めていきます。

授業が再開しました

 今日も午前中日課ですが、今日から授業が始まりましたので、2時間目に各教室を回って様子を見てきました。

 久しぶりの授業ですが、どの教室でもみんな落ち着いて学習に取り組んでいます。東小の児童たちが学習している姿を教室の後ろから見学しているときは、いつも「自分が小学生の頃はこんなにしっかりと勉強していただろうか?」と心の中で自問を繰り返しています。そして今日も、遠い過去の記憶を必死に手繰り寄せてみたのですが、夏休み明け直後にこれほど集中して勉強に取り組んでいた自分の姿を思い出すことはできませんでした。そんな今日の児童たちの様子を一部紹介します。4年生の教室を訪問したところでチャイムが鳴ってしまいましたので、5・6年生の様子は明日見に行こうと思います。

 1年生

 2年生

 3年生

 4年生

 この教室だけは、「パシャッ」とカメラのシャッター音が鳴ったとたん・・・

 でも、その後の「じゃあ、そろそろ前を向こうか」という担任の一声で、すぐに学習に取り組む姿勢に戻りました。立派です。

 こちらも久しぶりの「掃除の時間」です。ちょうどこのページを作っているときに扉が開いて、廊下を清掃していた2年生の児童たちが「こおちょおしつのなかもそうじしていいですかぁ?」と声をかけてくれました。せっかくなので、1学期と同じように好意に甘えてお願いしました。お陰であっという間に室内がきれいになりました。

2学期が始まりました

 本日から2学期が始まりました。今学期もどうぞよろしくお願いいたします。

 本日の始業式は、感染予防のため各教室で放送を聴く形で行いました。また、児童たちと久しぶりに再会しましたが、笑顔で元気に登校してきた児童が多かったです。「海に行ってきたよ。」「お寿司さんに行って14皿も食べてきた。」「どこにも出かけなかったから宿題がカンペキに終わった!」「親とケンカして少しだけ家出した。」などなど、この夏休み中の出来事について話したいことがたくさんあるようで、多くの児童たちからいろいろと楽しい(?)話を聞くことができました。また、6年生の中には「今学期もよろしくお願いします!」と大人顔負けの丁寧な挨拶をしてくれた児童もいて、とても清々しい気持ちで新学期を迎えることが出来ました。

 なお、本日、児童を通じて保護者の皆様宛てに、市教育長からの「2学期を開始するにあたって」、私からの「本校の感染対策及び2学期に予定している学校行事の変更等について」の2つの文書を配付しました。内容の多い文書となってしまいましたが、記載事項についてご確認くださいますようお願いいたします。

パラリンピック観戦

 本日、観戦を希望した23名の6年生を引率して、千葉市の幕張メッセで行われた「パラリンピック2020東京大会」のシッティングバレーボール競技を観戦してきました。児童への感染リスクが危惧されているため観戦を中止する学校も多いようですが、本校では、現地までの移動手段や会場での観戦状況、座席の間隔等も含めた感染対策を事前に確認し、安全に観戦できると判断して実施することに決めました。

 そして本日、実際に観戦をしてきたのですが、感染のリスクは低かったと感じています。現地までの移動手段は、市が学校単独での貸し切りバスを手配してくれ、到着後も、降車時から専任のスタッフが付いて会場まで安全に引率してくれましたので、他の団体や一般の方との接触はまったくありませんでした。また、手指の消毒や検温等も厳重に実施されていました。そんな厳しい感染対策を本校の児童たちも肌で感じていた様子で、バスの中はもちろん観戦している間も、声を発したり話をしたりする姿を見かけることは殆どありませんでした。

 幕張メッセ屋内の広い試合会場は、本校のほかには10名前後の小学校の団体が3校ほど観戦しているだけで、まるで貸し切りのような状態でした。それでも、その僅かな小学生たちのために、会場内には軽快な音楽が鳴り響き、プロジェクションマッピングが多彩な色と模様を映し出し、DJ風のアナウンスが試合を盛り上げていました。テレビ映像からでは感じることができない迫力ある臨場感が素晴らしかったです。

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 児童たちが事前に作って応援会場に掲げたこの「メッセージ日の丸」は、インターバルタイム中に会場のアナウンサーが話題に取り上げてくれて、天井の大型ビジョンに映し出されて会場中に紹介されました。

 本日は、女子の「ルワンダ」対「ロシア」の試合を観戦してきました。(競技中の選手たちの写真は掲載できないのでここでは割愛します)

 ハンディキャップを持ったアスリートたちが、国の名誉と誇りを背負って一生懸命に闘う姿はもちろん素晴らしかったのですが、大勢のスタッフやボランティアの方々が、会場のさまざまな場所でそれぞれの役割に真摯に取り組んでいる姿もたいへん印象に残りました。児童たちの目にはどう映ったのかまだ聞いていませんが、そのような人たちの支えがあるからこそこのような大きな国際大会を開催できることに気づいてくれたのではないかと思います。