学校の様子

第3回定期テスト ~努力と響き合う3年生~

今週、3年生の第3回定期テストが行われました。
 進路に向けて大きな意味をもつ今回のテスト。教室には、答案用紙に向かう鉛筆の音が響き、真剣な眼差しで取り組む3年生の姿がありました。その表情からは、「この努力を結果につなげたい」という強い意志が感じられました。

 

 初日は3時間目までがテスト。その後の4時間目には自習の時間が設けられました。多くの生徒が気を抜くことなく翌日のテストに備え、問題集に向き合ったり、自分の弱点を確認したりと、集中して学習に励んでいました。受験を目前に控えた3年生らしい姿が印象的でした。

 また、テスト期間中は、1・2年生が廊下や階段での移動を静かに行い、3年生の集中できる環境づくりに協力してくれました。そんな思いやりのある行動が、学校全体をやさしく支えています。

 そして今回のテスト期間には、合唱コンクールへ向けたリハーサルも行われました。前日のリハーサルでは、どのクラスも本番さながらの緊張感の中で歌声を響かせましたが、同時に多くの気づきや課題も見つかりました。テスト勉強の合間にもかかわらず、休み時間や放課後にパートごとで話し合い、改善点を整理しようとする姿があちこちで見られました。「もっと良くしたい」「クラスで最高の合唱をつくりたい」——そんな気持ちが、練習の空気を熱くしていました。

 2日目のテストが終わると、緊張から解放されたかのように、3年生の教室から明るい歌声が響きました。全力でテストに挑んだ後の合唱には、やり切った清々しさと、新たな決意が込められているように感じられました。前日の反省を生かし、クラス全員で高みを目指す姿勢は、まさに3年生そのものです。

 努力を重ねる姿勢と、仲間と心を合わせる力。どちらもこの時期の3年生の大きな魅力です。定期テストを通して磨かれた集中力と粘り強さを、今度は合唱コンクールの舞台で存分に発揮してほしいと思います。頑張れ、3年生!