「見てもらいたいものが…」
4年生の音楽の授業。
「さくら さくら」が題材です。
安藤教諭が、曲の背景を説明します。
「本当にきれい」
「柳小のさくらもきれいだよ」
女の子が思わずつぶやきます。集中している証拠です。
和楽器を使用した「さくら さくら」を流すと
多くの子どもたちが口ずさみます。よい反応です。
感心しながら見ていると、
「ちょっと、見てもらいたいものがあります」
と、担任の長尾教諭から声をかけられました。
『何かあったのかな?』
と、教室に行ってみると…
次の授業の準備がきちんとしてあり、机も整然と並んでいます!
「これは立派だ」
「実は…」
聞いてみると
・教室から出た後、机が乱れているのが気になっていた。
・声をかけてきたが、なかなか改善しなかった。
・それならば、「よい状態」を見せようと考え、整った状態を見せた上で
改めて指導した。
・すると、すぐに子どもたちは反応した。
・感動して、誰かに伝えたくなった、とのこと。
「4年生にとって、大きな一歩だね」
「まだまだなんですけれど…」
と、はにかむ長尾教諭。嬉しかったのでしょうね。
4年生にとっても、担任にとっても
大きな成長の瞬間です。