6年生のページ

【6年生】この魚はなんでしょう?

6年生のみなさんへ

いきなりですが、問題です。
この魚の名前は何でしょう?
3つの選択肢の中から選んでください。


①マグロ
②カツオ
③サンマ

正解は、下の内容を読めば分かります。


今日から5月がスタートしましたが、今年は、5月5日が、二十四節気の「立夏」です。
暦の上で夏を迎えるこの季節は、木々の緑が濃さを増し、暑ささえ感じられ始めます。
先生も今日の日中は、半袖で過ごしました。自宅で過ごすことが多くなっていることと思いますが、窓を開けて、みなさんも夏を感じてみましょう。

さて、このころの季節感を豊かに歌った俳句に、江戸時代の俳人、山口素堂(そどう)の
「目には青葉山ほととぎす初鰹」
 (めにはあおばやまほととぎすはつがつお)
があります。日本では、季節の初めに食べるものを「初物」と呼んで、珍重してきました。
特に江戸っ子の初物好きは有名で、初鰹には高値がついたそうです。
また、「初物七十五日」といって、初物を食べると75日長生きできるとまで言われています。

ところが最近、水産資源の漁獲量の減少が目につきます。イカ、ウナギ、サクラエビ、シラアス、ニシン、マグロなどです。
減った原因には、成魚や稚魚の乱獲、海流の変化などがありますが、原因不明の場合もたくさんあります。
天然物の減少を補うために、5年生の社会科で学習した様に、魚類の養殖が盛んになっています。
例えば、愛媛県はリアス式海岸という地形を利用して、タイの養殖が盛んですし、マグロやフグの養殖も進められています。
養殖は今後、ますます必要とされ、盛んになっていくことでしょう。
しかし、初物を喜ぶ習慣がすたれていってしまうことは、残念ですね。

ということで、問題の答えは、②のカツオでした。