日誌

カテゴリ:今日の出来事

2年生 私の成長記録(ストーリー)

2年生が生活科で、これまでの自分の成長を振り返って作品を作り上げました。

連小2年生の恒例行事の作品「私の成長記録」です。

 

まず大きな模造紙に、等身大の自分を描きます。

紙の上に寝転がり、友達が大体の輪郭を描きます。

お気に入り?の洋服も描き、まずは今の自分の姿かたちの出来上がりです。

小さい頃の写真を複数枚貼り、小さい頃のエピソードも書いて貼ります。(グリーンの紙)

また、今の自分が「できるようになったこと」も書いて、貼り付けました。(黄色の紙)

 

自分がこれだけ大きく成長できました!という記録になっています。

「成長記録」と題している子もいますし、「ストーリー」と題した子もいます。

ダイナミックで、その成長に思わず笑みがこぼれる、宝物のような作品ができました。

一部を紹介します。

 

学校公開の折に、ぜひじっくりとご覧ください・・・とアナウンスしたいところです・・・。

持ち帰るのを楽しみにしていてください。

5年生 わが家のおぞう煮

年明けから家庭科室前に掲示してあり、おもしろいなぁと思ってしげしげと見ていたのですが、ホームページでは紹介していませんでした。(スミマセン)

5年生が家庭科の冬休みの宿題で取り組んだ、「わが家のおぞう煮」です。

 

お雑煮は、古く平安時代に始まったといわれています。お雑煮の中に欠かせない餅はうるち米から作りますが、農耕民族である日本人にとっては、お祝いごとの時に使ったり、食べたりする特別な日の食べ物でした。神様にお供えする餅、里芋、にんじん、大根などを、元旦の朝一番に井戸から汲んだ水で、年初めの火で煮込んで元旦に食べたという習わしが始まりだと言われています。

それが今でも「お雑煮」という形で残り、新年明けて気持ちも新たに過ごしていこうという元旦に食べているわけですね。

日本人にとっては、なくてはならない正月の風物料理です。

 

さて、5年生たちは、どんなお雑煮を食べていたのでしょうか。自分の家と同じお雑煮をみんなが食べていると思ったら大違いです。

楽しみながらご覧ください。

最初は東京です。ニンジン、大根、シイタケ、鶏肉。そう、これこれ、親しみのある具ですね。

 

次は近県の静岡。ニンジンではなくて、白菜やネギなどの葉物が入っています。暖かいところならではでしょうか。

上品でおいしそうです。

 

続いては、大阪のお雑煮。なんと、白味噌です。そして、餅は、丸餅です。

見た目から違いがはっきりしたお雑煮です。

学生時代に四国の友人宅にお邪魔した時も、そういえば白味噌味でした。おいしかった思い出があります。

 

そして富山県。

日本海の幸が頭に浮かびますが、まさにその通り。焼いた魚の身をほぐしてお雑煮に入れています。

いい出汁が出ていそうです。

 

次は秋田県。秋田の名物といえば、「きりたんぽ」。

旅行に行ったときに、焼いて味噌をつけたきりたんぽをおなかいっぱい食べた記憶があります。

そして、お雑煮にももろん・・・入っています!舞茸や比内地鶏も!

 

さらに北上して青森県。

びっくり、そして興味をそそられます。食べてみたい!

なんと、いちご煮。ウニとアワビ入りでした!!!

 

最後に奄美大島。鹿児島県です。

目を引くのは、なんといってもゆで卵。正月のめでたさが表れていますね。

そう考えてみると、ほかの県のお雑煮に入っていないのが不思議なくらいです。

 

狭い日本と言われますが、南北に長いせいか、つくづく郷土色が豊かな国だと思います。

まだまだ行ったことのない県もたくさんあります。

ちょっと旅した気分にさせてくれた家庭科の課題でした。

 

 

 

 

4年生 「川は自然の宝箱」国土交通大臣賞 受賞!

4年生の「総合的な学習の時間」で学んでいる多摩川の学習「川は自然の宝箱」ですが、公益財団法人河川財団の助成金をいただいて活動を進めています。

今年度も、4年生が7月に大師河原(川崎)に行った時のバス代は、この助成金で賄いました。

令和2年度の河川財団・河川基金助成事業学校部門において、活動の内容が認められ、この度「国土交通大臣賞」をいただきました。

国土交通大臣の名前の入ったものすごい立派な賞状が届きました。ありがとうございます。

校長室前の廊下に飾ろうと思います。

子供たちと教員の学びの成果が認められ、うれしいですね。

 

6年生 リモート授業

家庭事情でお休みした先生が、自宅からリモート授業を行ってみました。

前日から、連光寺小ICTチーム(笑)が協力してテストをして、実施が可能そうだとの感触を得ての実行です。

(先生たちの協力はすごいです!)

自宅と教室と、オンラインで授業参加している児童たちをつなげての三元授業です。

教室には、サポート役の教員ももちろん入りました。

互いに声は非常によく聞こえてきます。画像もばっちりです。

オンラインアプリは、ノイズキャンセリング機能があるので、教室内の声もズームマイクのようにきれいに拾うことができます。逆に、ざわざわした喧騒はカットされます。

授業開始の号令から始まりますが、まったくいつもの授業のようです。

 

1時間目は理科でした。

6年生の総まとめの、「生物と地球環境」という単元です。

25年前のある川の様子と、現在の様子の写真を見比べながら、何が違っているのか、なぜそうなったのか、を比べて考えていきます。

画像と音声で、教科書のページを見たり、指示したりしながら説明します。

課題に対するノートへの書き込みは、ロイロノートというアプリを使って、その場で先生に提出します。この提出した記述は、教室の全員が見ることもできます。

 

子供たちの意見をもとにして、画面上での黒板に板書も進めていきます。

画面上の意見だけではなく、挙手してもらって答えてもらうといった、日常の教室の風景そのものもできています。

それを子供たちは、紙のノートに書き写していきます。

 

違いが分かったところで、なぜ環境が改善できたのかをそれぞれが考えていきます。

事前に用意してあった画面上のワークシートに、子供たちが考えを書いていきます。

  

 

途中、遠隔で動画も流しながら、この川に自然環境を取り戻そうと試行錯誤した取り組みを理解していきました。

 

リア充ではないですが、画面上での授業は、思っていたよりはるかにスムーズに行うことができました。

冗談が飛び交う場面もありました。

ライブであるということもありますし、教室の様子も見ることができるといった、双方向の関りができるからこそ可能なのだと思いましたが、子供たちは、大人が思うほど、遠隔授業に違和感を感じていないのかもしれません。

むろん、普段の学級経営がしっかりとしていて、落ち着いた学習環境があるからこそ可能なことです。

 

実験的な取り組みでしたが、高学年であれば、十分、日常の授業と遜色ない授業が可能なのだと感じました。

ICTの進歩に驚きと喜びを感じながら、時代は変わってきていることを実感しました。

もちろん、「基本は対面!」は揺るがない姿勢であることに変わりはありません。

校内研究会

今朝、自宅を出るときはそれほど寒さを感じなかったのですが、空気がすごく乾燥し、それなりの冷え込みだったようです。

朝の大谷戸公園は、芝生が真っ白でとてもきれいでした。

 

小学校では、校内研究というものを行っています。

各学校で教科やテーマを決めて、その指導法を研究し、実践してみて、日々の教育活動に役立てていくのが目的です。

連光寺小学校では、20年間にわたって「生活科・総合的な学習の時間」に取り組んでいます。

本校の特徴的な学習活動、例えば4年生の多摩川や5年生の里山、6年生の再生可能エネルギーなどの学習がそれにあたりますし、このホームページでも何回か紹介しました。

 

今日は、次年度の校内研究に向けて意見交換をして、取り組むべき課題のヒントを得る時間として全教員が集まりました。

その意見交換の一部を紹介します。

世代の近い教員で集まって、グループディスカッションをしました。

コロナ禍で、少人数の話し合いがなかなかできないことは、子供ばかりではなく大人も同じです。

久しぶりに教員同士で意見交換が行えたように感じます。話し合いを切るのが申し訳ないほど、闊達な話し合いとなりました。

 

教育は、普段子供たちに教えている教員が意識せずとも、社会の世相を反映したものになっています。

例えば現在私たちは「環境を美しく」と当たり前のように思っていますが、これは紛れもなく「公害」に端を発した教育の成果ですし、喫煙の状況の変化や禁煙の当たり前感も「健康」に端を発した教育の効果です。

学校だけに限らず、子供たちに向けてということだけでもなく、社会の様子に対応して教育は変化していくものなのです。

 

さて、それでは、現在、またこれから、私たちはどんな思いをもって子供たちの前に立ち、人間形成を支援していけばよいのでしょうか。

まずは社会に生きている教員たちがどんな不安を抱えているのか、グループ内で出してもらいました。

そして、その不安を解消していける人間、勇気を与えていくためには、どんなことを重視していけばよいのかも話ってみました。

その時にグループ内で出た意見を、ホワイトボードに書いてもらいました。

若い世代のグループから順に並べてみました。

それぞれの世代で着眼点が異なっていることがよくわかります。

「自分で考えること」「他者と協力すること」などが共通項になっていくでしょうか。

おぼろげながら次年度の校内研究の方向性が見えてきたように感じました。

 

何より、連小の先生たちのコミュニケーション能力の素晴らしいこと。

話し合っている内容はいたって大真面目なものなのですが、和気あいあい、頷きながら、話し合いが進みました。

ディスカッションする楽しさを久々に味わえた時間でした。

普段同じ空間で仕事をしていますが、こうして改めて思いを共有し、共通理解を深めることは、チーム連光寺に不可欠なことです。

限られた1時間余りの時間でしたが、こういう時間、必要で、大切ですね。

もちろん、子供たちにとっても、です。