パラリンピック観戦

 本日、観戦を希望した23名の6年生を引率して、千葉市の幕張メッセで行われた「パラリンピック2020東京大会」のシッティングバレーボール競技を観戦してきました。児童への感染リスクが危惧されているため観戦を中止する学校も多いようですが、本校では、現地までの移動手段や会場での観戦状況、座席の間隔等も含めた感染対策を事前に確認し、安全に観戦できると判断して実施することに決めました。

 そして本日、実際に観戦をしてきたのですが、感染のリスクは低かったと感じています。現地までの移動手段は、市が学校単独での貸し切りバスを手配してくれ、到着後も、降車時から専任のスタッフが付いて会場まで安全に引率してくれましたので、他の団体や一般の方との接触はまったくありませんでした。また、手指の消毒や検温等も厳重に実施されていました。そんな厳しい感染対策を本校の児童たちも肌で感じていた様子で、バスの中はもちろん観戦している間も、声を発したり話をしたりする姿を見かけることは殆どありませんでした。

 幕張メッセ屋内の広い試合会場は、本校のほかには10名前後の小学校の団体が3校ほど観戦しているだけで、まるで貸し切りのような状態でした。それでも、その僅かな小学生たちのために、会場内には軽快な音楽が鳴り響き、プロジェクションマッピングが多彩な色と模様を映し出し、DJ風のアナウンスが試合を盛り上げていました。テレビ映像からでは感じることができない迫力ある臨場感が素晴らしかったです。

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 児童たちが事前に作って応援会場に掲げたこの「メッセージ日の丸」は、インターバルタイム中に会場のアナウンサーが話題に取り上げてくれて、天井の大型ビジョンに映し出されて会場中に紹介されました。

 本日は、女子の「ルワンダ」対「ロシア」の試合を観戦してきました。(競技中の選手たちの写真は掲載できないのでここでは割愛します)

 ハンディキャップを持ったアスリートたちが、国の名誉と誇りを背負って一生懸命に闘う姿はもちろん素晴らしかったのですが、大勢のスタッフやボランティアの方々が、会場のさまざまな場所でそれぞれの役割に真摯に取り組んでいる姿もたいへん印象に残りました。児童たちの目にはどう映ったのかまだ聞いていませんが、そのような人たちの支えがあるからこそこのような大きな国際大会を開催できることに気づいてくれたのではないかと思います。