学校の様子

東京スカイツリーを学ぶ

2学期が始まって1週間が経過しました。私たち教職員も生徒の皆さんと会うことができて嬉しく思います。また、夏休みに経験したこと、聞いたこと、見たことを授業や休み時間の時に共有することができて嬉しく思います。

しかし、2024年8月8日には、宮崎県日向灘で震度6の地震があり、9月のはじめには台風10号が日本列島を縦断し各地で様々な被害がもたらしました。

そこで、1学年では昨日と本日の2日間で、「人の心の痛み」を学習する授業で、「プロジェクトX 東京スカイツリー~天空の大仕事 世界一の電波塔建設に挑む~」を体育館にて視聴しました。

 

動画の中では、東京タワーが周辺の高層ビルによって電波障害を受けるようになったため、新しい電波塔が必要とされスカイツリーが建設されたこと、東京スカイツリーを設計、建設することがいかに難しいミッションであったのかという東京スカイツリー建設の歴史について多くのことを学びました。

 

カリスマ鳶の大きな責任による重圧や、自分のチームの仕事が他に比べて遅れていることに対する大きなプレッシャーがあったことがわかり、彼らたちプロフェッショナル達による覚悟、責任、誇り、痛み、葛藤について多くのことを、学びました。

 さらに、おおぐろの森中学校のマネジメントポリシーの一つである「人の心の痛み」の観点では、2011年3月11日に東日本大震災により甚大な被害があった中、自分たちの危険を顧みず、このスカイツリーを完成させたいという覚悟。さらに、大きな余震が継続する中、自分たちがスカイツリーを完成させるんだ、という決意を感じました。

生徒達は、引き込まれているかのように集中して視聴していました。

動画を見た後、生徒に感想を聞いてみると

「私たちが、何気なくいつも観ているテレビ番組の電波が東京スカイツリーから送られていると知り、驚いた。」

「何かに本気で取り組むことがかっこいい。」

「自分の仕事に責任と誇りを持っているのがすごい。」

「プロフェッショナルでも悩むことがあることがわかった。」

「東日本大震災ではすごい被害があったことを知った。また、そのような危険な状況でも作業を続けて感動した。」

「余震がある中、危険を顧みず自分の仕事をまっとうし続けたことに感動した。」

などの声が上がりました。

これからの授業を通して、1学年目標である、「そうぞう 想像×創造=∞」を掲げながら、人の心の痛みを知り、そうぞう力豊かで多様性が尊重できる人になってほしいと思います。