学校の様子

スピーキングとライティングをつなぐICT

時は厳しい暑さが残る9月の上旬にさかのぼります。

夏休みが明けてまもなくというタイミングでしたが、まるで海外にいるかのように英語が聞こえてくる教室がありました。そう!本校英語科の研究授業が行われていたのです!

ICT教育において、おおぐろ中ではこれまで様々な手法を実践してきましたが、今回の研究授業ではどんな活用法が見られるのでしょうか。

扱うトピックは"We need laws for electric device use on the street.(路上で電子機器の使用についての法は必要である)"というもでした。これに対し、生徒たちは賛成や反対の意見を英語で述べることを目標に授業に取り組みます。

難しいトピックに対し、生徒たちはアイデアをどんどん出していきます。ただ、生徒はほとんど筆記用具を持ちません。しばらくすると、「タブレットを使用してWord (Microsoft)を開いて」との指示が!今回はタイピングで入力させるのか…と思いきや!ディクテーション機能を使って、どんどん音声入力をしていきます。

ICTを活用した英語学習の一環として、ディクテーション機能(音声入力)は非常に有用です。音声入力を利用することで、学習者は自分の発音をリアルタイムで確認でき、スピーキング力を効果的に向上させることができます。特に、正しく発音した場合は即座に正確なテキストとして表示されるため、発音の精度を高める練習に最適です。

また、ディクテーション機能は文法や語彙の学習にも役立ちます。音声入力された文章が自動でテキスト化されるため、学習者は自身の言語表現における文法的な誤りに気づきやすく、即座に修正することが可能です。この過程で、正しい言い回しや適切な単語の選択を自然に学習できます。

何よりも、話したことが自動で文字おこしされるのが面白い!私も中学生の時にこんな授業を受けたかったです!

今回の授業は「話すこと」と「書くこと」をICTを使って横断的に指導をする良いモデルになれたのではないでしょうか。