学校の様子

　麺切りが終わった班から、麺を大きな鍋のところまで運び、スタッフの方にお渡ししました。​先に入っている具材と今切った麺が、大きな鍋の中で味噌ベースのお出汁とともにじっくりと煮込まれます。​あとは出来上がりを待つだけです。

　いよいよ麺を切ります。​生地を四つ折りにし、幅8mmで均等に切っていきます。スタッフの方によると、この8mmという幅がポイントだそうです！薄いと煮崩れてしまい、太すぎると味が染み込まない、ほうとうにとって最高の太さなのだとか。​子どもたちは、なるべく美味しくなるようにと集中しながら安全に切っています。もう麺職人です。

　いよいよ麺棒を使って伸ばします。子どもたちはみんなで交代しながら、力を込めて大きな塊を広げていきます。目標は厚さ2mmです。あの塊がどんどん薄くなりました。

　いよいよほうとうの麺作りです！​まずは、小麦粉に水を混ぜて、みんなで力を合わせて生地をこねます。最初は粉っぽかった生地も、手のひらと腕の力でだんだんとまとまっていきました。​こねた生地を人数分に切り分け、さらに各自でしっかりと「耳たぶ」くらいの柔らかさになるまで丁寧にこねていきます。その後、再びすべての生地を合体させました。

　子どもたちが切った具材は、スタッフの方に渡され、大きな鍋で煮込んでいただきます。また、調理で出た野菜の皮などは、一カ所に集められました。これらは無駄にせず、畑に返して肥料にするとのことです。自然の恵みを大切にする、すてきな取組を学ぶことができました！

　いよいよ楽しみにしていたほうとう作り、調理開始です！まずは、班ごとに協力して野菜を切る作業に取り掛かりました。​ごぼうは回しながら包丁で丁寧に切っています。​かぼちゃは固くて大変！力を合わせて奮闘中です。​にんじんはピーラーで皮をむいてから包丁で切る、というように手順も確認しながら進めました。​他にも、じゃがいも、玉ねぎ、油揚げなど、具材がどんどん準備されていきます。みんな真剣な表情で包丁を使い、おいしいほうとうを作るために頑張っています！

　高根クラインガルデンに到着し、いよいよほうとう作りがスタート！​はじめの会では、スタッフの方から「自分たちで作ったほうとうをお腹いっぱい食べてください」という温かいお話がありました。みんな、自分たちでイチから作る山梨の郷土料理にワクワクしていました。

　お世話になった多摩市立少年自然の家を出発しました。施設の皆様には、最後まで温かいお見送りをしていただき、ありがとうございました。八ヶ岳での思い出を胸に、学校へ戻ります。卒業してからもこの思い出の地を訪れる機会があるといいですね！

　あっという間の３日間。退所式では、施設の方から、大変嬉しいお褒めの言葉をいただきました！「いろんな学校を見ていますが、西落合小学校の皆さんは、時間を守る等、規律正しく、同じ方向を向いている学校であるという印象を受けました。」と。​6年生一人ひとりが意識して行動した結果です。これからも頑張りましょう。

　合言葉は「来た時よりも美しく」。美化係が中心となり、みんなで協力して、使った場所を中心に朝から気持ちよく清掃を進めています。各自の荷物整理もテキパキと完了。自分たちが使った場所に感謝の気持ちを込めて、きれいにできました。自分で気付いたことを自主的に取り組んでいる子もいます。