自立活動の学習 ~特別支援授業~
1月28日(火)に行われた研究授業の様子、第二弾!特別支援学級の授業をお伝えします。
皆さんは日常生活でSNSをどのように、どれくらい利用していますか?
気軽に相手と通話やメッセージを送りあえたり、情報共有ができたり、とても便利なツールですよね!
一方で、顔が見えない分トラブルが起こりやすいツールになる可能性もあります。
どのような発信がトラブルに発展するのだろうか・・・?
ということで、今回は「SNSでよりよいコミュニケーションをとれるようになろう」というシリーズの中から、
『SNSのコミュニケーションを考える』の授業がこぶし学級で展開されました。
授業者は石田先生です。
Teams でチャットやスタンプが送りあえること、知ってるよね?
「今の気分を絵文字で表すと?」
「あなたはどちら派? ------たけのこの里vsきのこの山」
順調に和やかな雰囲気で進んでいきます。
「では、今からゲームのチャット機能を使った場面を想定して先生たちがロールプレイを行います。なぜトラブルになったか考えよう。」
「次はこんなやりとりです。これはなぜトラブルになったのかな。」
トラブルになった原因や、なぜ気持ちが伝わらなかったか、1つ1つの事例を検証していきます。
「自分だったら、どんな言葉を送る?」
本時の目標は、自分事として捉えること。
そして、他者との誤解や認識の違いに気付き、受け取る側の気持ちに配慮したコミュニケーションの仕方について理解を深めることです。
これは、大人でも難しいことです。顔が見えない相手には、尚更、言葉選びや表現方法を考えて対応する必要があります。
授業のまとめ・振り返りでは、
・自分の意思を伝えることが大事。
・相手にとって誤解がないようにしたい。
・信頼が大事。
・相手を思いやることが必要。
・自分にとって安心できることが大切。
生徒それぞれの意見が共有されました。とっても素敵な気付きですね!
自立活動の授業では、学習や生活上の困難を改善・克服するために必要な知識や技能を学んでいきます。
本校の教育目標でもある『自律』に向けて、皆さんもこの機会に、SNSの使い方について振り返ってみませんか。
ご指導いただいた田村指導主事、お忙しい中お越しいただき、ありがとうございました。
今回の研究の成果を活かし、引き続きよりよい授業に繋がるよう日々、研鑽して参ります。