学校の様子

保健体育科 授業研修Part②

本日、流山市教育委員会 指導課 指導主事 谷口祐樹様をお招きし、3年3・4組男子と1年5・6組女子で授業研修を行いました。

今回は1年5・6組の授業を紹介させていただきます。

1年生では、「バスケットボール」の授業を展開しました。バスケットボールの授業を通して身につけたい技能が、「空間に走り込む」「空間を見つける」といったボールを持たない時の動きになります。そこで、今回の授業では、「パスを受け、シュートへつなげるためには、どのような位置へ動くことが大切だろうか」という学習のねらいを考えながら、取り組みました。

初めに、3対3形式でオフェンスとディフェンスに分かれてパスゲームを行いました。走り込む位置と走り込む前にいるべき位置がサークルとマーカーによって可視化されているので、どこに動けば良いかがわかりやすくなっています。そのため、子どもたちが互いに声をかけ合い、活発に取り組んでいました。

その後、前回の授業の際に撮影した動画の中で、今回の授業のねらいに近い動きをしている場面を1人1人のタブレットで確認し、どのように動けば、ねらいを達成することができるのかをイメージしました。

ねらい達成のために、作戦ボードを活用し、前回の試合の反省と、どんなことを意識して、どのようなフォーメーションで試合に臨むべきかを協力して話し合っていました。チームのためにそれぞれが作戦や戦術を出し合い、チームのために貢献しようとしていました。

話し合った作戦や戦術をもとに、チームごとに練習を確認していました。「もっと早く空いているところに動かないと相手にボールを取られてしまうのではないか」「ボールを持ってない人が、ボールを持っている人の後ろや横に回り込んであげたらいいんじゃないか」など練習中もコミュニケーションを取りながら課題解決に向けて取り組んでいる様子が見られました。

試合では、以前よりもボールを持たない時の動きができるようになっていました。特に、空いているスペースに動こうとしたり、ボールに集まり過ぎないようにしたりするなどの動きが多く試合中で見られるようになりました。

試合後には、チームで今回のねらいがどの程度できたかどうかを話し合いました。反省の中で、「空いているスペースに動くことができた」「ボールに集まらず、広がって試合をすることができた」「ボールを持っている人に近づいて、パスを出しやすいように動いた」など前向きな意見が多く出ていました。

谷口指導主事からも、「子どもたちがタブレットを使いこなして授業を行っているのが良かった」「ねらいを達成するために、お互いに意見を出し合い、それを試合で実践しようとする姿が多く見られた」などのお言葉をいただきました。谷口指導主事、本日は誠にありがとうございました。