過去ブログ(平成27年度)

カテゴリ:お知らせ

その2 カウンセラーの眼「怒り思考を停止させる」

<カウンセラーの眼「怒りの思考を停止させる方法」> 昨日から連続して2日間、「30度超え」です。生徒たちの体調はどうでしょうか?

昨日に続き、「アンガーマネジメント怒らない伝え方」から、怒りを停止(ストップ)す留方法を紹介します。

1 怒りが湧いてきたら、心の中で「ストップ」「ストップ」・・・と唱えます。

2 数分して、心が落ち着いたら、どうしたらいいのか、対応策を冷静に考える。

***感情は怒りで高まっていても、頭の中は「冷静に、冷静に」と感じていないと難しいと思います。

参考文献「アンガーマネジメント怒らない伝え方」戸田 久実著 かんき出版 2015年

その2 カウンセラーの眼「怒りを数値化する」


<カウンセラーの眼「怒りを数値化する」> 先日読み終わった「アンガーマネジメント 怒らない伝え方」の中から、怒りをコントロールするテクニックを何回かに分かれて紹介します。

今日は、怒りを数値化する方法を紹介します。

1 怒りを感じたとき、怒りのスケールを思い浮かべ、数字を思い浮かべる。

0・・・まったく怒りを感じない状態

1~3・・・イラッとするが、すぐに忘れていまえる程度。軽い怒り。

4~6・・・時間がたってもざわつくような怒り。

7~9・・・頭に血が上るような怒り。

10・・・絶対にゆるせないと思うくらいの激しい怒り。

2 点数をつける意識を向けることで、怒りにストップがかかる。

3 自分の怒りを客観的に把握することで、気持ちが落ち着く。

***怒りの感情は、目に見えず心が振り回されるものであるころから、冷静に数値化することで怒りに振り回されなくなります。

その5 カウンセラーの眼「メール(LINE)送信で心掛けたいポイント」



<カウンセラーの眼「メール(LINE)送信で心掛けたいポイントとは・・・」> 企業等が、社員教育で取り上げられている一つが「アンガー・マネジメント」です。「アンガー」とは、「怒り」です。「怒り」をどのように自分でコントロールするかという心理学を言います。

今日は、その中で「メールを送信するときに、心掛けたい8つのポイント」を紹介します。

1 曖昧な表現はしない。

2 誤解のない具体的な表現にする。

3 感情的に相手を非難、否定するような表現は避ける。

4 感情を伝えたいときは、気持ちを「私は・・・」にして、伝える。

5 相手の感情的な表現には振り回されない。

6 お願いするときは、「恐れ入りますが」「お手数をかけますが」などの”クッション言葉”を活用する。

7 1回のメールには、1用件を心掛ける。

8 1文は短めに、3行続いたら改行するなど、読みやすいレイアウトにする。

***自分や相手に「アンガー(怒り)」を呼び起こさせない記入をしてほしいと思います。

参考文献「アンガーマネジメント怒らない伝え方」戸田 久実著 かんき出版 2015年

その2 カウンセラーの眼「いじめ目撃時の対応(新聞記事)」


いじめ目撃時の対応(日本教育新聞記事)

(PDF 上の新聞記事の部分をクリックすると記事を読むことができます)

<カウンセラーの眼「いじめ目撃時の対応」> 上のPDFの記事に注目しました。

矢中は「Happinessな中学校」をMISSIONに、日々、生徒たちは前向きに生活や学習、部活動、生徒会活動などに打ち込んでくれています。このようなことから、本校では「いじめ0」を目指して、担任を含めた学年や職員たちが目配り、気配り、指導、支援に当たっているところです。

PDFの新聞記事を読むと、「いじめ」を目撃したとき、小学校5,6年の子供の約6割は「止めようとする」「先生に知らせる」という結果が出ています。それが、中学1年、2年、3年になるにつれて、「止めようとする」「先生に知らせる」割合が半減してくるのが気になりました。

その4 カウンセラーの眼「魔法をかける」



<カウンセラーの眼「魔法をかける 原 晋著」> 原 晋(はら すすむ)という方をご存じでしょうか?

原 晋さんは青山学院大学陸上競技部監督で、今年の「箱根駅伝」で青学を往路優勝、復路優勝、総合優勝に導いた方です。

予選落ちを続ける青山学院大学に、電力会社の営業マンが「監督」になり、どのように優勝させていくのか、興味深く読ませていただきました。

本の内容の中で3点、紹介します。

1つ目は、監督になるときの心構えは「覚悟」であるということです。陸上の理論や技能、技術指導力ではなかったそうです。

2つ目は、陸上部の学生の「人間、人間性」だそうです。立派な施設より、優秀な選手を集めるよりも優先するのは、「人間」としてしっかりしている選手、自分の目標を設定し、それに向けてきちんと努力のできる選手を連れてくるのだそうです。

3つ目は、学生の自主性や部員たちの話し合いを尊重し、叱咤激励をすることなく、部員には「月間目標管理シート」を書かせて、できた(達成できた)ことをほめて伸ばすそうです。

***原 晋さんの「監督術」は、他の監督さんの指導理論とは大きく異なっていることが驚きと興味を感じました。この本は、校長室に置いてありますので、興味のある方は声をかけてください。

参考文献「魔法をかける」原 晋著 講談社 2015年

その3 カウンセラーの眼「グッドマンの法則」


<カウンセラーの眼「グッドマンの法則」とは・・・> 「顧客満足」(CS Customer Satisfaction)という言葉をニュースなどで耳にすると思います。企業では、「顧客満足度」を調査し、収益増加の重要な資料となっています。

さて、グッドマンの法則とは、アメリカのジョン・グッドマン氏が1970年代に発表した法則です。

その第1法則は、不満をもった顧客のうち、苦情を申し立て、その解決に満足した顧客の該当商品、サービスの再購入決定率は、不満をもちながら苦情を申し立てない顧客より高い。

第2法則は、苦情処理に不満を抱いた顧客の非好意的な口コミの影響は、満足した顧客の好意的な口コミに比べて、2倍も強く影響を与える、というものです。

このグッドマンの法則を矢中の学校経営に活用できないものかと考えました。私を含めた管理者は、顧客(生徒や保護者、地域)を満足させることだけを考えて、日々、実践していることが多いと考えます。

顧客を満足させるという目線ではなく、これからは「顧客が満足する」ような戦略や戦術も考えていかないといけないと考えています。

***参考文献「中学校」NO,741 全日本中学校長会編集 平成27年6月 P2P3

その2 カウンセラーの眼「子どもからみて信頼される先生とは・・・」


<カウンセラーの眼「子どもからみて信頼される先生とは・・・」> 子どもの心に元気や意欲を与える先生11項目を列記します。

1 やさしく気配りがある。

2 子どもが安心して頼れる。

3 子どものよいところによく気づき、よく認め、ほめる。

4 子どもと一緒に遊ぶ。

5 子どもの言葉をよく聞く。

6 公平である。えこひいきをしない。

7 悪いことや間違ったことには、厳しく注意する。

8 嫌味や皮肉など、子どもの心をかき乱すことは言わない。

9 子どものことを信じる。

10教材を工夫し、熱心に教える。

11学ぶことに魅力を与え、子どもの未知の世界に目を向けさせる。

これらの11項目、子どもたちを教え育てるプロが出来ているでしょうか? 時折、自分の言動を反省できる人間でありたいと期待しています。

なお、「10」以外の10項目は、子を持つ親たちにも共通して考えてほしい項目のようです。

***参考文献「月刊プリンシパル6月号」花岡 萬之編集 学事出版 2015年6月1日より

その2 カウンセラーの眼「横浜市教委が異例の文書を・・・」


<カウンセラーの眼「横浜市教委が異例の文書を保護者に通知しました」> 6月22日付けの讀賣新聞に、以下のような記事がのっていました。

横浜市教育委員会は、小・中教員の長時間労働解消へ向けて、保護者に協力を求める異例の文書を出しました。

教員は、部活動や授業の準備、児童生徒指導などで、手当のつかない残業をしています。横浜市教委の調べでは、1ヶ月の残業時間が一人平均90時間。中学校教員は平均、約102時間となり、労災認定の「過労死ライン(月平均80時間超)」を超えることから、このような文書を出したようです。

教員の労働問題に詳しい龍谷大学の萬井 隆令(よろい たかよし)名誉教授は「教員の残業は原則認めていないのに、実態は上限なく働かせる点が問題だ。小手先では解決できず、保護者に協力を求めるのも筋違い。これでは質の高い教育は望めない。」とコメントしていました。

***ご存じだと思いますが、教員は平日勤務での残業手当は、原則ありません。

矢中の現状でも、部活動指導があったり、担任業務、教材研究やテスト採点等の教科事務、生徒指導などで、日々、遅くまで仕事をしてくれています。

職員には、「はやく帰るように!」と指示していますが、現状では帰れないでいます。長期休業中の平日は、退勤時間(16時30分)で帰宅するよう話していきたいと思います。

その5 明日①校時、校長の道徳授業


道徳学習指導案「電車の中で」公徳心


(PDF 上の指導案をクリックするとご覧いただけます)

<明日①校時、校長の道徳授業を実施します> 前にもお知らせしましたが、明日の①校時(8時45分~)1年6組で、PDFの学習指導案のとおり、校長+担任(水越先生)の道徳授業を実施します。

1年7クラスについて、全クラスについて授業を行おうと考えています。教職員間の「小中連携」の意味合いも考えて、授業を考えています。次の授業は、6日④校時、7日⑤校時、10日⑥校時、15日⑤校時を予定しています。

***クラスの実態も分からず飛び込みで、授業を行いますので、レベルの高い授業は難しいと考えますが、校長中心に道徳の研究授業を行うことは、あまり例のないことと考えます。 他校の先生方の参観も歓迎いたします。

その2 カウンセラーの眼「埼玉県北本市内の4中学校、苦肉の策」


<カウンセラーの眼「埼玉県北本市の4つの中学校、苦肉の策とは?」> 6月25日(木)のニュースの中で、埼玉県北本市の4つの中学校の記事が大きく取り上げられていました。

内容は、4つの中学校で給食費未納額合計が約180万円に上り、7月分の食材購入が難しくなったことから、3ヶ月未納の43家庭に、給食を停止し、「弁当」を持たせるよう通知したそうです。

すると、40の家から「納入する」という意志を示し、残り3家庭も「納入について努力する」という回答があったそうです。

給食は、全国の小中学校で「100%」実施されているという「給食神話」があるようですが、栃木県は100%だと思いますが、他の都道府県では50%ぐらいから80%ぐらい実施のところもあるようです。

***学校給食については、建物などのハード面と調理員などの人件費については市町村が負担しますが、ご飯やおかずなどの食材費については、保護者負担となります。矢中では月5,100円を年間11ヶ月分銀行等の振り込みで支払っていただいています。ただし、残念ながら本校でも毎月、振り替えできない家が約15名前後いるのが現状です。お子様の給食費ですので、1回で振り替えができるよう御協力をいただけるとありがたいです。