校長室から(令和3年度)
1・2年生合同の校外学習
昨日(13日)、1・2年生が合同で茨城県立自然博物館に出かけて校外学習を実施してきました。学校を出発した直後から小雨が降り始め、現地に近づくにつれて雨がだんだん強くなっていきましたが、奇跡的にも自然博物館周辺は全く雨が降っておらず、地面も濡れていませんでした。
学級写真を撮影した後で敷地内の広場に移動しました。緑の景色がとても美しい場所で、まるで外国にいるような雰囲気です。朝早かったので我々以外に人の姿は見当たりませんでした。この広い場所を使って、1・2年生一緒に「だるまさんが転んだ」で楽しく遊びました。その後は昼食まで自由に遊ぶ時間としました。
思い切り遊んだ後はお弁当とおやつの時間です。本当はみんなで集まって楽しくお喋りをしながら食べたいところですが、このような気分のいい場所でもソーシャルディスタンスを守りながら、みんな行儀よく黙々と食べていました。
午後は、博物館内を1・2年生混合のグループ単位で自由に見学をしてきました。どのグループも、2年生の児童たちが1年生の手を引き、声を掛けながら、とてもよく面倒を見てくれました。2年生は、昨年度の校外学習が大雨でしたので、その分誰よりも今年の校外学習を楽しみにしていたと思いますが、自分たちが楽しむこと以上に1年生の児童たちが楽しめるように一生懸命頑張っていました。見た目はまだ幼いですが、2年生はいざというときに力を発揮できる頼もしい児童たちです。
なお、本日は3年生の校外学習に同行しているため、校内の様子をお伝えすることができません。3年生の校外学習の様子は明日の記事で紹介します。
昨日の校内風景いろいろ
本日は、1・2年生合同の校外学習に同行して終日校外に出ていますので、昨日の校内風景を紹介します。
昨日の3時間目、1年生の教室の前を通りがかったところ、中から楽しそうな演奏が聞こえてきました。グループごとに「リズム発表会」をしていたようです。一人ひとりが手に異なる楽器を持って、先生の伴奏する音楽に合わせて歌いながらいろいろな音を出していきます。どのグループもそれなりに(1年生の児童たちには失礼かもしれませんが)リズム感が形成されていて、目の前で聴いている他のグループの児童たちも思わず手拍子で参加する場面も見られました。
2年生が育てているミニトマトと向日葵です。向日葵はすでに児童たちの身長を追い抜いてしまいました。ミニトマトはたくさんの実が成ってきましたが、最近カラスに知られてしまったようで、この数日の間にいくつかの実が食べられてしまったようです。
昨日の清掃の時間、今週から新しく廊下掃除の担当になった2年生の児童たちが、「こうちょうしつもそうじしていーですかー?」と元気よく声を掛けてくれましたので、先週に続いて今日もお願いしました。早速数名の児童たちが床を拭き始めてくれました。また、昨日は部屋の中だけでなくベランダまでも掃除してくれて、お陰でとてもきれいになりました。
なお、本日の校外学習の様子は明日の記事でお伝えします。
上履きをきちんと履く習慣
3時間目の6年生の教室の様子です。理科の社会科の授業中でどちらの学級も映像教材を視聴しているところでした。そして、いつもの通り、教室内のすべての児童が背中を伸ばして顔を上げ、テレビの画面に集中しています。以前にも同じことを書きましたが、6年生の児童たちは、いつ授業を見に行っても今日のように熱心に学習している姿を見せてくれます。
最上級生なのだから当たり前だと思うかもしれませんが、何時もこれほど集中力を維持できる学級集団はそう多くはありません。今の6年生たちにそれができる理由の一つは、授業や学習中に一人ひとりが「心を整える」ことができているからだと思います。言い方を変えれば、「気持ちの切り替え」や「けじめをつける」ことができている、ということです。
この「校長室から」の記事では、いつも本校児童たちの頑張っている姿を紹介しています。毎回誉めることばかりですが、これは、さまざまな場面で一生懸命に努力している児童が大勢いるからこそ誉めることができるのであって、それができることをとても嬉しく思っています。しかし、本校の児童たちにも、もっと努力してほしい、改善してほしい、と思うことももちろんあります。その一つに「上履きをいつもきちんと履くこと」があります。授業の様子を見て回ると、上履きの踵を踏んでいたり、上履きを脱ぎ捨てて靴下のまま授業を受けていたりする児童の姿を少なからず見かけます。昇降口の靴箱の整頓状況を誉めた記事を何度か掲載してきましたが、いくら下足が整頓できても、上履きをきちんと履いていなければ意味がありません。そして、上履きをしっかりと履いていない時ほど、姿勢が崩れていたり、学習活動に集中できていなかったりする姿を多く見かけます。なぜなら「心が整っていない」からです。
勉強でもスポーツでも、何かに集中して取り組むときには「心を整える」ことがとても大切だと思います。日々の授業で言えば、上履きをきちんと履き、服装を整え、背筋を伸ばしてイスに深く腰掛け、机上には学習に使うものを整頓して置き、開始時の号令に合わせて元気よく挨拶をする。「心を整える」には、まず「形を整える」ことを日本人は大切にしてきました。形が整えば自ずと心も整います。この「心を整える」ことの大切さが理解でき、日々実践しようと努力しているのが6年生です。同じ今日の3時間目、他の学年の教室もいくつか見て回りましたが、どの教室でも上履きを踏んだり脱いだりしている児童を数名見かけました。しかし、6年生の教室で児童たちの足元に目を向けると、上履きの踵を踏んで学習している児童はどちらの教室にも一人もいませんでした。
6年生がこのような習慣を身につけているのは、担任の指導や学級集団の雰囲気もありますが、やはりご家庭でしっかりと指導されているからだと思います。30年近く中学校で教員をしてきましたが、小学生の段階でこれほどの学習姿勢や生活習慣を身につけて入学してくる生徒は、学習面でも部活動などの面でも、3年間の大きな成長が期待できてとても楽しみになります。卒業までまだ半年以上ありますので、ご家庭と協力し合いながら、この習慣や姿勢をさらに強く大きく伸ばしていけるように指導していきたいと思います。
注意喚起です。本校校庭のシーソー近くにある桜の木に、ミツバチの大群が巨大な蜂球(?)を作っています。かなり高い位置にいるのでそれほど危険はないと思われますが、石を投げたり、刺激を与えたりすると一気に大量の蜂が飛んでくることも予想されます。放課後などにお子さまを遊ばせるときには十分ご注意ください。なお、巣を作っている様子はありませんので、数日で移動していくのではないかと思います。(おそらく下記の「分封蜂球(ぶんぽうほうきゅう)」だと思われます)
「ミツバチ」の生態について(フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』より抜粋)
新世代の女王蜂の羽化を目前とした巣では、群の分割(分封)が起こり、旧世代の女王蜂は働きバチを引き連れ巣を出て新しい巣を探しに出る。この際、旧世代の女王蜂を護って働きバチが塊のようになる分封蜂球(ぶんぽうほうきゅう)を作る。
4年生の校外学習
昨日(7月9日・金)、4年生が千葉市科学館と千葉港で校外学習を行ってきました。朝から小雨が降る不安定な天気でしたが、幸いなことに屋外で活動するときには雨が上がり、終日傘を使うことなく過ごすことができました。
午前中は千葉市科学館でグループごとに館内を自由に見学しました。科学技術に関する興味深い展示や体験型の実験装置が数多くあり、みんなで楽しく学習してきました。
その後は、海辺のポートタワー近くの公園に移動してお弁当を食べてきました。昨年度は科学館のホールで黙々と食事をした記憶がありますが、今日は広い園内で互いに距離をとって気持ちよく食事をとることができました。
昼食後は千葉港まで移動し、観光クルーズ船に乗船して沿岸の工業地帯の様子を海上から見学してきました。例年、数多くのカモメが船の近くを飛び交い、船員さんが撒くエサを目の前で咥えていく姿を楽しめるのですが、残念ながら今日はカモメの姿を見ることはできませんでした。船員さんに聞いてみたところ、梅雨が明けないとカモメは飛んでこないのだそうです。
4年生の児童たちはみんな素直で明るく、普段から男女関係なく仲が良いのが長所です。今日も、元気よく活発に活動しながらも、互いに声を掛け合ってルールや目当てを守り、周りに迷惑をかけることなく過ごしていました。今日1日、その様子を側で見ていて、4年生になってからも一歩ずつ着実に成長している様子が感じられてたいへんうれしく思いました。
なかよし学級の児童たちが頑張っています
本日は4年生の校外学習に同行して終日校外に出ていますので、昨日の授業風景を紹介します。今日の校外学習の様子は明日の土曜日に紹介します。
GIGAスクール構想で一人に1台ずつ配付されたタブレットPCが、各学年の授業や学習で大いに活用されていますが、なかよし学級でも、他の学級と同じスピードでICT学習が進んでいます。昨日の3時間目に教室を覗いてみると、2・3年生の児童たちが、本校で使用している学習ソフトを立ち上げて国語の学習に取り組んでいました。
また、昨日の5時間目には、なかよし学級全員が集まって、5・6年生の児童たちによる発表会を行いました。5年生は先日学年内で発表した「我孫子のまち自慢」を、6年生は自分が選んだ都道府県の紹介を、それぞれプレゼンテーションソフトを使って作成した資料をスライドショーにして披露しました。発表後には、1~4年生の児童たちから「とても楽しかった」「勉強になった」「特に~がおもしろかった」などたくさんの感想を聞くことができました。
発表会の後で、1~4年生の児童たちが5・6年生のタブレットPCを自由に見ることが出来る時間が設けられました。たくさんのきれいな写真とスライドが流れるときのいろいろな機能や工夫に1~4年生の児童たちは興味津々で、みんな目を輝かせてPCの画面に見入っていました。