◆学校林での活動や学校林・学校の自然

学校林での活動や学校林・学校の自然をご紹介します!

花から実へ

春の花が実になっています。

サクラの実 黒く熟すと食べられる。苦甘い。鳥が群がって食べています。
いわゆるサクランボ。食用のサクランボは桜桃で種類が違う桜(ミザクラ)。
 
クワの実 ヤマグワ(5月20日参照)よりおいしい。ジャムにできるほどあります。
マルベリージャムを作りたい方は今がチャンス。
こちらも鳥が群がっています。

ナツグミの実 食べられるが甘くはない。そろそろ終わり。

こちらはたぶん食べられません。(おいしくないと思います。)
 
    ゴンズイの実          ココメウツギの実
 
    チゴユリの実           ツリバナの実

クマノミズキが咲きました

5月30日。学校林のプール側入口にあるクマノミズキが咲いているのを見つけました。
去年より2週間早く咲きました。
 
ふつうのミズキより1か月以上遅く咲きます。
葉が2枚対になって付いている(対生)のが特徴です。

ツバメの巣作り

5月29日、ツバメが巣をつくっているのを見つけました。
水田横の校舎4階の庇(ひさし)の裏に作っています。

巣をつくっているのは矢印の裏。人からは見えないところに作っています。さすがです。
丸印の中にツバメが飛んでいます。

春になったらツバメが巣をつくらないかなと思って、昨年度の冬から水田に水を張っていました。
3月末に東南アジアから日本に来ていたのですが、1か月以上たっても学校のそばには現れませんでした。
すっかりあきらめていたところ、2か月たって現れました。
水田に水を張っていたのは。巣作りの泥を供給するためです。
案の定、水田の畔(あぜ)で泥をくわえて飛んで行きます。
つがいなのでしょう。2羽でせっせと運んでいます。
  
ツバメはのどが赤いのが特徴です。燕尾(えんび)服のような尾も特徴です。
素早く方向を変える飛び方も特徴です。
うまく巣をつくって、子育てしてほしいと思います。
4羽飛んでいるので、いくつか巣ができるかもしれません。
多摩市のツバメ調査に報告できるといいのですが。

スズムシが孵化しました

昨年9月21日に、1年生が生活科の授業でスズムシを飼って産卵させたことをお伝えしました。
その後、産卵させた砂は、たまに霧吹きで水をかけて湿らせ、ラップをかけて朝晩の温度差が少ない廊下の端に置いていました。
5月23日。2年生が職員室に「スズムシが生まれました。」と報告しに来てくれました。
1年生の学習が2年生につながっていきます。
 

ヤマグワの実が熟してきました

5月17日、学校林整備作業でヤマグワの実が熟しているのを見つけました。

ヤマグワの実は熟すと黒くなります。
桑の仲間の英名はマルベリー。様々なベリーがありますが、クワの実も食べられます。

生物の授業で発生の学習をしたときに「桑実胚」というステージがあったのを覚えていらっしゃいますか。

5月の学校林整備作業

5月19日、今年度第1回目の学校林整備作業を行いました。
初めての会ということで、多摩市グリーンライブセンターの多摩市グリーンボランティア森木(しんぼく)会事務局長をお招きして、
道具の使い方、作業時の服装など、安全管理についてご指導を受けました。
 
            「鎌は振らずに、鎌を切るものに当ててから引く。」
遊具ゾーンの斜面は、今春ドングリから出た芽を残しながら鎌で刈り込みました。
遊具ゾーン下のカブトムシ養殖場の柵をかさ上げしました。
枝を集めて粗朶(そだ)を作り、遊歩道の仕切りにしました。
階段と階段教室の補修をしました。
大人22人、子ども10人が参加しました。
ありがとうございました。感謝申し上げます。

6年 学芸員の方の講演会

5月19日、6年生がパルテノン多摩歴史ミュージアムの学芸員をお招きして
環境保護の意味、里山保全の意味、生物多様性を維持する意味や
ニュータウン開発の歴史との関わりについて考えました。
  
今回は、学芸員のお話の後、これまで学習してきたことも合わせて、質問する時間を長く設定しました。
6年生は、いよいよ自分の追究テーマを決めることになります。

学校林委員会の発表

5月17日、学校林公開週間で大活躍した学校林委員会が児童集会で発表しました。
貴重な里山である学校林や、そこに棲む動植物、遊具の使い方などについて発表しました。
 
   遊具についての説明    絶滅危惧種オカタツナミソウの説明

学校林読み聞かせ

5月7日、8日。図書ボランティアの方々による学校林での読み聞かせを全学級で行いました。
毎年、新緑がきれいで蚊が出ない時期に学校林の階段教室で読み聞かせをしています。
図書ボランティアの方が、学校林に合った、学年に合った本を探して、準備してくださいました。
 
2日間とも、あいにくの天気でしたが、ぬれることはなく、雨の間隙をぬって実施できました。
 
読み聞かせた本は以下の通りです。
1年1組『おかしなかくれんぼ』『おなかのなかにいたときはね』『ふしぎなタネやさん』
1年2組『ありとすいか』『だるまさんの』
2年1組『むしのおんがくがっこう』
2年2組『たまごとひよこ』
3年1組『ラングリーのみみ』『ふしぎなタネやさん』『だるまさんの』
3年2組『ふしぎなタネやさん』『だるまさんの』『とべバッタ』
4年1組『ケチャップマン』『サンカクさん』『ラングリーのみみ』
4年2組『ねこのさら』『王さまライオンのケーキ』
5年1組『きき耳ずきん』『でんせつのきょだいあんまんをはこべ』『とべバッタ』
5年2組『きき耳ずきん』『でんせつのきょだいあんまんをはこべ』
6年1組『はじまりの日』
6年2組『そらからぼふ~ん』『おおきな木』

6年 1年生の学校林案内

5月1日、6年生が1年生に学校林を案内しました。
6年生は学校林よさを後輩に伝え、学校林の保全を継承していってほしいと考え、
1年生に学校林を案内しました。
6年生は、1年生に対してどんな内容をどのように伝えるのかを1人1人が考えて準備しました。
 

        6年生自作のパンフレットや図鑑
6年生は1年生とペアになって学校林を案内しました。
自作の資料は1年生にあげました。
1年生は大事そうにランドセルにしまっていました。
  
学校林入口の階段教室を使ってオリエンテーション             絶滅危惧種のタマノカンアオイの解説
  
  絶滅危惧種のキンランを解説        絵になる風景です   ビロードのようなシロダモの若葉を触らせています

樹木医による学校林散策会

第4回学校林公開週間の行事として、学校林活用・再生プロジェクト及び
学校林ボランティアの企画による「樹木医による学校林散策会」を4月28日に実施しました。
講師は、学校運営連絡協議会委員をお願いしている地域在住の樹木医の方です。
学校林が残されたいきさつや昔の里山の活用法、樹木の見方、野鳥の話と
始めての方でも分かりやすいように解説していただきました。
6年生児童を中心にたくさんの児童も参加してくれました。
全体では40名の参加でした。みなさんありがとうございました。
多摩テレビさんの取材も入り、学校林の上をドローンを飛ばして撮影してくれました。
どんな画像が取れたのか、放映が楽しみです。
 

ドローンで上空から撮影しましした

第4回学校林公開週間

4月23日(月)~5月7日(月)までは第4回学校林公開週間です。
今年は公開週間前に次々と春の花が咲き、
前半に咲く花は見頃が過ぎてしまいました。
種類は少なくなりますが、後半に咲く花が見頃となりました。
平日は、休み時間に学校林委員会の児童が
地域や保護者のお客さん、教職員、下学年の児童に学校林の様子を伝えるガイドをしました。
  
    下学年児童を案内     ひばり教室の巡回教員を案内    多摩テレビの取材の方を案内

オカタツナミソウが咲きました

4月27日、オカタツナミソウが咲きました。
予想以上に早く、連休前に咲きました。

絶滅危惧種Ⅱ類(VU)です。
学校林には4種の絶滅危惧種の植物がありますが、これで4種とも咲きました。
多様腫ゾーンのシイタケ小屋と学校林ビオトープの間に大きな群落があります。
花が波しぶきが立っている様子と似ているところが名前の由来です。
濃い青がきれいなシソ科の植物です。(まだ咲きたてのためか色が薄いようです。)

3年 きつつきの商売

3年生の国語の音読教材に「きつつきの商売」というお話があります。
「森のお店やさん」林原玉枝作の一部です。
森のきつつきが「おとや(音屋)」というお店で森の音を売っています。
お客さんが目を閉じて聞くと森のいろいろな音が浮かびます。
そこで、4月27日、学校林の階段教室で音読して、みんなで聞き合いました。
学校林でも目を閉じてみると、鳥の声や葉がこすれる音がよく聞こえます。
物語の世界と同じ雰囲気を味わうことができました。
 

学校の木 ユリノキ

4月28日は開校記念日です。
豊ヶ丘小学校の木は校章・校歌にあるユリノキです。
4月26日、ユリノキの花が咲きました。
ユリノキは校舎に沿って植えられています。
樹高が高くなり過ぎ、強風で倒れないように、また、教室が暗くならないように
昨年、2階と3階の間で幹を切り、頭をきれいにそろえました。
剪定したため、今年は花が少なくなってしまいました。
来年はたくさん咲くことでしょう。

1年研究授業

校内研究会として、各学年で授業のプランを検討し、
子どもたちの力を育てる工夫を考え、実践する研究授業を行っています。
4月24日は1年生のスタートカリキュラムの研究授業を行いました。
1年1組では、遊んでみたい場所として学校林とビオトープが挙がりました。
子どもたちにとって、やはり、学校林の遊具は魅力的なのですね。
子どもたちの願いを生かして授業を組み立てることで、子どもの意欲を高めます。
スタートカリキュラムは、幼稚園・保育園との接続を考えたプログラムです。
今回は、遊びの中から自然への気付きや社会性を育てる幼稚園・保育園での活動に近い授業形態を取り入れています。
  
授業後は、教員同士で効果があったかどうかを検討します。
今回は3グループに分かれて検討しました。
検討した結果を全体で共有した後、講師の先生から講評・指導をいただきます。
 

ハンショウヅルとコゴメウツギが咲きました

4月22日。ハンショウヅルが咲きました。
鐘のような花を付けるつる性の植物です。
クレマチスの仲間で学名はClematis japonica(クレマチス ジャポニカ)
紫色のつぼみは「がく」で中に花があります。珍しい植物です。
 
     つぼみ          咲きました
4月23日。コゴメウヅギも咲きました。
雑木林ゾーンにたくさんあります。
 
       つぼみ           咲きました
絶滅危惧種のオカタツナミソウのつぼみも大きくなってきました。
連休後には咲きそうです。

6年 学校林調べ

6年生は総合的な学習の時間で学校林について調べ、
里山である学校林を未来へつなげていく活動をしていくことになりました。
そのために1年生と一緒に学校に行って、学校林を紹介することにしました。
まずは、自分たちが学校林を知ることが重要です。
そこで、専門家の方から、学校林の植物について実際に歩きながら教えていただくことにしました。
今は、たくさんの学校林の植物が花を咲かせる一番素晴らしい時季です。
4月19日。パルテノン多摩歴史ミュージアム学芸員の仙仁径先生と、
多摩市グリーボランティア森木会で「ななやま緑地の会」の相田幸一さんに教えていただきました。
  
グループに分かれて、学校林の希少な植物を紹介してもらいました。
子どもたちは、今度は自分が1年生や保護者・地域の方々に教える立場となるので、
地図に名前や特徴をメモしながら歩きました。
あっという間に1時間の授業が終わってしまいました。
最後に、1時間の授業の感想を発表して終わりました。
ゲストティーチャーのみなさま、ご指導ありがとうございました。

学校林クロスカントリー

4月12日のロング昼休みは、今年度第1回目のトヨリンピックです。
本校の1校1取組の1つで、特別教室・体育館・校庭でいろいろな運動遊びを行います。
子どもは、自分の好きな種目へ行って遊びます。
学校林にも種目があります。
「学校林クロスカントリー」という種目です。

遊歩道を走ります。新緑の中、気持ちがいいランニングができます。

コバノガマズミ、ヤマツヅジ、ツリバナが咲いています

4月10日、雑木林ゾーンにコバノガマズミが咲きました。
関東以西に自生しているようですが、多摩丘陵では珍しいようです。
ガマズミと同じように赤い実が付きます。

4月17日。同じく雑木林ゾーンにヤマツヅジが咲きました。
多摩丘陵に自生する唯一のツツジです。朱色がとてもきれいです。

4月19日。ツリバナが咲きました。雑木林ゾーンの遊歩道に2本あります。
花が長い柄の先につり下がっているのが特徴です。
多摩丘陵ではあまり多く見られないようです。

ギンラン・ササバギンランが咲きました

4月17日、ギンラン・ササバギンランが咲きました。
ギンランは絶滅危惧種Ⅱ類(VU)です。学校林の雑木林ゾーンに2本咲いていました。
キンランやササバギンランに比べて草丈が1/3以下。10cm程度の小さな草花です。
百葉箱の周り~駐車場にかけては15本咲いています。
 
ササバギンランも咲きました。キンランより遅れて咲きます。
学校林の雑木林ゾーンに1本咲きました。
これから咲いてきますが、キンランに比べて本数は1/10程度です。
準絶命危惧種(NT)に指定されています。
準絶滅危惧種はササバギンランだけです。
草丈はキンランより少し短く20~30cm程度。
ギンランは10cm程度なので違いはすぐに分かります。

ジュウニヒトエ、ホウチャクソウが咲きました

他にも次々と咲いています。
ジュウニヒトエも4月9日ぐらいから咲いています。
アスレチックゾーンに群落があります。

シソの仲間で白い毛が目立つ薄紫色の花です。
花が重なって咲くので平安時代の女官の衣装「十ニ単」と呼ばれたようです。

ホウチャクソウは13日に咲きました。

多様腫ゾーンにたくさん咲いています。
チゴユリの仲間ですが、チゴユリと違って花が開かないので筒状に見えます。
宝鐸(ホウチャク)とは、仏堂や仏塔の四方の軒に下げる鈴のこと。
花の形から名づけられたのでしょう。

タマノカンアオイも咲いています

タマノカンアオイは4月9日頃から咲いています。
「多摩」の名が付く寒葵(かんあおい)です。多摩の固有種。絶滅危惧Ⅱ類(VU)です。
 
                                      つぼみ
常緑の多年草で、なかなか増えないと言われています。
中央の濃い紫色の丸い部分が花です。地味です。
1年に葉が1枚ずつ増えると聞かされましたが、そこまで生育が遅くはないようで、
多くの新芽が出ていました。
学校林にはずいぶん大きな群落があって貴重な場所になっています。
 
  いくつか群落があります     新芽がたくさん出ていました

キンランが咲きました

4月12日、キンランが咲きました。
キンランは、東京都南多摩地区で絶滅危惧Ⅱ類(VU)に指定されています。
学校林には100株以上あると思われます。
 
キンランはコナラと共生する菌類と共生しているので、コナラ、菌類と一緒でないと育ちません。
キンランだけ持って帰っても枯らすだけです。里山の生態系の賜物です。
学校で確認されている絶滅危惧種Ⅱ類(VU)は、キンランの他に、ギンラン、タマノカンアオイ、オカタツナミソウの4種です。

  キンランとヤマツヅジのつぼみ
濃い黄色のキンランと朱色のヤマツツジが並んでいます。とてもきれいです。

チゴユリが咲きました

4月7日。待ちに待ったチゴユリが咲きました。
これからどんどん咲いて、あたり一面が白くなるときは圧巻です。
白く清楚で凛としていて、とても美しい花です。
4月13日ぐらいが満開か?学校林は今が一番素晴らしい時です。ぜひ、来てください。
 

花が終わると実がなります。左はカタクリ。
もともとは根からでんぷんを取ったようですが、現在、市販の片栗粉はジャガイモでんぷんです。
右はウグイスカグラ。熟すと食べられます。グミのようになります。
 

ヤブレガサも葉を広げました。
和名は形状をとらえてなおかつユニークなものが多いですね。

4月のトンボ

4月の始めにトンボなんて!
こんなに早くからトンボは羽化するのですね。知りませんでした。
4月7日。ビオトープで羽化したてのトンボを2匹見つけました。
シオカラトンボでしょうか。(詳しい方、教えてください。)


タンポポ

体育館への渡り廊下付近のタンポポの群落は
在来の日本タンポポ(カントウタンポポ)です。

最近少なくなり、あまり見かけなくなりました。
春にしか咲かないせいかもしれません。
外来種のセイヨウタンポポは春から秋まで咲いて種を飛ばします。
これでは日本タンポポは太刀打ちできなくなるのも納得してしまいます。
実際は、すでに交雑が進んでいて、純粋な日本タンポポは少ないようです。
 
花の基部(総苞)がくっついているのが日本タンポポ。反りかえっているのがセイヨウウタンポポです。

校内研究会・学校林散策

4月4日。午後は校内研究会でした。
本校は開校以来ESD(持続発展教育)に取り組んでいて研究を積み上げています。
各学年が学校林を取り上げた活動をしていますが、
どのような活動ができるかを知るために、現地を歩きました。
春の学校林は一番よい季節です。次々に花が咲きます。
学校林の特徴を捉えるために学校林ビンゴをしながら歩きました。
 
 全体会でこれまでの研究を確認   実際に学校林を歩きます
 
ジュウニヒトエはあと少しで咲きます。コナラのドングリからたくさん発芽していました
 
     ワラビ発見!        山菜の王様タラノキの芽

 濃い青がきれいなキランソウ

ハナミズキが咲きました

4月4日、ハナミズキが咲き始めました。
花びらに見える所がどんどん伸びていきます。
花びらに見える部分は総苞と呼ばれる所で複数の花全体を包んている所です。
総苞の中心に密集している丸い部分の1つ1つの花です。
 

スモモとリンゴ

昔の学校の設計図を見ると、果樹園と書かれたところがあります。
駐車場の北側、バッタ公園側のスロープです。
そこには、李(スモモ)と書かれた木がたくさん植えられています。
スモモは梅(ウメ)や杏(アンズ)よりも遅れて、
桜(サクラ)よりも早く咲きます。

3月28日。もう、スモモの花が散り、残りわずかとなっています。
サクラは満開。
そして、リンゴが咲き始めました。
果樹園の一番下にあります。
先端が赤いつぼみが、かわいらしく密集しています。

それにしても、近縁種といえ、梅、杏、桃、李、桜、林檎、梨の花は似ていてよく分かりません。

サクラ3種

豊ヶ丘2丁目の遊歩道、豊ヶ丘の杜の入口の上の歩道橋脇に3種類の桜が植えられています。
今が、違いが分かるチャンスです。
ぜひ、比較してください。

1番ソメイヨシノ。花弁の色はピンク咲いているときには葉は広がっていません。
花が散り始めると葉が出て葉桜となります。
2番ヤマザクラ。花弁はソメイヨシノより白く一回り小さい。
花と同時に葉が開き始める。葉は赤茶色。
3番オオシマザクラ。花弁はソメイヨシノより白く一回り大きい。
花と同時に葉が開き始める。葉は緑色が強くちょっと赤っぽい。
  
   1番 ソメイヨシノ        2番 ヤマザクラ       3番 オオシマザクラ
オオシマザクラは桜餅などに使う桜葉の塩漬けにするサクラです。
ヤマザクラは歩道橋の両側にあります。
わざと違う桜を植えたのでしょうね。

シロハラ

暖かくなり、冬鳥は北へ帰っていく季節です。
冬の間、学校林ビオトープに新たに映った鳥の覚え書きです。
 
シロハラはツグミの仲間の冬鳥です。よく地面を歩いてミミズなどの虫をついばんでいます。
右の写真は百葉箱周辺です。

オナガの集団が何度も訪れてビオトープを占拠していました。

冬鳥としてよく見かけるのがジョウビタキです。
オレンジのきれいな鳥です。
ジョウビタキは学校林ビオトープには来ませんでした。
鳥は動くので難しく写真にも撮れませんでした。

何とか写真に収めたのはルリビタキのメスです。
オスは、学校林ビオトープに来ました。
 

ヤマザクラが咲きました

ご近所さまからずいぶん遅れて校舎北側のコブシが咲き始めました。

学校林ではヤマザクラが咲きました。

ヤマザクラはソメイヨシノと違って赤い葉が開き始めるのと同時に開花します。
ソメイヨシノより花弁の色は白く、ほんのりピンクです。

ソメイヨシノが咲きました

3月21日、春分ですが、朝からみぞれ。午前中から雪になりました。
東京のソメイヨシノ開花宣言から4日遅れで、今年も咲きました。
いつも一番早く咲く、校庭の学校林入口右側の木よりも
北門脇の体育館側の木が先に咲きました。
 
明日咲くなとほころんだつぼみを撮っていると、左に2輪咲いていました。

カタクリが咲きました

3月18日、カタクリが咲きました。
これまで、2本咲いた年もありましたが、こんなにたくさん咲いた年は初めてです。
16株も出てきて、花芽が10本ついています。

昨日咲いていたのに、朝、花がすぼんでいたので、1日追いかけてみると
午前中からだんだん開いてきて、午後になって完全に開き、
夕方近くになって花びらが外側に反りました。図鑑でよく見るカタクリの花です。
花が1日周期で開閉を繰り返す日周運動をしていたのでした。
カタクリが日周運動することは知りませんでした。
  

スギ花粉

3月16日に降った雨で暖かくなって大量に飛んだスギ花粉が
あちらこちらに貯まっています。
きれいな黄色に見えるほど集まっています。
すごく大量に飛んでいるのですね。火山灰のようです。

アズマヒキガエル孵化

3月18日、アズマヒキガエルの卵が孵化しているのを見つけました。
まだ、まだ胴体が小さくてオタマジャクシのかっこうになっていません。
あまり泳げず、みんなでかたまって卵塊にくっついています。
12日間で孵化しました。


ツクシが出ました

3月17日、昨年より4日早く、平年より9日早く東京・靖国神社の標本木でソメイヨシノが5輪咲いて、
東京でソメイヨシノの開花宣言がありました。
暖かい日が続き、一気に春らしくなりました。
ツクシが1本出ていました。

学校のソメイヨシノもピンクの花びらが見えてきました。
昨年は、東京の開花宣言から4日後に開花しました。
4日後ならば21日頃には咲きそうです。
一番早く咲くのは校庭の学校林入口右脇のソメイヨシノです。
見に来てください。

レンギョウ・ユキヤナギ咲きました

 3月15日、暖かい日が続いています。
いろいろな花が一斉に咲き始めました。
学校の北側にあるアンズは満開です。
豊ヶ丘小学校はアンズの木がとても多い学校です。
同じく北側の車道脇のレンギョウとユキヤナギも咲き始めました。
校舎の北側なので他の場所より少し遅く咲きます。
  
12日月曜日の給食にも出たアシタバも食べられるくらい大きくなってきました。
カタクリのつぼみも大きくなりました。
 

都会のキツツキのドラミング

3月13日、朝。大型のキツツキのアオゲラがドラミングをしていました。
アオ=緑色 ゲラ=キツツキ の名の通り、緑色のキツツキです。
普通、山地の森林で多く見られる鳥ですが、この辺りにも生息しています。
高速で木の幹をたたくドラミングは、縄張り宣言したり、メスを呼んだりするために使うと言われています。
ドラミングの音が甲高く、木ではなく缶からをたたいているような音でした。
電柱の上のキャップのような金属部分をたたいているのが見えました。
確かに木をたたくより大きな音が響き渡ります。
よく考えたものです。
 
 逆光なので色が分かりません   こちらは、平成29年6月に撮影したもの

キンクロハジロが来ています

プールにキンクロハジロが来ています。
12月1日に来た時と違い、きれいな冬羽になっています。
12月1日の項目と比較してください。
キンクロハジロの名前の通り、目が金色、頭が黒い羽白(カモの一属)です。
となりの地味な方はメスです。
鳥類ではオスがきれいで目立ちメスが地味な色の種が多くあります。
2羽は、つがいでしょう。オシドリ夫婦と呼ばれるくらい、カモ類は夫婦仲よく、いつも一緒にいます。

シュンラン咲きました

3月9日、シュンランが咲いているのを見つけました。
昨年は3月19日、一昨年と3年前は3月12日に確認しています。
絶滅危惧種のオカタツナミソウの葉も出ていました。
ナズナやオオイヌノフグリも咲いています。
今年の冬は寒かったので、春が来るのが遅れるかと思いきや、例年通りのペースで春が近づいているようです。
 
   シュンラン        オカタツナミソウ
学校林に見に来てください。ご案内いたしますので職員室にお声かけください。

再び川が出現

3月9日未明、大雨が降る嵐となりました。
上之根大通り、青木葉通りの豊ヶ丘小学校交差点の近くに
学校林から滝のように水が流れ落ちています。

学校林に行ってみると、2段作られているU字溝から水があふれだして
下の道路に流れ落ちていました。

これでは、水や土が流れ出て、とてもよくない状況です。下の歩道が危険です。
今後の学校林整備作業で、U字溝をきれいにする必要があります。

多様腫ゾーンの谷の部分に川が出現していました。

谷の地形は、このようにしてできていくのですね。

啓蟄

春の嵐になって気温も上昇した3月5日。
午後から結露がひどく窓がくもりました。
夜、ケコ、ケコ、ケコとビオトープの周りのあちらこちらでカエルの鳴き声がし始めました。
数日前まで冬眠していたはずなのに、目を覚まして、互いに連絡を取り合っているようです。
早くも1匹、ビオトープに到着していました。
次の日、3月6日は啓蟄です。一気に気温が下がりました。
ビオトープにカエルはいませんでした。
午前中陽が差して気温が上がりました。
10匹ぐらいのカエルがビオトープに集まりました。
産卵したカエルも1匹いました。
3月7日も、朝、気温が下がりましたが、陽が差した午前中には20匹程度ビオトープに集まっています。
交尾をしているカエルも見かけるようになりました。
これから、卵塊も増えるでしょう。
もう少し暖かくなればいいのですが。また気温が下がってきているので心配です。
 
啓蟄に出てきたアズマヒキガエル        卵塊