校長室から

2024年7月の記事一覧

1学期終業式

 7月19日(金)、1学期の終業式を行いました。終業式の前に表彰がありました。優秀な作品標語と、健歯コンクールできれいな歯と認められた児童の表彰を行いました。

 続いて終業式です。児童全員で校歌を歌った後、2・4年生の代表児童による「1学期を振り返って」の発表がありました。「運動会のダンス練習をがんばりました。」「きれいな字でノートを書きました。」「自分から積極的に友達に話しかけました。」など、1学期に頑張ったこと、できるようになったことや、2学期に向けての抱負を堂々とした態度で立派に発表しました。

 私からは子どもたちに次のように話をしました。

 「長かった1学期も今日で終りですね。1学期学校へ通った日は全部で何日だったでしょうか?1年生は69日、2~5年生は71日、6年生は72日です。1学期の間にどんな成長がありましたか?では1学期を振り返ってみましょう!

  1年生は、入学式がありました。初めての小学校生活で慣れるのに大変だったことでしょう。運動会のダンス、2年生と共に頑張りました。

 2年生は、学区探検や谷津田へザリガニ釣りと、学校を出て学習の場を広げました。たくさんの発見がありましたね。

 3年生は、社会科見学で市役所とアビスタを訪れ、公共施設でたくさんの人が働いていることを学びました。

 4年生は、クリーンセンターの見学や水道教室など、生活に密着した学習をしましたね。羊の飼育や毛刈りにも取り組みましたね。

 5年生は、米作りや林間学校を経て、作物を育てることの大変さや仲間と協力することの大切さを学びました。

 6年生は、全ての行事の頭に「最後の」がつきます。小学校生活の締めくくりの6年生。下級生のお手本として、立派にその役割を果たすようどの行事も一生懸命取り組みました。

 さて、いよいよ明日から長い夏休みに入ります。夏休みに是非やってほしいことを3つ話します。

 1つ目は、長い時間を必要とする学習・実験・観察・工作などに取り組んでください。1つのことを続けることで必ず力がつきます。自信にもなります。

 2つ目は、家族と過ごす時間を大切にしてください。また、家族の一員としてできるお手伝いをたくさんしてくださいね。

 3つ目は、地域の一員としてできるだけ地域の活動に参加してください。お祭りもあることでしょう。地域の人との結びつきを強くするよい機会です。

 そして、最後に皆さんにお願いが2つあります。1つ目は、「事件や事故にあわないよう十分気をつけてください。」です。2つ目は、「夏休み中も二小の合言葉、「笑顔で なかよく 最後まで」を忘れずに、よく考えて行動してください。」です。

 それではまた、9月2日にお会いしましょう。元気に登校してください。楽しい夏休みになることを祈っています!」

 最後に生徒指導主任より「夏休みの生活について」の話があって、終業式は終わりました。

 教室へ戻った子どもたちは、各担任から通知票を受け取りました。クラスのみんなで1学期を振り返り、成長したことや頑張ったことを話し合いました。達成感と共に、2学期の抱負や課題も話題に出たようです。

 下校する子どもたちの顔は、みなウキウキニコニコの笑顔でした。長い夏休み、たくさんのことにチャレンジして一回りも二回りも成長することを期待します。保護者の皆様には、1学期の間、運動会をはじめ本校の教育活動にご理解とご協力をいただきありがとうございました!

6年生社会科・総合フィールドワーク

 7月9日、社会科の歴史の学習、そして総合的な学習の時間の「地域のよさを見いだす」活動として、我孫子市教育委員会 文化・スポーツ課の方を講師として招き、貝塚・古墳フィールドワークを行いました。我孫子第二小学校の裏門(下ヶ戸門)には、小さな土の山があります。子どもたちはこれまで、あまり気にしていなかったようですが、これは「岡発戸古墳群」という歴史的遺構の1つです。また、学校から歩いて5分ほどのところには、「下ヶ戸貝塚」という縄文時代の貝塚もあります。

 このように、我孫子第二小学校の周りには、二小の子たちさえよく知らない歴史がたくさん埋まっています。

 下ヶ戸貝塚から出土した「ミミズク土偶」は、とても貴重なもので、2021年の「発掘された日本列島」という全国展のメインの展示として飾られました。自分たちの学区の遺物が全国の展覧会で披露されたことを知り、子どもたちは歓声をあげて喜んでいました。

  4時間目は、特別講義として、遺跡の発掘当時の写真や実際にそこから出土した遺物を紹介しながら解説していただきました。

 なんと「岡発戸古墳群」は、ちょうど今年度6年生が使用している教室の真下にも広がっていたことがわかりました。特に2組の教室の上からは、たくさんのはにわが出土しているそうです。当時の二小の先輩たちは、この発掘にも関わったそうで、子どもたちはとても驚いていました。

 今回の学習を通して、子どもたちは自分たちの地域の歴史のすばらしさを知り、歴史をぐっと身近に感じました。そして、二小の児童であること、歴史ある我孫子市に暮らしていることに、一層誇りをもったのではないかと思います。感想用紙に「プライベートで古墳を見学に行きたい」と書いている子もいました。子どもたちが地域のよさに目を向け、自ら地域に働きかけていく姿は、とても素敵だなぁとあと思います。

4年生クリーンセンター見学&水道教室

 4年生は社会科の学習の一環として、6月28日(金)に我孫子市クリーンセンターの見学に、7月9日(火)に水道教室を行いました。クリーンセンターは昨年竣工したばかりの施設へ出かけました。水道教室は我孫子市水道局の職員の方に来校いただき出前教室という形で、理科室で実施しました。

 クリーンセンター見学は「ごみのしょりと利用」で学んだことを活かし、見学を通してきれいな水を作るための仕組みや、水の大切さにより関心を持てるようにすること、クリーンセンターで働く人々が、私たちの健康で住みよい暮らしを支えているということに気づき、感謝の気持ちを持てるようにすることなどを目的として実施しました。

 「みんなのまちから集めた可燃ごみが、どのように処理されるのかを見ていこう」とパンフレットにあるように、ゴミがクリーンセンターに運ばれてきてから焼却炉で燃やされて処理されるまでの工程を、実際にセンター内を移動し説明を聞きながら学びました。

 水道教室は「水のゆくえ」で学んだことをもとに、「自分たちの生活に欠かせない水がどこからくるのか」を、実際に自分たちの住んでいる地域から学ぶことを目的として実施しました。

 「我孫子市の水は江戸川と地下水で作られていること」や「川の水をきれいにするためにオゾンを入れていること」を学びました。また、汚れている水を実際にろ過する体験も行わせていただきました。質問コーナーでは、「世界の水に比べて日本の水は安全だと言われている理由は何ですか」というよい質問をしている子もいました。

 子どもたちには、この学習を通して学んだこと、「ゴミを減らして資源を守ること」や「未来のための3R」、「人が生活していくためになくてはならない大切な水」など、家庭での生活やこれからの人生においてどんどんその知識を役立てていってほしいと思います。