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学問のすゝめ

 「天は人の上に人を造らず人の下に人を造らず」

 これは福沢諭吉の「学問のすゝめ」の冒頭部分です。「人間は生まれながらに平等であり、貴賤や上下の差別はない」という意味の言葉です。この言葉を聞いた時、違和感がありませんか?

 

「天は人の上に人を造らず人の下に人を造らず」?

生まれながらに平等?

本当に...?世の中、上下関係ってあるような気が...?

生まれた場所って人によって違うし、持ってるもの、お金も違うような...

それに、給料や役職って人によって違うし...

 

 学問のすゝめでも、「広くこの人間世界を見渡すに、かしこき人あり、おろかなる人あり、貧しきもあり、富めるもあり、貴人もあり、下人もあり」と書かれており、人間が一人ひとり違いがあることが述べられています。

 

 それでは、ぜこのような違いが生まれるのでしょうか?

 

 答えは「学ぶと学ばざるとによりてできるものなり」です。

 つまり、学問に励んでいるかどうかが、世の中の違いの要因なのです。勉学に勤しむことで、人と人が助け合い、世に貢献できる心豊かな人格が完成されて行くことでしょう。

 

 おおぐろの森中学校の生徒の皆さん。勉学に励んでいますか?私たちは、皆さんの頑張りを知っています。

 

 心豊かな人生を歩むため、これから先も勉学に励んでいってください。